はぐるまの家・坂岡代表が講演
鈴鹿の山ゆけば
小学生約340人が熱戦!
避難・救助で地域力
■平成19年9月9日(日)第14823号
■平成19年9月9日(日)第14823号
◆全県◆
民間信用調査機関の帝国データバンク調べによると、八月中に滋賀県内で負債一千万円以上を抱え倒産した企業は、八件で負債総額五億四千五百万円だった。前月に比べ件数とともに金額も大幅減を示したが、今後も中小零細企業で倒産は続くものとみられる。
主な倒産は、木造建築工事の「聡成工務店」(野洲市比江、木村聡一社長)の二億五千万円。木造建築を主体に工事は順調だったが、多額の売掛金の回収不能や住宅設備機器の事業展開失敗などで資金繰りが悪化していた。また労働者派遣の「ワイズプランニング」(彦根市東沼波町、山田善一社長)は、同業者からの人材引き抜きなどで、約五千万円の負債を抱え倒産に追い込まれている。
前月(十二件、十八億五千三百万円)に比べ件数で四件減り、金額でも十三億八百万円の大幅減となった。一件当たりの負債額も六千八百万円と八千六百万円減少している。
負債額五億円以下が二件、一億円以下一件、五千万円以下では五件の発生となった。資本金別では、五千万円以下で一件、一千万円以下で二件、個人経営が六件と、中小・零細企業での多発が依然として続き、景気低迷による業況不振から、金融債務に苦しんでいるケースが目立つ。
業種別では、建設が二件(今年累計三十四件)、食品二件、繊維・運輸・サービス・その他で各一件発生している。倒産原因は、五件が市況の悪化に伴う販売不振や受注減少などの景気変動要因で、依然として不況型倒産が主流を占めている。他は放漫経営、人材不足、連帯保証だった。
今後の見通しについて、大企業の収益伸び悩み、建築確認申請の長期化、金融機関の貸出停滞、追加利上げの懸念などが中小零細企業へ大きな影響を及ぼし、破たんは高水準で推移するとみている。
▲講師のはぐるまの家代表・坂岡嘉代子さん
男性・女性にかかわらず、みんなで住み良い地域づくりを考えるきっかけにしようと、講演会「あかねHuman Right’s(ヒューマンライツ)二〇〇七~ともに輝き いい関係~」が、三十日にあかね文化ホールで開催される。開催時間は、午後二時から同三時半まで。
これは、蒲生地区女性団体連絡会と人権のまちづくり協議会男女共同参画部会が“あかねHuman Right’s(ヒューマンライツ)二〇〇七実行委員会”を立ち上げ企画したもので、各団体ごとに催していた講演会を平成十六年度に統合してから四回目を迎える。
今年度の講師は、福井県はぐるまの家代表の坂岡嘉代子さん。十六歳の頃に脳脊髄膜炎を患った坂岡さんは、闘病生活の中で生きる糧を模索しているとき、一人の聴覚障がいのある少年に出会ったという。
この運命的な出会いが縁で、日本初のろうあ者による和太鼓グループ「和太鼓はぐるま」を結成、プロデビューにまで導いた。その傍ら、親子の駆け込み寺「はぐるまの家」を福井県に開設。
現在、坂岡さんは、はぐるまの家の子どもたちのお母さんとして、また青少年のカウンセラーとして日本全国をフィールドに活躍している。
講演会では、「いただいたご縁を生きる」と題して、一度は死を覚悟した坂岡さんが、さまざまな縁を大切に力強く歩んできた半生を静かに語る。また、和太鼓はぐるまの結成三十周年記念公演でのステージ発表を約七分にまとめた「KAKERU」も上映される。
入場無料(事前申し込み不要)。東近江市内外を問わず参加可。託児・手話を希望する人は、十四日までに同実行委員会事務局・蒲生教育分室(0748―55―4885)へ連絡する。
▲鈴鹿の峯々や美しい山野草の写真展(永源寺図書館)
東近江市能登川地区在住のアマチュアカメラマン・中川昭彦さんの写真展「鈴鹿の山ゆけば」が、同市立永源寺図書館で開かれている。
二次林(伐採や山火事などの後に育つ森林)に覆われた山道や、清々しい山頂など、鈴鹿山系の四季と可憐に咲く山野草の姿を紹介した写真展で、樹齢四百年・樹高三十九メートルもある県下最大のカツラの木や、鞍掛峠に咲くカタクリ、御池岳のイワギク(氷河期の残存種で絶滅危惧種)など約四十点が並んでいる。
中川さんは、旧能登川町広報に数々の作品を提供してきたフリーのアマチュアカメラマンで、昨年から東近江市民ギャラリーで「東近江市最高峰・御池岳」「山岳写真・鈴鹿の山」を開くなど、同市が有する鈴鹿の山々(御池岳・雨乞岳・御在所岳など)の魅力を伝えており、同展に寄せて「希少な花々や四季の風景を記録し、心安らぐ自然を次代に残したい」とコメントしている。昭和三十三年生まれ。会社員。
なお、鈴鹿山脈は太平洋気候と日本海気候が交差する立地から豊かな環境に恵まれ、北部では石灰岩のカルスト風景、南部には花崗岩のアルペン風景が見られる美しい山岳地域。
入場無料。二十七日まで。問い合わせは同図書館(0748―27―8050)へ。
▲のびのびとプレーする選手たち(東近江市蒲生第2庭球場で)
「第十四回滋賀県小学生ソフトテニス蒲生大会」(東近江市蒲生ソフトテニス連盟主催、滋賀県ソフトテニス連盟後援)がこのほど東近江市蒲生第二庭球場一帯で開かれ、県内十二チーム約三百四十人の選手たちが残暑にも負けず熱い戦いを繰り広げた。
同大会長の児玉安生さんは「触れ合いを大切に仲間づくりを大会モットーとしている。所属チーム以外の選手とも仲間の輪を広げてほしい」と語り、全選手にできるだけ多くの試合を経験させるため保護者の協力を得て計十四コートを設営した。
蒲生大会では、小学四年生以下の選手たちも試合経験を積むことができ、どの選手も自分の持てる力を一打に込め、コート脇で見守る保護者の応援にも熱が入った。
▲5年かけて完成した「15年の歩み+α」
これは、県内ソフトテニスの草分け的存在・故森島正三さんを顧問とする“十五年史を記録する会”が、五年の歳月をかけて編集・発行したもので、過去の大会結果や各クラブ紹介が掲載されている。作成部数は三百部で、県内の図書館や教育委員会などに配布済み。
なお、蒲生大会の結果は次の通り(敬称略)。
《六年生の部(団体戦)》優勝=蒲生スポーツ少年団A▽二位=蒲生スポーツ少年団B▽三位=野洲ジュニアクラブ、大津ジュニアクラブA▽五位=甲賀スポーツ少年団A、長浜ジュニアクラブA
《五年生の部(団体戦)》優勝=長浜ジュニアクラブA▽二位=安曇川スポーツ少年団A▽三位=蒲生スポーツ少年団A▽四位=甲賀スポーツ少年団A、安土スポーツ少年団、伊香・長浜連合
《四年生の部(個人戦)》優勝=野口紗希・橋美沙季組(蒲生スポ少)二位=松野愛梨・塚本里奈組(野洲ジュニア)三位=小中智貴・菊居龍之介組(安土スポ少)高木隼翔・安原健人組(安曇川スポ少)五位=奥村慎也・上田大樹組(蒲生スポ少)柴田大志・清水尋組(蒲生スポ少)乾つかさ・中澤悠佳組(甲賀スポ少)住谷萌・平井真子組(安土スポ少)
▲段ボールを使った骨折部の固定方法など応急処置について学ぶ参加者
第二十六回安土町防災総合訓練が二日、住民・消防・警察・福祉など関係者約六百四十人が参加して、町内全域と町役場駐車場で実施された。
琵琶湖西岸断層の活動に伴うマグニチュード7・2の大地震が発生、安土町内では震度7の揺れを感じ、家屋の倒壊、火災発生、ライフラインの寸断など全域に被害が出ているという想定で、訓練に入った。
町防災行政無線で住民に避難するようにとの第一報が流されると、各自治会では公民館や集会所などの一次集合場所ヘの避難がはじまった。また、責任者による安否確認、高齢者等の搬送、地域の被害状況確認、初期消火、応急手当、避難経路など、各避難場所で自主防災の再点検を行った。
一方、町役場には災害対策本部が設置され、町職員は徒歩、自転車、バイクなどで登庁するとともに、情報収集、避難所開設、浄水器設置、仮設トイレ設置など担当課ごとの初動訓練に一斉に取り組んだ。
被害は思った以上に大きく、避難者は一次集合場所から徒歩などで二次集合場所となっている町役場へ移動した。到着した各自治会の代表が、避難人数、一人暮らし高齢者などの安否確認、被害状況などを、現地災害対策本部に次々と報告、被災状況などが確認された。
▲倒壊家屋からのけが人救出訓練に取り組む参加者
また、倒壊家屋からけが人の救出救助訓練も行われ、重機などもなく救助隊も来ない状況下で、ノコギリやバール、自動車のジャッキ、もの干しざおなどを使って、二次災害にも気をつけながらの救出作業も取り組まれた。
このほか、町消防団によるポンプ消火放水、日赤奉仕団・健康推進員協議会・安土中学校ボランティア・給食センターによる炊き出し訓練なども行われた。また、消防署から住宅用火災報知器の設置についての説明もあった。
訓練終了後の閉会式で、災害対策本部長の津村孝司町長は、「頭の中だけでの理解でなく、災害が起きた時にきょうの訓練を生かしてもらいたい。全戸配布したハザードマップにもう一度目を通して、なお一層の備えを」と呼びかけた。
青木幹泰近江八幡消防署長は、「みなさん熱心に参加していただきました。新たな防災の知識を得ていただいたと思います」と講評し、「滋賀県は災害が少ないと安心していてはいけない。危機感を高め、日頃の訓練を重ね、災害に強いまちづくりを」と、意識の高揚を強調した。





