平成19年7月20日(金)第14779号

◆全県◆
外務副大臣、ブログで訂正謝罪のみで
支援団体「いまだ正式謝罪なし」と憤る
=パスポート問題=

◆全県◆
18年度中虐待相談
過去最高711件
=子ども家庭相談センターまとめ=


◆湖南・草津市◆
共産・市田書記局長
「妄想政治にストップ」
=坪田候補も9条堅持訴え=


◆東近江・東近江市◆
中島敏氏が中国視察団長
外務省 ODA民間モニター派遣
海外で行う活動現場を直視
=帰国後 体験や見聞などを報告=


◆東近江・日野町◆
心の豊かさを取り戻す
「童謡・夕涼みコンサート」
=21日 わたむきホール虹=


外務副大臣、ブログで訂正謝罪のみで

支援団体「いまだ正式謝罪なし」と憤る

=パスポート問題=

▲5月27日、JR草津駅で女子高生らが署名運動を繰り広げた
◆全県◆

 戸籍記載のない滋賀県の女子高生(16)が、現在の姓でパスポート(旅券)発給を認められなかった問題で、岩屋毅・外務副大臣が自身のブログに女子高生の母と前夫が「正式な離婚は成立していない」から発券は無理だったと誤った個人情報を書き込んだことに対し、その後、ブログ上で訂正、謝罪した。しかし、間違った個人情報を流されネット上で凄まじいバッシングを浴びた女子高生や支援団体らに対し、岩屋副大臣や外務省からはいまだに直接の謝罪がなく、支援団体らは再度抗議する構えだ。    【石川政実】

 この問題は、海外での修学旅行に参加しようと、女子高生が一月にパスポートを申請したが、戸籍がないとして発券を断られたのが発端になっている。母親がDV(暴力)を続ける前夫のもとを逃げ、女子高生は母親の離婚調停中に生まれたが、身の安全を守るために出生届けが出せず無戸籍に。母親は、離婚調停に身辺警護をつけて臨み、前夫との離婚が成立した。

 女子高生らは先月十二日、約一万五千人の署名を携えて、麻生太郎外務大臣と会談し、現在の父の姓での発給を願い出たが、麻生大臣は「特例」で現在の姓と前夫の姓を並記することを条件に発券を認めるとした。しかし、女子高生は「母親に暴力を振るった母親の前夫の姓では行きたくない」と、修学旅行を断念した。そこには、前夫の姓との並記のパスポートになれば、どこかで情報が漏れる不安があったからだという。

 これに対し岩屋外務副大臣が自身のブログに同月二十、二十一日の二回にわたり「正式な離婚は成立していない」と書いたため、ネット上で女子高生や支援団体に誹謗(ひぼう)中傷が相次ぎ、支援団体は二十五日に麻生大臣や岩屋副大臣に抗議文を送った。

 岩屋副大臣は二十六日、ブログ上で「今回の件は既に離婚は成立しているが、親子関係確定のための裁判が進行中で、まだ戸籍が確定していない状況にある」と訂正し謝罪した。

 しかし女子高生の母親は「岩屋副大臣が他人の間違った個人情報をブログに載せて名誉を傷つけ、しかも訂正でも『離婚していた』と個人情報を平気で書き込む神経が許せない。外務省に抗議しても、すでにブログ上で訂正と謝罪をされていると、正式な謝罪の言葉すらない」と憤っていた。支援団体らは近く、外務省に再度、抗議する構えだ。


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18年度中虐待相談

過去最高711件

=子ども家庭相談センターまとめ=


◆全県◆

 滋賀県下二か所(中央と彦根)の子ども家庭相談センターに寄せられた十八年度中の子供の虐待に関する相談状況のによると、相談件数は前年度比六十六件増の七百十一件に達していることが分かった。児童虐待防止法施行の十二年度に比べ二・五倍以上、平成二年度の調査開始以来最悪の件数となった。虐待を含む養護、障害、非行、育成など全体の相談受け付け件数は三千五百七十八件だった。

防止法施行直後の2.5倍以上
暴行減少 ネグレクトが急増


 虐待の種別では、保護の怠慢・拒否(ネグレクト)が三百六十三件(前年度二百九十七件)と全体の五割以上を占めた反面、身体的虐待は二百十四件(同二百二十五件)と三割強を占めるものの二年連続して下回っている。心理的虐待が百二十二件(同百八件)、性的虐待は十二件(同十五件)だった。

 虐待を受けた児童の年齢別では、小学生が二百八十四件(同二百五十四件)と最も多く、三歳〜就学前の百六十八件(同百四十六件)、中学生百十七件(百八件)と続き、三歳未満が百一件(同百五件)とやや減った。

 これまで多かった学校からの相談は百十三件(同百四十五件)と減少する中で、市が設置する福祉事務所が二百九十九件(百八十三件)と百件以上増えた。続く町(九十九件)、家族(八十件)、隣人・知人(三十九件)はほとんど変化がない。

 虐待者は、実母が四百十八件と前年度(三百四十五件)と同様に一番多く、全体の六五%弱を占めている。次いで実父百五十三件(同百四十四件)、その他(同居人・親戚など)三十七件(同三十件)と続く。相談うち立入調査に及んだのは十九件だった。

 十七年四月から市町が相談を受け付け、専門機関の子ども家庭相談センターが後方支援に回ったことで、実際の相談件数は千五百五十三件に達している。全市町に設置の児童虐待防止ネットワークの機能強化で、未然防止に向けた早期発見・対応に取り組んでいく。


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共産・市田書記局長

「妄想政治にストップ」

=坪田候補も9条堅持訴え=

▲滋賀選挙区の坪田候補(右端)、比例の山下候補とともに演説カーに立つ市田書記局長(中央)

◆湖南・草津市◆

 共産党の市田忠義書記局長がこのほど来県し、滋賀選挙区の坪田五久男候補、比例の山下芳生候補とともに、JR草津駅東口で街頭演説に立った。

 市田書記局長は「安倍首相の妄想政治にストップをかける」と意気込みを示し、憲法改正を視野にした国民投票法、教育基本法の改正を批判した。

 坪田候補は「憲法九条を守ることで、アジア、世界と歩む平和の国づくりを」と支持を訴えた。また山下候補は、住民税の定率減税を廃止する一方で、企業の法人税減税を続ける政府・与党を非難した。


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中島敏氏が中国視察団長

外務省 ODA民間モニター派遣

海外で行う活動現場を直視
=帰国後 体験や見聞などを報告=


▲中国ODA視察の中島元県議
◆東近江・東近江市◆

 中島敏元県議(59)は、外務省のODA(政府開発援助)民間モニターに選ばれ、二十一日から中国を訪問し、日本が海外で行っているODA事業の現場を視察する。全国(応募約二千四百人)から六十人が六か国に民間モニターとして派遣され、このうち中国視察団では、中島氏が団長を務める。

 日本のODAは、総額で世界トップクラスの規模で、これまで百八十を超える国や地域に援助され、国際社会に対する貢献の重要な役割を果たしている。だが、その活動現場は、ほとんどが開発途上国のため事業の実態や成果が見えにくく、援助を受けた国々の生の声が伝わらない状況だった。

 政府(外務省)は、ODA(年間予算約一兆四千億円)の透明性の確保と、効率的・効果的な質の高い援助を目指して、国民に海外のODA現場を視察し、その様子や意見、感想を報告する「ODA民間モニター」を平成十一年度から派遣し九回目を迎える。

 今回、中国を視察する中島団長ら一行十人は、二十一日に成田を出発し、貴陽市や貴州省、内蒙古、内モンゴル自治区などを訪れ、北京では、肢体障害者リハビリテーション研究センター整備計画や専門職養成プロジェクトなどについて中国側政府と意見交換を行い、二十八日に帰国する。

 環境モデル都市開発(供与限度百四十四億円)の貴陽は、石炭に依存した重化学工業中心で盆地形状も加わって、大気汚染が深刻を極めていた。この環境汚染に対しODAは、クリーンエネルギー(炭)生産工場建設に平成九年から着手し、現在では大気汚染が大幅に改善されているという。

 一方、貴州省では、小学校校舎の立て替え、高等学校の施設整備、廃棄物処理施設整備や植林ほか、生活や医療施設の改善に取り組んでいる。蒙古の住民参加型の沙漠化防止プロジェクト、モンゴルの貧困遊牧民の生活支援や地域住民の環境教育、青年海外協力隊(教育)の活動などを視察することにしている。

 中島氏は、中国で展開のODAをしっかり視察し「帰国後は滋賀報知新聞紙上で活動報告(連載四、五回)したい」と述べ、市立図書館や秋の文化祭での企画報告展ほか、ロータリークラブやライオンズクラブなど「関係団体での報告会を計画している」と話す。


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心の豊かさを取り戻す

「童謡・夕涼みコンサート」

=21日 わたむきホール虹=


▲しらいさんと共演する日野少年少女合唱団
◆東近江・日野町◆

 心温まる一夜を過ごす「童謡・夕涼みコンサート〜しらいみちよ&日野少年少女合唱団〜」が、二十一日午後六時半から日野町町民会館わたむきホール虹大ホールで開かれる。

 殺伐とした事件が多発する現代にこそ、童謡を通して“心の豊かさ”の重要性を感じてもらおうと、NPOいちご会と合唱のまちの中核を担う日野少年少女合唱団、日野町連合青年会が中心となって実行委員会(村井宏臣委員長)を結成し、計画したもの。

 同コンサートでは、人と自然との共生・調和をテーマにコンサートや植樹活動を続けるシンガー・しらいみちよさんを迎え、日野少年少女合唱団が共演する。

 平成十三年に同町で催された環境トーク・コンサートに出演したことのあるしらいさんは、日本のわび・さびを音で表現する“音風流”という独自のジャンルを確立し、美輪明宏さんから「歌菩薩のように美しい声」と賞賛されている。

 入場料は全席自由で、大人一千円、小中学生五百円。チケットは、わたむきホール虹で発売中。

 コンサートに関する問い合わせは、日野町教育委員会生涯学習課(0748―52―6566)まで。 


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