平成19年7月1日(日)第14763号

◆全県◆
就任1年、自己採点で60点
新幹線新駅「地元のため早く結論」
=嘉田知事=

◆東近江・東近江市◆
半田付け技術で起死回生
企業秘密をDVDで販売
=大萩町のノセ精機=


◆東近江・東近江市◆
笑って元気「友愛のつどい」
=ひとり暮らしのお年寄りら招待=


◆東近江・東近江市◆
農村の景観を守ろう!
東近江市 羽田西まるごと保全隊
田んぼの傾斜面に花植える
=世代を超えた地域住民活動=


◆東近江・近江八幡市◆
JRと本格協議へ
篠原駅周辺都市基盤整備推進協議会総会
まちづくり協議会で周辺整備協議
=補助金活用、利用促進啓発なども=


◆東近江・近江八幡市◆
全国金魚すくい大会予選兼ね
近江八幡大会の出場者募集
=7月15日 八幡堀の新町浜で=


就任1年、自己採点で60点

新幹線新駅「地元のため早く結論」

=嘉田知事=


◆全県◆

  嘉田由紀子知事はこのほど開いた記者会見で、昨年七月からの就任以来、この一年の県政運営を振り返って、六十点と自己採点した。

 知事は、マニフェストで「新幹線新駅の凍結」、「ダム建設(丹生、大戸川、永源寺第二、芹谷、北川第一・二)の凍結」、「旧志賀町における焼却施設建設計画の凍結」、「RD処分場の違法投棄物の行政代執行を含めた強制的な除去処分」を打ち出している。

 新幹線新駅については「結論を十月末まで出すとしている。不安を抱える地元のため、早く結論を出したい」と意欲を示した。

 凍結を掲げた六ダムのうち、丹生と芹谷、北川第一(工事中断)は事業継続へ方針転換している。「ダム事業のある河川は一定の考えを出しているが、今後、地元の意見を聞いて会議を重ねたい」と対話を重視するとした。

 廃棄物行政については、旧志賀町の焼却施設建設計画の凍結を達成。さらに、ゴミを出さない資源循環型社会づくりの必要性も提言した。

 RD問題に関しては「県対策委員会で効果的合理的な方法を検討している。違法なゴミを排出した事業者は厳しく追及する。早期解決できるよう取り組む」と現状を説明した。

 なお、マニフェストの達成成果については、第三者機関が八月に評価するとしている。


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半田付け技術で起死回生

企業秘密をDVDで販売

=大萩町のノセ精機=



▲顕微鏡を使う極微な半田付け作業
◆東近江・東近江市◆

 一時は、事業を止めるまでに追い込まれた東近江市内の中小企業が、独自に育んだ半田付け技術を解説したDVDを制作販売することで復活の糸口をつかみ、高度な半田付け技術が要求される電機部品メーカーからの引き合いや学校などの教育機関から反響を呼んでいる。

 この会社は、今年で創業三十年を迎える同市大萩町の株式会社・ノセ精機(代表取締役・野瀬昌治、従業員20人)。今から十年近く前、大手電子部品メーカーの協力工場で経営を立てていた同社は、取引会社の生産拠点が相次いで中国に移していく存亡の危機に見舞われた。メーカーから持ち込まれる部品の組立作業が中心だった同社には、新規事業を開拓していく経営体力に乏しく、会社を閉める決断までに追い込まれた。

 なんとか生き残り策を模索する中、下請け作業で培った半田付け技術に着目。電子部品業界だけでなく他業種の製品にも半田付け技術が随所に使われており、万一、不良があると、電子回路が正常に動かなくなるばかりか、製品からの発火や人命を奪う重大な事故につながり、企業の製造責任が大きく問われ始める前だった。

 三年前、自ら半田付け職人と呼ぶ野瀬社長(40)が、こうした事故が起こらないよう、今も手作業で行われている半田付け作業の重要性や正しい作業手順を自ら手本を示すビデオ映像に詳しい解説を加えたDVD「ハンダ付け講座・基礎知識講義編」を制作。インターネットのホームページで販売したところ、給湯器の半田付け問題で人が亡くなる事件などの社会的背景も重なり、予想以上の反響が寄せられた。

 「これは行ける」と確信した野瀬社長は、技術的な解説が中心だった初版に続いて第二作「半田付け講座・技術編」を作成し、環境対策として業界の主流になりつつある鉛成分が含まれない新しい半田付け技術の基本や極微なチップ部品を取り付けるテクニックを収録。続いて電子部品の組立などの愛好家を対象にした「はんだ付け講座・初級編」を出版。この五月に発売した四作目には、特殊なコネクターやケーブルへの半田付け技術を解説した「鉛フリー特別編」を加えた。さらに妻の一美さんがナレーションする英語版も含め、二年間で五本のDVDを作った。さらに、半田付け技術を網羅した技術解説書を野瀬社長自らが執筆中という。

▲半田付け技術の最新版DVD「はんだ付け講座」
 これまで解説書すらなかった半田付けの本格的な技術やミスしやすい作業を分かりやすく指導、解説したDVDに大手電気メーカーや教育関係機関が注目、一本一万六千円という価格にも関わらず、注文が相次ぎ、中には野瀬社長が講師として呼ばれることもある。また、DVDを観て、全国から高度な技術力を求められる仕事も増えた。

 野瀬社長は「会社が傾いたときは、技術を売るしかないと考えました。半田付けは見よう見まねで覚えられると思われていますが、正確な技術の習得がないと、不良品が生まれます。正しい技術が伝わり、消費者が安全に使える製品づくりにつながればうれしく思います」と話している。

 自ら育てた企業秘密の技術をあえて商品化することで会社は立ち直った。「大事に堅守していることよりも、何かに活かすことへの発想の転換がよかったのではないでしょうか」と話す野瀬社長。最近、中国に進出した日本企業から「中国語版をつくってほしい」という引き合いが相次いでいることから翻訳版の制作も進めている。中国に持って行かれた仕事で培った半田付け技術を中国に輸出する好機が訪れた。

記 者 の 目

 受注の仕事が中国に移り、取引がなくなったときは一番苦しい時だった。会社の存亡をかけて長年培った半田付け技術を公開、販売することに創業者でもある先代社長は反対したが「うちが得意とするものを世に問う」と野瀬社長は決断した。その再建策は、近年相次いだ電気製品の不良事故に半田付け技術の重要性が再認識されるチャンスを背景に当たりつつある。改造を加えたガス給湯器の死亡事故が相次いで発覚し、半田付けに注目が集まった時は、ラジオ番組から専門企業としてのコメントを求められた。
 野瀬社長は、DVDが売れ出したのはインターネットの存在が大きいという。本業の高い専門技術と情報発信の手法が会社を救った。

(畑 多喜男)


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笑って元気「友愛のつどい」

=ひとり暮らしのお年寄りら招待=


▲多彩な催しや交流を楽しむお年寄りら
◆東近江・東近江市◆

 ひとり暮らしのお年寄りと県立軽費老人ホーム・きぬがさ荘(東近江市五個荘川並町)の入所者らを招いた「在宅ひとりぐらし高齢者・きぬがさ荘 交流友愛のつどい」(同市社協、同社協五個荘支所、民生児童委員ら共催)がこのほど、五個荘竜田町のてんびんの里文化センターで開かれた。

 少子高齢社会とともに核家族化が進み、五個荘地区においても七十歳以上の在宅独居者が百五十人を数えている。交流会は、高齢者の生きがいや健康づくりを推進し、明るい長寿社会の実現を目指すもので、旧五個荘町社会福祉協議会が昭和五十四年から開き、合併後は、同市社協五個荘支所が引き継いだ。

 この日は約九十五人が参加し、「元気にしてたか」などと声を掛け合いながら、保健士による血圧測定、健康相談などで体調をチェック。

 “楽しい刺激は元気・若さの元”と、江州音頭二代目家元桜川昇龍さんの座敷音頭を身体いっぱいに楽しんだほか、きぬがさ荘の各クラブや民生児童委員らによる踊りや詩吟、合唱などが披露され、歓談の一時を過ごしていた。


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農村の景観を守ろう!

東近江市 羽田西まるごと保全隊

田んぼの傾斜面に花植える
=世代を超えた地域住民活動=


▲田んぼの傾斜面に花を植える環境保全隊員
◆東近江・東近江市◆

 集落内の豊かな生態系や心なごむ田園景観を守り育てようと、東近江市上羽田西自治会(川原一三会長、五十戸)の環境保全部会(南吉裕会長)は、雨の降りしきる先週の日曜日に、子供から高齢者まで一緒になって、田んぼの傾斜面に花(ヒメイワダレソウ)を植えた。

 同集落は、国の農地・水・環境保全向上対策に沿って、東近江らしい「世代をつなぐ農村まるごと保全向上」ヘの協定を同市と結び、環境部会が中心となって「羽田西まるごと保全隊」(隊長・南会長)を立ち上げ、農村環境向上活動に取り組むことにした。

 この日は、午前九時に子供会、老人会、地区住民ら五十五人が西方集落センターに集まり、作業内容の説明を受けた後、集落北側の農道(玉の川橋付近)の活動場所に移動し、田んぼの傾斜面(のり面)百七十メートルにヒメイワダレソウの花を植え、周辺のごみ拾いも同時に行った。

 保全隊は今後五年間、集落内の農村を住民一体となってまるごと保全し、子供から高齢者まで生き生きと暮らす農村をつくろうと、田園景観の形成に向け花の植栽などを続けていく。


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JRと本格協議へ

篠原駅周辺都市基盤整備推進協議会総会
まちづくり協議会で周辺整備協議
=補助金活用、利用促進啓発なども=



◆東近江・近江八幡市◆

 JR篠原駅と周辺の整備について、近江八幡、野洲、竜王の二市一町で協議する「篠原駅周辺都市基盤整備推進協議会」(会長・冨士谷英正近江八幡市長)の平成十九年度総会がこのほど近江八幡市文化会館で開かれ、二十二年着工に向けた取り組みなどが協議された。

 同協議会は、関係二市一町の首長、議会代表議員各二人で構成。総会には、関係部課長、地元県議、関係振興局長らも幹事、顧問、参事として出席した。

 昨年度は、駅舎とその周辺の交通バリアフリー基本構想を地域住民や関係者などと協議して策定したほか、篠原駅舎周辺整備構想と駅舎改築工事基本設計に着手し、駅南北を結ぶ自由通路と橋上駅舎化による駅改築、変電所移設などにより駅南側(竜王町方面)からの利便性に配慮した駅南口広場新設とアクセス道路整備、交通渋滞緩和のための駅北口広場改修、誰もが利用しやすい駅にするための駅舎だけでなく周辺道路のバリアフリー化など、事業の全体像が具体的なものとなった。

 これを受けて今年度は、周辺整備構想と計画の策定を固めJR西日本との協議へ移行、土地取得など地元との定期的協議開催、ピーク時の七千人あまりから平成十七年には五千人程度に落ち込んだ利用客減少にストップをかけるための啓発活動、関係市町・関係諸団体との連絡調整強化とこれまで年一回だった総会の随時開催を行う。また、まちづくり協議会を立ち上げたうえで土地再生整備計画を策定して国土交通省のまちづくり交付金や交通結節点改善事業補助金などの活用に向けて取り組む。総事業費四十億円弱のうち交付金・補助金を四割程度見込んでいる。変電所移設などについては、JRの負担も求めていくことにしている。

 今年度から詳細設計の打ち合わせに入り、来年以降はアクセス道路の設計、変電所の取り扱い決定を経て、平成二十二年着工をめざす。


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全国金魚すくい大会予選兼ね

近江八幡大会の出場者募集

=7月15日 八幡堀の新町浜で=


▲昨年の大会の模様
◆東近江・近江八幡市◆

 夏の恒例行事となった「全国金魚すくい大会予選・近江八幡大会」(
NPO法人秀次倶楽部・喜兵衛塾主催、近江八幡観光物産協会後援)が、七月十五日に八幡堀の新町浜で午後三時半から開催される。

 競技は、制限時間の三分間に、一枚のポイを破ることなく何匹すくえるかを競う。各部上位二人は、奈良県大和郡山市で開催される全国大会に出場。成績上位者には賞品もある。

 また、大会終了後の午後五時十分からは、小学生未満の子どもたちや予選大会に出場しなかった人を対象にした金魚すくい(二回百円)も開かれる。

 募集人数は、大人の部五十人、子供の部(小中学生)百人。参加無料。予選大会の出場申し込みは、往復はがき(一人に一枚)に、氏名、住所、電話番号、年齢、「大人の部」「子供の部」のいずれかを明記し、NPO法人秀次倶楽部(〒523―0892 近江八幡市出町一三一 天八シガ一階)まで。応募締め切りは七月六日。応募者多数の場合は抽選を行う。問い合わせは、同事務局(TEL0748―32―1985)まで。


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