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43年の歴史に幕
田園の自然環境を守ろう
桑でふるさと興し第2弾!
現役教師が提唱「大好きプログラム」
◆東近江・東近江市◆
能登川町有線放送農業協同組合連合会の「解散記念式典」が先月三十日、生中継放送で東近江市やわらぎホール(躰光寺町)で行われ、多くの住民に惜しまれながら四十三年の歴史に幕を閉じた。
同有線放送は、昭和四十年四月二十五日、当時の能登川町内の六つの農協(栗見・福堂・伊庭・能登川・五峰・東能登川)が農村地域の生活水準向上のために、行政の広報媒体機関として設立された局で、同年十月から二千五百四十一戸(加入率八〇%)の加入でスタートした。
特に、六歳児の「お誕生日おめでとう」や、小・中学生の作文で綴る「子どもの目」、学校の先生たちによる「子育てシリーズ」は二十~三十年続く長寿番組として支持され、放送収録の百話をまとめた冊子「子育て親育て」は第六巻まで発刊することができた。
このように、通信・放送の双方機能を生かした密着型放送局として、各種情報の伝達に大きな役割を果たしてきた能登川町有線だが、平成十八年一月、能登川町と東近江市が合併し、市の情報通信基盤の是正や市民共通の情報通信手段としてケーブルネットワーク事業が導入されたことを受け、同連合会では、七月三十一日をもって業務を終了し、東近江ケーブルネットワークへバトンタッチすることを決断した。
式典では、放送振興に貢献した元役員や現職員など合わせて十八人に、中村功一市長が感謝状を手渡したほか、「地域情報とコミュニティーの拠点として、今日までまちづくりに寄与してこられた有線放送。あらためて、役員や職員のご尽力に敬意を表します」との言葉を贈り、一人ひとりと握手を交わしたほか、「地域住民に愛されてきた有線をケーブルテレビにつなげ、いち早い情報の共有化と業務の円滑化に取り組みます」と誓った。
このあと、小中学生や放送番組に携わった計七人による思い出作文が発表され、感極まった現職員の涙のなか、会場から大きな拍手が贈られた。
最後に、塚本進代表理事会長から中村市長に、有線放送電話業務の許可状が返納された。
なお、七月三十一日の業務終了後は、来年三月末まで清算組合として電柱・外線・宅内設備の撤去工事が行われる。
▲出来あがった看板を囲む子どもたち
東近江市中戸町の子どもたちが一日、川辺の環境保全を呼びかける看板を集落の近くを流れる和田川沿いに建てた。
自治会が今年から取組をスタートさせた「農地・水環境保全向上対策事業」の一環として子供会に参加を呼びかけ、業者に製作を依頼した横一メートル高さ八○センチの看板に子ども達がホタルの絵を貼り付けて仕上げた。
和田川には、ホタルが生息する自然環境が残っており、こうした田園の水環境をみんなで大切にしていこうとこの日、集落あげて取り組まれた美化活動に合わせ、二カ所に建てた。
▲クヌギの葉を食べ、スクスクと育つ天蚕
糖尿病予防に効果が注目される“桑”そんな桑の葉を粉末&錠剤にした健康食品「永源寺ミドリン」を完成させた東近江市永源寺高野町の農業生産法人「永源寺マルベリー」(吉澤克美代表取締役)が、天蚕(てんさん)飼育を始め、繭玉を使った化粧品開発に乗り出した。
マルベリーは、旧永源寺町時代の町長の諮問機関「NPO法人町づくり審議委員会」が、ふるさと興しとして平成十六年、近代養蚕を目的にスタートさせた農業生産法人で、桑の葉に含まれるDNJ(デオキシノジリマイシン)に注目した京都工芸繊維大学と京都府立大学、府立医科大学、信州大学、関西医大病理研究室、京都市ベンチャービジネスクラブらとタイアップし、この二年間に二ヘクタール、約一万五千本の桑を植裁。桑の葉を粉末にした成人病予防の健康食品「永源寺ミドリン」を完成させ、通信販売で全国展開するほか、八日市駅前のショッピングプラザ・アピア一階にあるベーカリーショップ「クルトン」で、この桑の葉を練り込んだ焼きたて食パンを置き、健康志向の若者や主婦層に人気を得ている。
今回、新たに取り組む天蚕飼育は、「繊維のダイヤモンド」と言われる日本原産のカイコガ「天蚕」の繭から抽出されるシルクタンパク質を用いて、化粧水や洗顔料、日焼け止めクリームなどの基礎化粧品開発につなげるもので、ミドリンを協同開発した(株)シルク工芸の野村忠敬顧問薬学博士が現在、天蚕繭のデーター分析と研究を行っている。
天蚕は、クヌギやナラの葉を食べて育つ野性の蚕で、エメラルドグリーンの繭からとれる絹は一着三百万円以上の高級和装に使われるなど希少価値が高く、優雅な光沢や滑らかさ、通気性、吸湿性に優れている。
その主成分となるのがフィブロイン、人体を形成する十八種類のアミノ酸を含み、人間の皮膚とほぼ同じ組成からなるという。
野村博士は「肌への刺激が少なく保湿力が高い。また、ヒアルロン酸やペプチドがシワを防ぎ、紫外線をカットするタンニンも含まれるなど、自然の恵みをいただく人に優しい化粧品として期待が高い。あとは、天蚕繭のエメラルドグリーンを残すため、セリシンの精錬方法を研究したい」と意欲を見せる。
現在、飼育場には約三百匹の幼虫が圧巻の食欲でクヌギの葉を食べており、山つけ(卵を木に付ける作業)から一カ月で約十センチにまで成長した。二週間後には繭になるといい、製薬会社の二社が興味を示している。
マルベリーでは「永源寺を代表する政所茶や永源寺こんにゃくと並ぶ特産品にしたい」と意気込み、子どもたちの見学会にも協力。賑わいのあるまちづくりへコミュニティビジネスの創出を目指している。
問い合わせは永源寺マルベリー(0748―27―0772)。
(飯田香織)
▲岩堀教諭のアドバイスを参考に持参した写真などをファイルにとじる参加者ら(今年1月、必佐公民館で開かれたワークショップ)
福井県越前市立服間小学校の岩堀美雪教諭が、全国各地を駆け回り紹介しているパーソナルポートフォリオ“大好きプログラム”―。今年一月に岩堀教諭のワークショップに参加した母親らが“滋賀大好き隊☆みのりんぐ”を結成し、一人でも多くの人に知ってもらいたいと、八月四、五日に研修会「岩堀先生の大好きプログラムinしが~つたえる・つながる・つうじあう こころの宝もの、一緒に見つけてみませんか~」を日野町町民会館わたむきホール虹で開く。現在、参加者を募集している。
教諭歴二十三年の岩堀さんが、「通知表では表しきれない人間性や可能性に気付かせ、子どもたちに自信をつけさせたい」と、担当するクラスでパーソナルポートフォリオを始めたのは約六年前。鈴木敏恵さんが推奨するポートフォリオ(紙ばさみとの意味合いから転じ、目的を持ってとじ残しておく大切な物を指す)と出会ったのがきっかけだという。
児童は、“自分のことを大好きになろう”など共通目標を掲げ、手渡されたクリアファイルに作文や絵、賞状、テスト、写真、お気に入りの品を自由に綴じていく。
自分そして仲間の長所・成長した点も書き込み、保護者はわが子の長所に目を向ける。ファイルに詰まった言葉や宝物を見返せば、今まで気付かなかったありのままの自分の良さが再発見できるという仕組み。
岩堀さんは「褒めるだけでなく認めることで、子どもの心が落ち着き、やる気が生まれる。心が満たされれば他人を攻撃しなくなり、いじめも減るのではないか」と指摘する。
自信を回復すべきは、子どもだけでなく大人も同じ。子育てへの漠然とした不安や親としての戸惑いを抱える母親ら九人が、今年一月、日野町の必佐公民館に岩堀さんを招き、大好きプログラムを学んだ。
実ると輪(和)を融合させた“みのりんぐ”という共通の表題を付け、各家庭で自己を肯定する教育実践法を続けるうち、家族に対する接し方の変化を感じるようになったという。
滋賀大好き隊☆みのりんぐは「心の変化がもたらす行動の変化であるため、目に見える明確な数値・結果では表しにくいが、自己肯定感の必要性とプラス思考で行動する重要性を知ることで、親にも子どもにも何らかの変化が生まれる」と実感、暗黒な時代にこそ大好きプログラムに出会ってほしいとの思いから研修会を企画した。
初日の八月四日は、午前中に岩堀さんが実例を挙げながらパーソナルポートフォリオの効果などを語る「講演会」が催され、午後から希望者のみ参加の座談会が開かれる。
翌五日(午前九時半~午後四時の予定)は、岩堀さんの生徒になったつもりで、参加者が大好きプログラムを実践する。
定員は、四日が五十人程度、五日が先着三十人。両日とも託児サービスあり。
参加希望者は、住所・氏名・参加希望日・昼食また託児の有無を明記し、ファックスまたはEメールで申し込む。申し込み締め切りは二十九日。応募および参加費など詳しくは、滋賀大好き隊☆みのりんぐ(FAX0748―53―0379、Eメールminoring07@yahoo.co.jp)へ。






