平成19年7月8日(日)第14769号

◆大津・大津市◆
円山応挙筆
『寒山拾得図』屏風と復元模写展

◆甲賀・湖南市◆
ベトナム・ツーヅー病院平和村
等身大の子どもら紹介
=東茂子さん、湖南市で写真展=


◆東近江・東近江市◆
初のお出かけイベント
たねっこ『小さな小さな旅行』
サロンのお年寄り大喜び
懐かしの写真で回想
=オオサンショウウオも見学=


◆東近江・東近江市◆
源流の自然を満喫
=鈴鹿やまなみウォーク=


◆東近江・近江八幡市◆
企業トップが直接指導
県立八幡工業高校2年生
アントレプレナーシップ講話で
=職業観や求められる人材など学ぶ=


円山応挙筆

『寒山拾得図』屏風と復元模写展


▲円山応挙の“寒山捨得図”
◆大津・大津市◆

 成安造形大学附属芸術文化交流センター(大津市)は九〜十四日まで、『円山応挙筆「寒山拾得図」屏風と復元模写』展を開催する。

 同展は、円山応挙(一七三三〜一七九五年)が、その作風を確立しつつあった三十七歳の時に描いたもの。しかし、円山応挙ののちの時代に加筆された部分が見受けられるほか、現状は痛みもあることなどから、元の表現に近い姿に戻すために、同学で日本画を学んでいる学生達が復元模写を制作した。今回、この復元模写の完成を記念して、同展覧会を開催するもの。

 円山応挙は、それまでの日本画にない写実的な作風を打ち立てて一派をなした画家として有名。屏風に描かれている寒山と拾得は、ともに中国唐時代に天台山国清寺付近にいたとされる伝説上の人物。身なりや行動がはなはだ奇矯で、禅宗ではそれを「脱俗者」、「悟道者」とみなして深く尊崇し、水墨画の好画題となった。入場無料。問い合わせは、同大学附属芸術文化交流センター(電話077ー574ー2118)まで。


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ベトナム・ツーヅー病院平和村

等身大の子どもら紹介

=東茂子さん、湖南市で写真展=


▲ベト君と遊ぶリンちゃん(左)
◆甲賀・湖南市◆

 米軍枯葉剤の影響と考えられる先天性障がいをもつ子どもらの共同生活施設「ツーヅー病院・平和村」が、ベトナム・ホー・チミン市にある。栗東市在住のアマチュアカメラマンの東茂子さん(49歳)は、二年前から子どもらの表情を撮り続け、このほど念願の県内写真展にこぎつけた。

 湖南市立甲西図書館(〜八日)で展示されている作品は、重いハンディキャップを持ちながらも、はじけた笑顔や、気持ちよさそうな寝顔などにあふれ、作品からは暗さが伺えない。

▲東さん
 「この手の写真展は悲しい表現が多かった。それも大事だが、ボランティアスタッフとして施設にかかわるうち、やんちゃで明るい等身大の子どもらの姿を伝えたいと思った」とにっこり。

 十一年前、観光で同国を訪れてから、気質や風土を気に入り、年一回のペースで訪問するほど惚れ込んだ。二〇〇〇年からはツーヅー平和村を見学するNPOのツアーに参加、二年前から短期ボランティアとして関わる。

 作品に登場する、両腕がないリンちゃんは、今年五月末から六月初めにかけて来日し、足を使って書道に挑戦するなど、日本文化を体験した。写真は、施設で療養中のベト君と戯れているところ。

 東さんは「ベトナム戦争が終わって三十年以上たつ今もなお、枯れ葉剤の影響が子どもに残っている、それでもたくましく生きる姿を知ってほしい」と紹介する。続く作品展を、近江八幡市立図書館で11〜24日に開く。


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初のお出かけイベント

たねっこ『小さな小さな旅行』

サロンのお年寄り大喜び
懐かしの写真で回想
=オオサンショウウオも見学=



▲サロンたねっこのイベント「小さな小さな旅行」。懐かしの風景に思い出話が花咲くお年寄りら
◆東近江・東近江市◆

 七十五歳以上のお年寄りを対象にした東近江市種町の人気サロン「たねっこ」が四日に催され、初の町外お出かけイベント『小さな小さな旅行』を楽しんだ。

 「たねっこ」は、いつまでも元気で若々しく、楽しい健康長寿を目指そうと、同町自治会が平成十三年に設立したお年寄り専用の交流サロンで、年に六回、地域の草の根ハウスで演劇や合唱、ゲーム、食事会などを開き、楽しんでいる。

 今回は、能登川地区の各施設や公園へと繰り出し、能登川の歴史を探訪してみよう―と、同町自治会や婦人会、地域ボランティア、民生児童委員のほか、地元の料理店もマイクロバスを無料貸し出しするなど一致協力し、初の町外お出かけイベントを計画。“小さな小さな旅行”と銘打って、参加の五十人がこの日を心待ちにしていた。

 行き先は、同市山路町の能登川博物館と、伊庭町に広がる能登川水車とカヌーランド。

 同館では、この日のためにスライドを準備し、お年寄りらの歩み(七十五年)と旧能登川町(六十四年)の歴史を振り返る「ぐるーり能登川、水車のまち」を上映した。熱心に見つめていたお年寄りたちは、蒸気機関車が走る能登川駅や三輪の消防車、干拓前の伊庭の風景が映し出されると、「懐かしいなー」などと盛り上がり、それぞれの思い出を楽しく語らいだ。

 このあと、展示中の「謎の近江上布に迫る」や、伊庭町で見つかり保護している国の特別天然記念物・オオサンショウウオを熱心に見学した。


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源流の自然を満喫

=鈴鹿やまなみウォーク=


◆東近江・東近江市◆

 国道421号沿いに木地師発祥の地を歩く「R421鈴鹿やまなみウォーク」がこのほど、東近江市杠葉尾町で開かれ、市内外から参加した約二百人が豊かな緑と清流のまちを散策した。

 国道421号は、三重県桑名市から近江八幡市の国道8号までを結ぶ延長七十キロの主要幹線道路で、古くから「八風街道」と呼ばれて近江商人や伊勢商人による交流が図られてきた。道中には、人々ののどを潤す名水「京の水」や、エメラルドグリーンの清流が見られ、標高六百メートル超の山々が峰を連ねる。

 このため道幅は狭く、急勾配・急カーブの連続で大型車の通行が規制され、積雪時は通行止めを余儀なくされる状況にあり、現在、三重県いなべ市と東近江市を結ぶ石榑峠トンネル工事が進められている。

 今回は、多賀町方面へとコースを変え、木地師発祥の地・奥永源寺(箕川、蛭谷、君ヶ畑)の自然と歴史を散策する往復十五キロに挑戦。小鳥のさえずりや山アジサイを愛でながら歩いていった。

 また、途中の蛭谷町では、地域住民から冷たいお茶とお菓子のサービスがあり、「自然の中を歩くと心が落ち着きますね」と交流を楽しんだ。


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企業トップが直接指導

県立八幡工業高校2年生
アントレプレナーシップ講話で
=職業観や求められる人材など学ぶ=


▲企業トップから話を聞く生徒
◆東近江・近江八幡市◆

 県立八幡工業高校(近江八幡市西庄町 平野勝美校長)でこのほど、地域の製造関係企業のトップが講師となって、高校生に職業や企業、求められる人材などについて直接指導する「アントレプレナーシップ講話」が、二年生二百三十八人を対象に行われた。

 日頃から同校と教育や交流を通じて深く関わっている近江八幡商工会議所八幡工業クラブ(犬井忠彦会長)が、やがて社会に出て活躍が期待される生徒たちに、チャレンジ精神や創造性をもち、リーダーシップや責任感といった資質や能力などを兼ね備えた人材になってもらおうと、学校の要請を受け、協力。社長や工場長など地元企業のトップ六人が講師を務めた。

 講話は五時間目の授業時間を使って、機械・電気・情報電子・建築・環境化学・総合技術の各教室で、「若者に期待すること 産業界で求められている人材について」をテーマに行われた。

 熱心に耳を傾けていた生徒からは「どんな人を採用しますか」などの質問も飛び出し、講師は「積極的に経営参加できる人」などと答えるとともに、「県の経済を引っぱていける人材に」と激励の言葉を付け加えた。

 引き続いて開かれた教職員との懇談会では、講話の感想や生徒の反応などが報告されたほか、派遣社員や、「正社員になりたくない」若者、“ものづくり”を格好わるいと思う若者が多く、仕事のことを十分理解しないままとりあえずの就職が離職につながっているなど、職場の現状が指摘され、ものづくりを理解し、ものづくりの好きな人材を求める声が相次いだ。

 学校側からは、インターンシップの充実や共同開発など、学校と企業の連携強化を求める意見が出され、三日に文部科学省と経済産業省の共同事業「ものづくり人材育成のための専門学校・地域産業連携事業(工業高校実践教育導入事業)」に採択された県の「クラフトマン21事業」についての協力要請が行われた。

 「クラフトマン21事業」には、長期インターンシップ、教員の企業での高度技術習得、共同研究、企業技術者の訪問直接指導などが盛り込まれている。


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