平成19年9月25日(火)第14836号

◆大津・大津市◆
浮城特別鑑賞講座
湖国“モノ”語り
=10月から琵琶湖博物館=

◆湖北・米原市◆
米原を通ったユダヤ難民
写真展「杉原千畝と命のビザ」
=伊吹山文化資料館で開催中=


◆湖西・高島市◆
継体天皇支えた氏族眠る陸墓
特異な構造明らかに
馬具や須恵器など豊富な副葬品
=田中古墳群=


◆東近江・東近江市◆
すてきな秋をあなたに!
第3回東近江市芸術文化祭
生涯学習まちづくり集大成
=新企画 ○得クーポン券を発行=


◆東近江・東近江市◆
檜皮葺で屋根葺き替え
37〜39年ぶりに修理へ
=高木神社や勝手神社で=


◆東近江・近江八幡市◆
傑作時代劇4本立
キネマフェスタ2007
三船・鶴田・田宮ら豪華共演
=29日 近江八幡市文化会館=


浮城特別鑑賞講座

湖国“モノ”語り

=10月から琵琶湖博物館=



◆大津・大津市◆

 県立琵琶湖文化館(大津市)は十月二十七日〜来年三月二十九日まで、『浮城特別鑑賞講座・湖国“モノ”語り』を開催する。同講座は実際の文化財を会場に運び、目の前でじっくりと向き合ってもらうもの。

 全六回開催するこの講座の特徴はその多様性。仏像や焼き物などの美術工芸品から、大津事件といった近代史、さらに文化財の形など、多様な側面から文化財の魅力に迫る。講座内容は、次の通り。

 ▽十月二十七日=「湖東焼の魅力」▽十一月二十四日=「大津事件ー事件とその後の顛末」▽十二月二十二日=「近江の観音〜慈悲の仏〜」▽来年一月二十六日=「近世絵画の楽しみ方〜その真と贋〜」▽二月二十三日=「文化財の形ー表装のいろいろ」▽三月二十九日=「幽玄の神々〜神像と信仰具〜」となっている。聴講料は、一回千円(テキスト代含)。問い合わせは、同琵琶湖文化館(電話077ー522ー8179)まで。


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米原を通ったユダヤ難民

写真展「杉原千畝と命のビザ」

=伊吹山文化資料館で開催中=


◆湖北・米原市◆

 写真家・寿福滋氏の写真展「米原を通ったユダヤ難民〜杉原千畝と命のビザ」が、十月十四日まで米原市伊吹山文化資料館(米原市春照)で開かれている。

 寿福氏は、数年前にポーランドのアウシュビッツ強制収容所を訪れ、第二次世界大戦中、ナチスが行ったホロコーストの実態をカメラにおさめた。その取材旅行で、ユダヤ人六千人に対してビザを発給し、収容所行きを救った外交官・杉原千畝の存在を知った。

 ビザを受けたユダヤ人は、リトアニアからシベリア鉄道に乗ってウラジオストーク、そして船で日本へ渡った。国内では敦賀から米原を経て神戸へ向かった。会場には、寿福氏がユダヤ人と同じ経路をたどった旅で撮影した写真を展示し、一枚のビザに込められた想いを紹介している。

 入館は一般百円、中学生以下五十円。米原市内の小中学生は無料。問い合わせは米原市伊吹山文化資料館(電話0749-55-8106)まで。


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継体天皇支えた氏族眠る陸墓

特異な構造明らかに

馬具や須恵器など豊富な副葬品
=田中古墳群=


▲石室全景
◆湖西・高島市◆

  高島市教委事務局文化財課はこのほど、同市の田中古墳群発掘調査結果を公表した。

 田中古墳群は、古墳群のほぼ中央に田中王塚古墳が位置する。田中王塚古墳は、直径約五十八m・高さ約十mの二段築成の帆立貝形の古墳である。築造時期は、墳丘形態や表面採集された埴輪片などから五世紀後半と考えられている。

 今回、同古墳群において初めて本格的な発掘調査が実施され、初めて横穴式石室の存在が確認された。また、古墳の分布状況を確認したところ西南方向に新たな古墳状の高まりが数基認められ、古墳の総数が増えることが考えられる。

 埋葬施設は、花崗岩質の石を面取り、加工した石材で構築された横穴式石室である。現状は、羨道部、玄室西側壁、奥壁、奥室は良好に残存するが、天井石・東側壁は石取りされている。

▲馬具の出土状況
 石室は、地山を掘り込んで窪めた箇所に据えた基底石の上から積み上げて構築している。積み上げた石は、幅二十〜九十m・厚さ八〜二十mの比較的小型の石材を利用している。石室床面には三〜十m程の川原石による礫が敷かれている。規模は現存長で、羨道長三・四m・幅一・一m、玄室長三・四m・幅一・九m、奥室長一・一m・幅一・八m。

 出土遺物について石室内からは、礫敷きの直上から遺物が出土した。遺物は、玄室の袖石付近および仕切り石付近で多く出土した。袖石付近では、馬具類が重なり合うように出土した。現在、確認されている馬具は、鏡板付轡、雲珠、辻金具、鞁金具、飾金具が出土した。鉄地に金銅を貼り付けて鋲で留めている。仕切り石付近では、須恵器が出土し、坏蓋、坏身、台付坏身、高坏、短頸壷、台付長頸壷、はそうが出土した。いずれも六世紀後半のものである。この他にも、玉類・鉄鏃・滑石製紡錘車・耳環などが出土した。

 今回の36号墳発掘調査によって田中古墳群において初めて埋葬施設の状況が明らかにすることができた。確認された横穴式石室は、遺骸を安置する奥室を設けるなど全国でも類例が確認されない特異な構造であった。

 36号墳築造時期は、出土土器から六世紀後半と考えられ、その豊富な副葬品から、この時期の首長墓のひとつと推測される。

 田中古墳群は、継体天皇の父「彦主人王」の陵墓とされる田中王塚古墳で構成する古墳群である。同古墳は、彦主人・継体父子を支えた三尾氏が継体朝以後もこの地において勢力を掌握していたことを示す貴重な調査成果である。


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すてきな秋をあなたに!

第3回東近江市芸術文化祭

生涯学習まちづくり集大成
=新企画 ○得クーポン券を発行=


◆東近江・東近江市◆

 第三回東近江市芸術文化祭は、十月二十日から本格的に開幕する。第三十七回滋賀県芸術文化祭に参加し、メインの市立八日市文化芸術会館ほか、市役所や各地区公民館、駅前アピアなどを主会場に、十一月二十五日までの約一か月間、多彩な催しを繰り広げる。

 身近な芸術文化の向上を目指し、生活文化を生涯学習に生かそうと毎年開かれ、コンサートや美術展覧会、青少年意見発表ほか、カラオケやダンス、手作りフェスティバルなど、子供からお年寄りまで市民総参加の芸術文化祭となる。

 また、合併で催し会場が広範囲にわたることから、この機会に各地区の記念館や博物館などを訪れてもらおうと、新企画「○得クーポン券」(一枚につき五人まで)を発行することにした。

 十月一日から十一月三十日までの間に、総合プログラムの最終ページに掲載の記念館や博物館、資料館など六か所ほか、実行委員会主催の二イベントで利用でき、入館料や入場料などが無料か割り引きされる。詳しくは、市教委生涯学習課内芸文祭実行委(TEL24―5672)へ。主な催しは次の通り。

 【主催事業】オープニングイベント「アカペラ&タップダンスSUPERSHOW」(10月20日13時半・八日市文芸会館)▽メインイベント「ファミリーミュージカルみにくいアヒルの子」(11月23日14時・同)▽フィナーレイベント「芸能フェスティバルと抽選会」(11月25日10時・同)

 【メイン事業】美術展覧会(10月31日〜11月4日、11月7日〜11日・八日市文芸会館)▽青少年の主張大会(11月10日13時・市役所別館)▽ザ・クロマニヨンズTOUR「CAVE PARTY 07―08」(11月16日19時・八日市文芸会館)▽玉置宏「歌のアルバム同窓会コンサート」(11月22日14時と18時の二回・同)▽「第九in東近江2007」(12月2日15時・同)など


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檜皮葺で屋根葺き替え

37〜39年ぶりに修理へ

=高木神社や勝手神社で=


▲松村工務店が手掛けている伝統的技法“檜皮葺”による本殿屋根の葺き替え工事(東近江市蒲生岡本町の高木神社で)
◆東近江・東近江市◆

 滋賀県教育委員会は、国・県指定文化財建造物の保存を目的に、重要文化財高木神社本殿と境内社日吉神社本殿(東近江市蒲生岡本町)、同じく重要文化財勝手神社本殿(竜王町岡屋)、県指定有形文化財兵主大社楼門(野洲市五条)の計三件四棟の屋根の葺き替え工事を進めている。 この工事は、県教育委員会が各神社の委託を受け実施するもので、工事費用は国と県、地元市町、神社の管理者らが分担する。

 今回、対象となった四棟は、前回の屋根の葺き替え工事から三十七〜三十九年が経過し、檜皮葺(ひわだぶき)の腐朽が著しく、耐用年限にも達している。

 保存修理事業は七月一日に着手し、八月上旬には入札で施工業者を決定、同中旬頃から工事が始まった。四棟の屋根とも、檜の皮を竹釘で打ち締める伝統的な技法“檜皮葺”で全面葺き替えられる。

 また、高木神社本殿と境内社日吉神社本殿、勝手神社本殿は、これまで基礎資料となる修理工事報告書が刊行されていなかったため、過去に行われた解体修理(高木神社=昭和六年、勝手神社=昭和四年)内容を含め新たな報告書を作成するという。

 事業の実施期間は、高木神社が来年三月、勝手神社が来年二月、兵主大社が平成二十一年十月まで。

 中でも、高木神社の屋根の葺き替え工事は年内いっぱいに終了する予定で、地元の蒲生西小学校の児童が工事現場の見学に訪れる計画もある。

 なお、高木神社と勝手神社の建造物概要は次の通り。

 《高木神社》構造形式=本殿は三間社流造(さんげんしゃながれづくり)の向拝三間(こうはいさんげん)、境内社日吉神社本殿は三間社流造の向拝一間(こうはいいっけん)▽建立年代=本殿は室町時代の永正九年頃(一五一二年頃)、境内社日吉神社本殿も室町時代の永正九年(一五一二年)▽沿革=創立は資料に乏しく明らかではないが、「三大実録」によれば「近江国正六位上麻生神」に従五位下(じゅうごいげ)の神階が授けられており、この麻生神が同神社と推定される。文明十七年(一四八五年)の山部神社文書には「惣社高木大明神」とあり、中世には麻生庄(あそうのしょう)の総社として社殿を整えたとされる。祭神は、高産乃霊神(たかむすびのみたまのかみ)と大己貴命(おおなむちのみこと)を祀っている。本殿建立後、墨書や棟札などから元禄二〜九年(一六八九〜一六九六年)と文化五年(一八〇八年)、天保四年(一八三三年)、昭和五年(一九三〇年)、昭和四十三年(一九六八年)に修理が行われ、現在に至っている。

 《勝手神社》本殿構造形式=三間社流造の向拝三間▽本殿建立年代=室町時代の応永七年(一四〇〇年)▽沿革=勝手神社の創立は明らかではないが、社伝によれば貞観元年(八五九年)と伝わる。古くは「岡屋大明神」と称され、近世には「勝手大明神」とも呼ばれた。正和二年(一三一三年)からは東村・西村に加えて新村・今村・法所の五座で祭祀を執り行った。昭和四年に解体修理が行われ、その後、同四十三年に屋根の葺き替え修理が実施された。県内に多く見られる中世の神社本殿の中でも、全体に均整がよく、細部の意匠にも優れた建造物。


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傑作時代劇4本立

キネマフェスタ2007

三船・鶴田・田宮ら豪華共演
=29日 近江八幡市文化会館=


▲「白い巨塔」
◆東近江・近江八幡市◆

 平成十九年度優秀映画鑑賞会「キネマフェスタ2007〜君は傑作時代劇を見たか!第2弾〜」(文化庁、東京国立近代美術館フィルムセンター、近江八幡市優秀映画鑑賞推進事業実行委員会、財団法人近江八幡市文化振興事業団主催、近江八幡市共催)が、二十九日に近江八幡市文化会館で開かれる。

 古き良き昭和の時代、日本映画界の最盛期を彩った花形スターによる傑作時代劇。今年も、時代を越えても今なお魅力あふれる懐かしい時代劇の娯楽大作四本を選りすぐり、迫力あるスクリーンであの感動を一日中楽しんでもらう。

 一本目(午前九時半)は、黒澤明監督がベルリン国際映画祭監督賞を受賞した「隠し砦の三悪人」(昭和三十三年 東宝 白黒)。出演は、三船敏郎・上原美佐・千秋実・藤原釜足、上田吉二郎。戦国の世を手に汗握るスリリングな映像で描いた娯楽超大作。

 二本目(午後〇時半)は、天下統一を果たした徳川家康の非運の長男・信康を描いた「反逆児」(昭和三十六年 東映 カラー)。出演は、中村錦之助・桜町弘子・大河内伝次郎・月形龍之介・東千代之介・佐野周二・杉村春子。西の湖で撮影が行われた作品でもある。

▲西の湖ロケの「反逆児」
 三本目(午後二時半)は、マキノ雅弘監督の「次郎長三国志」(昭和三十八年 東映 カラー)。仁侠映画への転換期。鶴田浩二(次郎長)・大木実(大政)・松方弘樹(関東綱五郎)・山城新伍(桶屋の鬼吉)・津川雅彦(増川仙右衛門)・長門裕之(森の石松)。

 四本目(午後四時半)は、テレビドラマでも大ヒットした「白い巨塔」(昭和四十一年 大映 白黒)。医学界の実態と生命の尊厳を描いた山崎豊子の同名小説を映画化。財前五郎役の田宮二郎ほか・東野英二郎・田村高廣・船越英二・藤村志保・小川真由美ら。

 全席自由、入れ替えなしの一日券(小学生以上)は五百円。近江八幡市文化会館、近江八幡商工会議所、白雲館(近江八幡観光物産協会)、駅前観光案内所、平和堂くらしのサービスセンター(近江八幡店・アルプラザ八日市店)で発売中。問い合せは、近江八幡市文化会館(TEL0748―33―8111)へ。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
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