平成19年9月6日(木)第14820号

◆全県◆
記者会見で散弾粒に触れず
=カワウ駆除問題を検証する<中>=

◆大津・大津市◆
大津駅西側の再開発へ
地権者らが準備組合
=平成24年度に複合ビル完成=


◆大津・彦根◆
湖国の新進音楽家
秋の夜長に 競演
=平和堂財団「リサイタルの夕べ」=


◆東近江・東近江市◆
最高齢者を慶祝訪問
女 木村さん(107)と男 高木さん(102)
=久田副市長が記念品贈る=


◆東近江・東近江市◆
びっくり“四つ子”ナス
=市原野の桝田さん=


◆東近江・近江八幡市◆
合併・まちづくりで舌戦
津村候補 1市2町視野に検討
片岡候補 「反対」住民に問う
=安土町長選 激戦スタート=


記者会見で散弾粒に触れず

=カワウ駆除問題を検証する<中>=

◆全県◆

 大津市立和邇小学校から再三にわたる問い合わせもあり、県水産課はようやく七月十二日夜に記者会見した。会見ではカワウ落下事故のみを発表し、なぜか県教委の学習船「うみのこ」(びわ湖フローティングスクール)の甲板から散弾粒二個が発見されたことは公表しなかった。だが京都新聞は翌十三日付け朝刊で散弾粒が発見されていたことを報じた。慌てた水産課と県教委は同日午前十一時十五分、追加の記者会見を急きょ行なうこととなった。

 十二日の記者会見で散弾粒の発見を公表しなかった理由について、但馬甚一・農水部長は「事実関係がはっきりしない段階で公表して、あたかも猟友会に原因があるように受け取られるのは適切でないと判断した」と釈明した。また後日の本紙取材に対し、林英志・水産課長は「職員がフローティングスクールから散弾粒を受け取ったのを上司に知らせたのは十二日の記者会見後であったため公表できなかった」と説明。

 しかし、例え原因が不明でも甲板から散弾粒らしきものが発見された事実は公表すべきであり、加えて散弾粒を預かった職員二人ともが上司への報告を怠ったというのも常識では考えにくいと見られる。

 一方、フローティングスクールの指導主事は十三日午後一時すぎ、児童の保護者から問い合わせがあった和邇小学校の松村裕雄校長を訪ねて、陳謝の報告書を持参したが、そこにはカワウの落下事故の説明はあっても、散弾粒については一行も触れられていなかった。

 「これでは保護者は納得しない」と松村校長が厳しく指摘したという。 結局、下校時直前の午後二時半ごろ、散弾粒の件を加えて修正した報告書が同スクールからメールで送られてきた。水産課や県教委には、散弾粒に触れたくない思いが働いたのだろうか。

 本紙が入手した、十二日の記者会見に先立っての水産課の内部説明用文書には「万が一、カワウが人の上に落下していた場合、駆除事業の存続に影響があった。また船上に散弾が残っていたということは鳥獣保護法に抵触する」と明確に記載されていた。

 もしカワウが人の上に落下していたり、当日発砲の散弾粒が「うみのこ」に残っていたものなら、駆除事業ができなくなるとの危機感を水産課は抱いていた。記者会見は、まさに水産課の存亡がかかっていたのだ。それだけに関係者からは、これが記者会見で散弾粒発見の公表を躊躇(ちゅうちょ)した要因ではとの声も出ている。  

【石川政実】


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大津駅西側の再開発へ

地権者らが準備組合

=平成24年度に複合ビル完成=


▲市街地再開発事業の対象地域(春日町)
◆大津・大津市◆

 JR大津駅西側(大津市春日町)の市街地再開発実施にあたって、地権者らによる再開発準備組合がさきほど設立された。同地域は生活道路が狭く、老朽化した建物が密集しており、防災上からも改善の必要性が指摘されていた。

 再開発の対象になるのは、駅前広場西側に面して店舗などが並ぶ二千三百平方メートルで、商業施設と住宅施設が一体となった複合ビルが建設される。竣工は平成二十四年度の予定。

 準備組合は、地権者や建物所有者ら十人で構成。今年度中に、施設計画案の精査や参加地権者の特定、事業協力者(ゼネコン、マンション業者など)の選定を行った上で、同事業の都市計画決定を受け、二十年度以降に本組合を設立する運びだ。

 設立総会で理事長に選出された渡辺茂氏は「この地域は大津の顔として重要な街区である。再生が大津発展のカギを握っている。今後、事業立案など様々な課題があるが、よりよい準備組合にしたい」と抱負を語っていた。

 この市街地再開発事業は、同市春日町一帯の大津駅西第一土地区画整理事業の一角を占める。区画整理事業では、駅前広場から西側の国道161号線をつなぐ都市計画道路や、区画道路、公園が整備されることになっている。


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湖国の新進音楽家

秋の夜長に 競演

=平和堂財団「リサイタルの夕べ」=


◆大津・彦根◆

  平和堂財団芸術奨励賞受賞者による「第十回リサイタルの夕べ」が、九月二十三日午後六時半からひこね市文化プラザエコーホール(彦根市)、同月二十四日午後六時半から県立芸術劇場びわ湖ホール(大津市)で開催される。

 平和堂財団(理事長・夏原平和氏)は、平成三年度から滋賀県の文化・芸術の振興を図るため、県内で活躍している新進芸術家に芸術奨励賞(音楽部門・美術部門)を贈り助成しており、県内芸術家の登竜門として評価されている。

 出演するのは芸術奨励賞(音楽部門)受賞者四人で、西川茉利奈氏(ヴァイオリン・平成十七年度受賞者)、上田明美氏(ピアノ・十八年度受賞者)、山本久代氏(ソプラノ・十八年度受賞者)、武田優美氏(ピアノ・海外留学助成対象者・七年度受賞者)となっている。

 入場料無料。ただし、入場整理券が必要。申し込みは、ハガキに希望公演日、住所、氏名、希望枚数(一枚につき四人まで)を明記のうえ、九月十日までに〒520-3047栗東市手原8-1-2ブラームスホール内「リサイタルの夕べ入場整理券係」へ。詳しい問い合わせは、財団法人平和堂財団事務局松岡氏(電話0749-23-4575)まで。


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最高齢者を慶祝訪問

女 木村さん(107)と男 高木さん(102)
=久田副市長が記念品贈る=


▲久田副市長から記念品を贈られる高木さん
◆東近江・東近江市◆

 九月の敬老月間にあわせて五日、久田元一郎副市長が市内の男女最高齢者を慶祝訪問し、長寿を祝った。この日、訪れたのは一○七歳の木村好恵さん(明治三十二年生まれ)と一○二歳の高木半助さん方で、木村さんは入院中で高木さんは老人福祉施設に入所している。

 午前十時、男子の最高齢者、高木さんが入所する市辺町の介護老人福祉施設「こぼしの家」を訪れた久田副市長は、車椅子の高木さんに「長寿おめでとうこざいます」と言葉をかけ、記念品と花束を贈った。また、同行した八日市すみれ保育園児からは「いつまでもお元気で」と話しかけ、手作り花束と切り絵をプレゼントした。少し緊張気味の高木さんは「ありがとう、ありがとう」と何回も感謝していた。

 市では、八十五歳、九十歳、九十五歳を迎えたお年寄り合わせて七八三人(男一八五人、女五九八人)に長寿を祝う記念品と祝状を今月中に民生委員を通して贈ることにしている。

 ちなにみに同市の六十五歳以上の人口は二万二、八一四人で全人口の一九・二一%となっており、今後さらに高齢化が進むことが予測されている。


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びっくり“四つ子”ナス

=市原野の桝田さん=


▲4つが実を連ねたナスと桝田さん
◆東近江・東近江市◆

 東近江市市原野町に住む桝田達三さん(84)の畑で、ユニークな形のナスが取れた。一つのへたから四つの実が付いた“四つ子”ナスで、その姿はまるでグローブのよう。

 桝田さんは自宅前の畑で夏野菜などを栽培し、「喜んでもらえると嬉しいから」と、近くの居宅介護支援事業所やすらぎの里ケアプラザに届けており、この日も収穫しに行ったところ、葉っぱの陰に隠れるようにぶら下がっていた“四つ子”ナスを見つけ、「五十年以上ナスを栽培しているが、初めて」と驚いている。

 東近江地域振興局農村普及課の経営指導担当によると、花がめしべを作る時期に、肥料が良く、雨が降るなどの好条件が重なると栄養を消化しきれず、めしべの中の成長点が増えて複数の実が出来てしまうことがあるという。確率は一万に一個の割合で、四本がくっつくことは比較的珍しいという。


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合併・まちづくりで舌戦

津村候補 1市2町視野に検討
片岡候補 「反対」住民に問う
=安土町長選 激戦スタート=



 任期満了(九月三十日)に伴う安土町長選挙は四日告示され、二期目をめざす現職・津村孝司氏(58)=無所属=と、元町議で団体役員の新人・片岡好夫氏(60)=無所属=の二人が立候補し、激しい選挙戦の幕が切って落とされた。


◆東近江・近江八幡市◆

 立候補の届け出を済ませた両候補は、各選挙事務所前で集まった支持者に力強く第一声を行うと、全員で「ガンバロー」と気合いを入れ、早速、選挙カーに乗り込み、それぞれ政策を有権者に訴えながら町内を駆け巡った。

 同町下豊浦の津村候補の選挙事務所には支持者二百人あまりが集まり、冨士谷英正近江八幡市長、山口喜代治竜王町長はじめ、東近江市・日野町の副市町長、佐橋武司・中谷哲夫県議、県選出国会議員秘書、政策協定を結ぶ保守系町議六人らが駆けつけ、津村候補必勝を誓った。

 津村候補は一期四年間の実績とともに、災害・子供・高齢者・食などの「安心・安全のまちづくり」、地域未来(ゆめ)づくり事業・菜の花プロジェクト・コミュニティセンターづくりなどによる「地域力の強化」、町内の豊かな歴史・自然遺産をにさらに磨き上げての「町の新たな活力創造」を公約に掲げる。

 そして、合併については「単独のままでは破たんする。座して死を待つことはできない。実現の可能性のある近江八幡・竜王・安土での一市二町の枠組みを視野に、町民・議会と合併の検討をはじめたい」として、「相手もあることでもあり、何が何でも一市二町で、というのではない」ことを強調する。

 一方、告示直前の出馬表明からその勢いのまま選挙戦になだれ込んだ片岡候補陣営は、同町上豊浦に選挙事務所を構える。熱心な支持者三十人ほどが集まった。政治団体関連の周辺市議や片岡候補支援の町議二人も応援に駆けつけた。出遅れのハンディキャップは否めないが、選挙戦での挽回へ、闘志を燃やした。

 片岡候補は「県が示す一市二町での合併は反対。住民に是非を問う」と選挙に臨んだ。先の近江八幡市との一市一町での合併協議の中での住民アンケートの結果などからも「住民は納得していない。無投票では一市二町の合併に進み、容認することになってしまう」と、出馬の思いを改めて訴えた。

 その上で、現時点での合併は行わず、将来の人口三十万都市をめざしたより広域での合併に向けて、「当分の間は、町単独で町の活性化に取り組む」決意を示した。

 政策として、JR安土駅改築、観光振興、教育・福祉の充実、地域の特性を生かした農業振興などを掲げる。


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