平成19年7月9日(月)

◆甲賀・甲賀市◆
ミホ・ミュージアムで特別展
=古代の「ほほえみ」一堂に=

◆東近江・東近江市◆
東近江で活躍する作家展
第4弾は「日本画・水墨画」
=近江商人博物館で開催中=


◆東近江・東近江市◆
並んだ竹細工の技と趣
谷さん(市辺町)の作品展
=八日市図書館で15日まで=


◆東近江・東近江市◆
歯に悩む前のホームブック
最新療法「むし歯・歯周病」
歯を失くしてからでは遅い
=一生自分の歯でかみたい人へ=


◆東近江・東近江市◆
小児虐待の実情と対応
防止へ慎重な診察と連携
第10回 市民公開講座
=国立滋賀病院=


ミホ・ミュージアムで特別展

=古代の「ほほえみ」一堂に=


▲青年像頭部(ギリシャ、前6世紀、大理石)
◆甲賀・甲賀市◆

 ミホ・ミュージアム(甲賀市信楽町)は、微笑を浮かべた世界各地の古代の石像、木像など百十点を一堂に集めた特別展「いにしえのほほえみ〜地中海から東アジア、日本まで」を十四日から開催する。会期は八月十九日まで。

 二千五百〜二千六百年前、ギリシャで製作された人物像や神像で「ほほえみ」が出現した。無表情だった彫刻に生命が与えられたのと同時に、恵み深い神々とその恩ちょうにあずかる人間を表現したものといわれている。

 ギリシアの青年像頭部(紀元前六世紀後期ごろ)=写真=は、この頃よくつくられたディオスクーロイ(ゼウスの息子)を題材にした騎馬像の一部とされる。騎馬は貴族の徳と勇猛さの象徴であり、このような神々の寵愛と栄光を受けた青年の表情には満たされた微笑みが感じられる。

 入場は大人千円、高大生八百円、小中生三百円。問い合わせは、同ミュージアム(0748-82-3411)まで。


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東近江で活躍する作家展

第4弾は「日本画・水墨画」

=近江商人博物館で開催中=


▲近江商人博物館で始まった「東近江で活躍する作家たち4」
◆東近江・東近江市◆

 東近江の芸術を愛する会(小嶋太郎代表)主催によるシリーズ第四弾「東近江で活躍する作家たち―日本画・水墨画展―」(滋賀報知新聞社など後援)が、同市五個荘竜田町の近江商人博物館で開かれている。十六日まで。

 平成十七年の東近江市の誕生とともに発足した市内各地で活躍する作家たちの会が、「日常の中にアートを」「表現活動のたまごを育てたい」という思いのもと、各地区の身近な施設で作品展を開くほか、学校ミニギャラリーの開設など精力的に活動を続けている。

 第四弾の今回は、同会のメンバーと呼び掛けに賛同した作家十一人による「日本画と水墨画」の作品展で、県展や中央展にも出品した五〇号から二〇〇号までの大作十一点と、小さな作品二十点が展示されている。

 また、それぞれの作品に懸ける思いやテーマ、創作の楽しさを伝えるコメントが添えられ、作家たちの日常の一端が垣間見える親近感ある会場となっている。

 同展に寄せて、愛する会では「日本画と水墨画が一緒に展示されるのはたいへん珍しく、それぞれの魅力を感じていただける絶好の機会だと思います。また、地元ではなかなか鑑賞できない作家の代表作もあり、ぜひ、地元の人々に見てほしい」と話している。

 入場無料。常設展は大人二百円、小中学生百円。月曜休館。問い合わせは同博物館(0748―48―7101)へ。

 出展者は次のみなさん(敬称略)

 今村市良▽垣見真由美▽坂田吉蔵▽富田彦一▽縄田美夏▽野中健二▽日下山清彦▽平田豊▽平柳美恵子▽藤井靖子▽紅谷和子


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並んだ竹細工の技と趣

谷さん(市辺町)の作品展

=八日市図書館で15日まで=


▲八日市図書館で開かれている竹細工展と谷さん
◆東近江・東近江市◆

 八日市図書館二階ギャラリーで竹細工の工芸品展が開かれている。十五日まで。東近江市市辺町の谷喜助さん(77)が、コツコツ作った自信作を出展しているもので、昔、バッグ代わりに使われた手提篭(てさげかご)や野菜などを洗ったりする際に使われたあげ篭、行商に使われた御用篭などの懐かしいものや花瓶を入れる花瓶入れ、飾り物を中心にした工芸品のほか、行灯(あんどん)の照明器具など新しい作品、合わせて一三○点余りを並べている。

 市辺町には戦後しばらくの間、農閑期の副業として竹で編んだ日用品を製造販売する農家が数多くあり、細かく編んだ竹細工製品が盛んに作られていた。谷さんの家も「篭屋」と呼ばれた一軒で、父親から竹細工の技術を教わり、家業を継いだが、プラスチック製品が台頭した昭和三十五年過ぎ頃から竹細工製品が使われなくなり、会社勤めに出た。

 会社を定年退職した谷さんは若い時、身につけた竹細工の技法を忘れないようにと趣味としていろんな作品づくりに取り組み、町内の文化祭に展示したり、老人会の講習会に呼ばれたりして、竹細工の良さを伝えてきた。

 知り合いの中で技術を継承している人が自分も含め二人となったことから、かつて町内の地場産業であった竹細工の良さを見直してもらおうと作品展を思い立ち、開催に向けて作品づくりに取り組んできた。

 谷さんは「夏場の涼味や和の落ち着いた雰囲気など、竹には、竹にしかない趣があり、編み上げの模様にもいろんなものがある。そうした奥深い味わいを多くの人に知ってもらえればうれしい」と話している。


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歯に悩む前のホームブック

最新療法「むし歯・歯周病」

歯を失くしてからでは遅い
=一生自分の歯でかみたい人へ=


▲小学館発行の最新療法「むし歯・歯周病」
◆東近江・東近江市◆

 歯は健康に欠かせないと小学館から先月、歯の最新療法「〜もう歯で悩まない〜むし歯・歯周病」が発行された。国立保健医療科学院口腔保健部の花田信弘部長、井田歯科東診療所(東近江市八日市東本町)の井田亮歯科医と野邑浩美歯科衛生士の三人が書き下ろしたもので、歯に悩む前に手元に置きたい必読の一冊。日ごろの生活に襲い掛かる身近な病気について、予防法などを分かり易く解説した小学館の好評シリーズ「ホーム・メディカ・ビジュアルブック」の十三冊目として各書店で全国発売されている。一冊千三百六十五円(税込み)。

 小学館の依頼を受け書かれた本(B5判、百二十九ページ)は、歯に関し専門的な研究に取り組む花田部長と、開業医や小学校医として治療に携わってきた井田歯科医、多くの患者に接し子供に歯の大切さを教える野邑衛生士の三人が、共同作業で得意分野をまとめたもので、専門知識と現場の声を反映させている。

 絵やイラスト、表などを多く使い、文字を少なくするなど工夫して、親と子が共に取り組む「むし歯」は、紙芝居風に分かり易く目に訴え、大人になって歯の痛みや抜ける原因となる「歯周病」に関しては、治療とともに良くなっていく姿を表わしたデータを多用するなどして、治療には歯科医と患者の二人三脚を促している。

 サブタイトル「もう歯で悩まない、一生自分の歯でかみたいというあなたへ」の見開きで、「歯は生きるために欠かせない『栄養器』である」とした上で、「歯がある人ほど元気で長生きする」ことを研究データから教える。歯の大切さを知り、何をすればいいのかを考え、訴えることで、読者の関心を誘う。

 むし歯や歯周病の原因がバイオフィルム(細菌によって作られた膜)であることから、予防法や治療法を紹介する中で、最大の予防はブラッシングしかないと、かからないための歯の磨き方を教えながら、ストレスや生活習慣病への影響も指摘している。
 特に、誰もがかかる歯周病については、有効な治療法すべてを紹介しながら「早期発見が歯を救う」と、ひどくなる人への注意点を詳しく解説している。このほか、入れ歯への知識とともに、満足できる入れ歯には、入れる目的をはっきりさせることを促す。

 最後に、一生自分の歯でかみたい人へ「定期検診は不可欠」と訴え、自分にあったホームドクター(かかりつけ医)の選び方のポイントも示してた。その上で、歯科医や歯科衛生士だけではサポートしきれず、(自分の歯は自分で守る)患者の決断とともに、歯と闘う協働姿勢が重要と締めくくっている。

 【記者の目】 「歯は健康の源」と、その大切さを知りながら、歯に悩む人へ贈りたい一冊。


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小児虐待の実情と対応

防止へ慎重な診察と連携

第10回 市民公開講座
=国立滋賀病院=


▲廣島四条畷学園大学学長を招いて開かれた市民公開講座
◆東近江・東近江市◆

 国立滋賀病院の市民公開講座が六日午後三時から同病院二階会議室で開かれた。第十回を迎えた今回は、近年、社会問題として大きくクローズアップされている児童虐待をテーマに開催。全国の児童相談所に寄せられる虐待の相談件数は年毎に増加、中でも何も抵抗できない小児虐待についてはここ数年で十倍に急増している現状がある。

 小児虐待は、負傷後、病院に運ばれることで発覚するケースが多く、診察に当たる医療関係者は、負傷の状態を診て不審を抱き、保護者などから事情を訊くことでその実態を把握できる立場にいる。再発防止につなげられる重要な砦の役割を担っていることを再認識し、日常の診察業務に活かそうと開かれた。

 講師に大阪医療センター名誉院長で四条畷学園大学学長・廣島和夫氏を招き、小児整形外科医の豊富な経験からみた講演「小児虐待の実情」に院内の医療関係者や一般市民ら合わせて四十人が耳を傾けた。

 廣島氏は、虐待による幼児の骨折について詳しく解説。その中で「本来、親や家族の保護の下で育てられている乳幼児が骨折するようなことは、極めて稀である。まして普通考えられないような骨折があれば、虐待があっったとの疑いを持って診察にあたることが大切」と前置きした上で、@負傷してから診察に訪れるまでに時間がかかっているAケガをした状況説明に矛盾が多いB乳幼児が負傷した目撃者がいないB子どもの衣服の乱れや汚れ、栄養不良C普段、起こり得ない骨折D(父)親を呼び出しても来ないなど状況が重なれば、より慎重に診察にあたり、疑いが濃くなれば児童相談所に連絡して子どもを助け出すことが大切、と説いた。

 また、子ども虐待は、昔からあったことだが、近年では反復される事例が目立っている、さらに、宗教的な理由で親が手術などの治療を承諾しない「医療ネグレクト」の問題など、虐待の問題が複雑化している実態を紹介した。加害者側の要因に@親自身が子どもの頃に虐待された経験があるA生活上のストレスが多いB社会的に孤立しているC親が満足出来ない子ども、愛情形成が困難な子どもと思いこんでいるなどが考えられると話した。

 最後に、参加した医師から「虐待であることが分かった場合、どのタイミングで加害者に話すればいいのか」との質問に「負傷の症状を医学的な見地から説明し、矛盾点の状況説明を求めるとほとんどの加害者(親)は、黙ってしまうことが多い。加害者が話を聞けるような状態に落ち着いた時に児童相談所に連絡すると解決が早まることが多い」と答えた。

 同病院では、今月末から小児整形専門外来に廣島氏を迎え、月二回診療業務に当たってもらうことにしており、児童虐待の防止に向けた体制づくりに取り組むことにしている。 


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