平成19年8月17日(金)第14803号

◆大津・大津市◆
ガーデンミュージアム比叡
夏も多彩な催しいっぱい
=光の庭園や絵画展など=

◆大津・大津市◆
大津市歴史博物館企画展
「大津事件」新資料を展示
=津田三蔵の青少年期明らかに=


◆東近江・東近江市◆
6代目・喜左衛門さんが寄贈
家訓「積善の家に必ず余慶あり」
=近江商人の精神―来月展示=


◆東近江・東近江市◆
四季彩々 来夏に向けて
あじさい植樹
=観光協会永源寺支部=


◆東近江・東近江市◆
防犯パトロール隊を設立
中島敏支援団体「いこいの会」
安心安全まちづくりに率先垂範
=地域ぐるみ 犯罪防止に乗り出す=


◆東近江・近江八幡市◆
戦場や学童疎開の体験切々と
子どもたちに語り知らせる
=近江八幡市立資料館でお話会=


ガーデンミュージアム比叡

夏も多彩な催しいっぱい

=光の庭園や絵画展など=


◆大津・大津市◆

  夏を迎えたガーデンミュージアム比叡(京都市左京区)は、ナイターイベントや展覧会など多彩な催しを実施している。入園料金は大人千円、子供(四歳-小学生)五百円。

 ▽ナイターイベント「ジャルダン・デ・ルミエール(光の庭園)」=約四百個のキャンドルとイルミネーションで夜の庭園をライトアップ。陶板画もスポットライトに照らされて幻想的に浮かび上がる。比叡山頂から望むびわ湖と京都の夜景も絶景。九月二日まで。

 ▽展覧会「すいれんの画家田中仁士 幻想のシンフォニー展」=睡蓮に魅せられた画家の描く幻想的な油絵を展示・販売。観覧無料。九月二日まで。

 ▽ストリートパフォーマンス=ジャパンジャグリングフェスティバル二〇〇一優勝の実力派ジャグリングコンビによるスリリングなパフォーマンス。観賞無料。時刻は各日とも午後一時と同三時の二回。

 ▽ドライフラワーアレンジメント教室「夏色のリース」=大阪府大東市でドライフラワー専門店を主宰する中西雅秀さんを講師に迎え、小花を集めた可愛らしいアレンジメントを制作する。開催日は八月二十六日までの毎週日曜日(所要約三十分)。料金は三千百五十円(材料代、講習代込)。
 【電話】075-707-7733


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大津市歴史博物館企画展

「大津事件」新資料を展示

=津田三蔵の青少年期明らかに=

▲大津事件関連資料。手前は三蔵が事件で使ったサーベル。その右上はニコライの血染めのハンカチ。

◆大津・大津市◆

 ミニ企画展「津田三蔵と大津事件」が、九月二日まで大津市歴史博物館(大津市御陵町)で開催されている。

 同展では、津田三蔵の幼い日の暮らしぶりが分かる新資料なども合わせて紹介することで、あらためて明治前半期に青春時代を過ごした三蔵の生涯や、彼が経験した明治の社会・文化などに光をあてる。このほか、三蔵所用のサーベルや血染めのハンカチも展示する。

 入場は、ミニ企画展コーナーと常設展示の共通で一般二百十円、高大生百五十円、小中生百円。市内在住の六十五歳以上、障がいのある人は無料。


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6代目・喜左衛門さんが寄贈

家訓「積善の家に必ず余慶あり」
=近江商人の精神―来月展示=


▲家訓の扁額を寄贈する塚本喜左衛門さん(右)
◆東近江・東近江市◆

 塚喜商事(株)代表取締役社長の塚本喜左衛門さんからこのほど、塚本家に伝わる家訓の扁額レプリカが東近江市に贈られ、同市五個荘竜田町の近江商人博物館で寄贈式が行われた。

 塚喜商事は、近江商人塚本家の三代目・塚本喜左衛門(一八四九〜一九二一年)が創業した染め呉服問屋 塚本喜左衛門商店を基にする企業で、その三代目が遺した家訓「積善之家必有余慶」が今も塚本家に掲げられ、商いだけでなく人としての道徳を子々孫々に説いている。

 この言葉は、中国の古典「易経」の一文にあり、善い行いをし続ければ必ず思いがけない喜びごとがやって来る―という意味で、自らが培った経験を家訓として遺し、近江商人の知恵と心意気を引き継いでいったもの。扁額の大きさは縦四十七センチ、幅百七十二センチ。作者は明治時代の書家、中村不折。

 また同家には、家訓の掛け軸「長者三代鑑」(同レプリカも寄贈)も伝わり、家業を潰すことのないよう常に勤勉に、創業者の辛苦を忘却すべからず―と諭しており、宮内庁御用達にまで成長させた喜左衛門だったが、決して奢れることなく隠れた善行「陰徳」に励んだとされる。なお、初代喜左衛門がほおかむりをし、貧苦の家々に金貨入りの餅米を配った話は後の世に有名。

 寄贈は、近江商人の根流にある三方よしの精神を伝えたい―との思いから、六代目の喜左衛門社長が新調したレプリカで、市の北浦義一教育部長に手渡された。来月から開かれる同博物館の企画展「近江商人の群像」で展示される。


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四季彩々 来夏に向けて

あじさい植樹

=観光協会永源寺支部=


▲あじさいの苗木を植樹するメンバーら(大本山永源寺前の観光案内所広場)
◆東近江・東近江市◆

 東近江市観光協会永源寺支部はこのほど、初夏の風情を楽しんでもらおうと、来夏に向けた「あじさい植樹」を大本山永源寺前の観光案内所周辺広場で行った。

 紅葉狩りの名所として全国に知られる永源寺地区だが、春には幻の桜・エイゲンジ、夏には真っ白なソバの花など、四季を通じて豊かな自然が楽しめる。

 永源寺支部では、この魅力ある永源寺の自然、歴史を年間を通じて体感してもらえる観光地にしようと、初夏に彩るアジサイの植樹を十九年度事業に計画し、その第一弾となる二百五十本の苗木を植樹した。

 この日は、朝八時に本山前の観光案内所に集合。吉澤克美支部長のあいさつの後、同支部会員や永源寺の僧侶など約二十人がスコップを持ち、美しいアジサイの花が咲くことを楽しみにしながら汗を流した。

 継続事業として今後も続けていく予定で、エイゲンジザクラ等も植樹していく。


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防犯パトロール隊を設立

中嶋敏支援団体「いこいの会」

安心安全まちづくりに率先垂範
=地域ぐるみ 犯罪防止に乗り出す=


◆東近江・東近江市◆

 中島敏氏の政治支援団体「いこいの会」(岩本米松会長、七十五人)は、東近江市を犯罪から守る「防犯パトロール隊」を立ち上げ、このほど八日市ロイヤルホテルで設立会を催した。活動本部(北川義寛隊長)を同市聖徳町に置き、旧市町単位に支部を設け、ボランティアで防犯パトロール活動に取り組むことにした。

 メンバー三十人が参加した設立会で、岩本会長は「都会での犯罪が東近江市にも忍び寄っている。特に、子供など弱者に襲いかかる変質者の撲滅に力を注がなければならない。パトロールを通して地域の連帯感が強まれば幸い」と、ボランティア活動に協力を求めた。

 設立会では、県警から防犯アドバイザーの桑原重行氏を招き、活動への方向性を見い出そうと開いた講習会で、防犯パトロールの必要性や目的、実施方法、注意点などをメンバー全員が認識した。

 桑原氏は、東近江署管内の犯罪は増加傾向にあると前置きし、窃盗犯や器物損壊などの犯罪は、その場の状況に応じて機会(スキ)があれば犯行に及ぶ「機会犯罪」と呼ばれ、その機会の芽を摘むため防犯パトロールは欠かせない、とパトロール活動の重要性を説いた。

 すでに、AED(自動体外式除細動器)搭載のパトロールカー(スズキ・アルト)=写真=、チョッキ、帽子などの防犯用具を用意し準備は整っているが、AEDの使い方が分からないようでは話にならないと、東近江消防本部の中村司消防副士長から使用方法を学んだ。

 講習会でのアドバイスを参考に、ボランティアだから無理をしないを前提に、パトロールに臨んでは▽日誌をつける▽あいさつ、声をかける▽犯罪に遭遇した時は110番する▽目線は子供とお年寄り―の基本ルールを決め、地域ぐるみで犯罪が発生しない環境づくりに重点を置くことにした。

 当面の計画では、盆明けから週一回(土曜か日曜の昼三時間、夜三時間)のパトロールを行いながら、警察と連携し犯罪多発地域や犯罪が発生し易い弱点区域などのリストアップをして、防犯マップの作成に取り組む。

 これらの調査結果やメンバーの意見を積み上げ、組織体制の充実を図るとともに、公安委員会から青色回転灯が装備できる防犯パトロールカーの正式認可を受け、来春から本格的な活動を全市的に展開していく。


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戦場や学童疎開の体験切々と

子どもたちに語り知らせる

=近江八幡市立資料館でお話会=


▲体験談を話す宮村さんと中原さん(右)――近江八幡市立資料館旧伴家住宅で――
◆東近江・近江八幡市◆

 近江八幡市立資料館で、開催中のテーマ展「平和への祈り」(十九日まで)の関連イベントとして、このほど「子どもたちへ語る戦争のおはなし」が開かれた。

 戦争体験者に直接語ってもらうことで、戦争の悲惨さと平和の尊さを子どもたちに伝えようと、同館(河内美代子館長)と同館友の会(田辺磯子会長)が開いた。

 長福寺町の宮村喜代治さん(91)は、「一所懸命、国のため、天皇のため、がんばろうと決め」中国やマレーシアなど東南アジア方面に六年間出征し、速射砲で戦車を撃つ歩兵部隊を率いて最前線で戦ったことを振り返った。

 「戦闘は一時間。あとは住民の治安維持」と生死を分ける緊迫した戦場の様子を語り、「三日分の食料と装備を身に着けての行軍の辛さや、ボウフラがわいている水には毒がない――と田んぼの水をすくって飲み、水でごはんを流し込んだ。たとえ弾に撃たれても生きようとした人は生き残った」と、命の大切さにも言及した。

 昭和七年の生まれた年に日中戦争がはじまり、四年生で太平洋戦争と、戦争の中で少年時代を過ごし、米軍機の空襲が日本本土にまで押し寄せて来た昭和十九年、大阪の森之宮小学校六年生だった中原敏雄さん(75)は、馬淵小学校への学童疎開を中心に語った。

▲戦時食を試食する参加者
 宿舎となったお寺に到着して、大きな“おはぎ”をもらい、それまで甘いものを食べていなかったので大変うれしかったこと、前の川で水をガブガブ飲んだこと、学校へは四列縦隊で登校したこと、「変なことしたら大阪の恥」と厳しく指導されたこと、地元の小学生との相撲大会で勝ったあとけんかになり真っ裸で雪の中に放り出されたこと、一番辛かったのはシラミの思い出、自由時間にはイナゴを採ってあとで食べたことなどを話した。

 しかし、戦争については「あまり記憶がない」と言う。それは、「泣き言を言ってはならない」という教育を受け、辛いことや嫌なことを忘れようとする力がはたらいていたのだろうと、自身で分析する。中原さんは十九年前、退職を機に少年時代の思い出深い市内堀上町に引っ越して来た。

 男子が馬淵小学校に、女子は桐原小学校に疎開した。五年生だった秋元静子さん(75)の疎開日記が会場に展示されている。現在も大阪市在住の秋元さんも駆け付け、「十歳の子どもが見ていた戦争や日々の感じたことを書いている。みなさんのお世話になって、今こうして元気にさせてもらっています」と、感謝の気持ちを述べた。

 このあと、戦時食として、メリケン粉の団子、ジャガイモ、キュウリの具の入った「すいとん」、サイコロ状に切ったカボチャの入った蒸しパンが振る舞われ、参加者は戦時中の食糧難、現代の豊さ、平和のありがたさをかみしめながら味わっていた。

 市内魚屋町からお母さんと参加した植田早紀さん(八幡小四年生)は、「戦争は怖くていや。平和が一番いい」と、感想を話してくれた。


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