平成19年10月4日(木)第14845号

◆大津・大津市◆
民主・連合 候補者擁立へ産みの苦しみ
動き出した来年1月の大津市長選
最終的には4人の争いか
=共産も今月中旬に発表へ=

◆湖南・栗東市◆
大詰め迎え
“全量撤去”強まる声
=汚染拡大するRD処分場問題=


◆湖東・彦根市◆
体験!発見!
エコサイクリング参加募集
27・28日、彦根市内
=締め切り迫る=


◆湖東・愛荘町◆
琵琶湖森林づくりパートナー協定
飲料企業と森林組合
=きょう県公館で調印=


◆東近江・東近江市◆
枝と割り箸回収
華道展でエコPR
=池坊湖翆会支部=


民主・連合 候補者擁立へ産みの苦しみ

動き出した来年1月の大津市長選

最終的には4人の争いか
=共産も今月中旬に発表へ=


▲激戦が予想される大津市長選(写真は大津市役所)
◆大津・大津市◆

 任期満了(来年一月二十四日)に伴う大津市長選は、来年一月十三日告示、同月二十日投開票される。立候補予定者は、出馬表明している現職の目片信・大津市長(65)、チケット販売業の田中敏雄氏(66)を含めて四人前後になる見通しだ。民主党県連、共産党県委員会とも今月中旬には候補者選考を終えたいとしているが、難航も予想される。            【石川政実】

 目片大津市長は三月に脳内の血流障害で倒れたが、ここにきて体調に自信を見せ、十日の市議会定例会で市長選へ再選の出馬表明を行なった。これは自民党系の最大会派「大志会」の北林肇議員の質問に答えたもので「一党一派に偏らない『市民党』の立場」を強調した。

 目片市長が出馬表明をしたことにより、保守陣営では、七月の参院選で落選した山下英利前参院議員(54)、世古正・自民党県連幹事長(65)、蔦田恵子県議(45)らが出馬する公算が低くなった。

 この二十日には、田中氏が四年前の前回市長選に続き、二度目の立候補を表明。同氏は「厳しい財政の中、地元商店街の活性化と、高齢者や社会的弱者の支援政策を優先する」としている。

 目片市長に親近感をもつ市議会会派の市民ネット(民主系)と、次期衆院選をにらみ対抗馬を擁立したい民主党県連との間で食い違いがあるため、連合滋賀を調整役にして人選が進められている。

 連合滋賀の中村憲市会長は「大津市在住で、まちづくりに取り組んでいる四〜五人に照準をあて、この二十日ごろにはなんとか絞り込みたい」と話した。

 本紙予想では、NPOの市民活動家で知られるA氏(49)、女性候補ならNPOヒューマンサポート協会理事の黄瀬紀美子氏(55)、学者では龍谷大学の竺文彦教授(60)、経済人ではオプテックスの小林徹社長(59)らが下馬評に上りそうだ。なお、前回の市長選に出馬した医師の木津稔氏(65)の動向も微妙だ。

 一方、県議会会派の「対話の会・びわこねっと」の沢田享子県議(59)と大津市議会会派の「対話の会・杣」の安楽好正市議は二十二日、「大津市長選を探るシンポジウム」を市内で開催した。これを受け、嘉田由紀子知事を支持する「対話の会」では、代表の寺川庄蔵氏(63)や沢田県議などの名前が上がっているが、現実的には困難と見られている。また各方面から声がかかっている評論家の八幡和郎氏(56)は、前回の出馬とは異なり今回は慎重だ。

 他方、共産党も独自候補の擁立を検討しており、同党県委員会の奥谷和美委員長は「今月中旬には発表したい」と語っている。

 大志会の中江忠洋幹事長は「公明党に呼びかける一方、今月いっぱいまで市民ネットの動きを見定めて、同会派に働きかけたい」としている。はたして今月中旬に市長選の枠組みが決まるか、注目されるところだ。


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大詰め迎え

“全量撤去”強まる声

=汚染拡大するRD処分場問題=


▲嘉田知事に署名を手渡す矢持雅彦・合対代表(右)
◆湖南・栗東市◆

 対策の年内決定に向けて大詰めを迎えたRD産廃処分場(栗東市小野)問題で、市民から全量撤去を求める声が強まり、県へ相次いで対策案が提案されている。同処分場からはダイオキシンや総水銀、ヒ素などの有害物質が流出し、地下水・土壌の汚染が拡大している。硫化水素の発生により問題が表面化して八年。手をこまねいてきた県行政に対する住民の不信感は根強い。

ドラム缶撤去求む署名1万4千

 住民団体「合同対策委員会(合対)」と「飲み水を守る会」はこのほど、早期に有害物を撤去するよう求める約一万四千筆の署名を嘉田由紀子知事に手渡した。署名運動は市内外で八月中旬から行われた。

 要望によると、RD社元従業員の証言では、処分場内の深さ二十〜三十メートル地下に有害物入りドラム缶を数千本埋めたとし、その一部が一昨年十二月に処分場西側で検出されたドラム缶百五本だとしている。このため、未調査区域についても掘り下げて調査する必要性を訴えている。

 今月実施される県の掘削調査計画によると、医療廃棄物や汚泥などが埋められたとされる五カ所は、県が直接聞き取ったRD社元従業員の証言に基づいて選定。ここを掘削するなどして、深さ二〜二十三メートルにおける違法物の有無を確かめる。

 これについて高谷順子・飲み水を守る会事務局長は「県は、私達の要求を不十分ではあるが受け入れて二十メートル以上の深い掘削を行い有害物調査をすると発表した。これは、五日間に及ぶ真夏の県庁前集会や一万四千筆の知事への要請署名が嘉田知事に届いた結果であると思う。有害物除去のためさらに広範囲の掘削調査を行うよう運動を広げたい」としている。

 対策工法については、有害物を安全に無害化する方法が現在ないことや、莫大な費用がかかるため、予算十億円程度でできる屋内保管を提案。具体的には<1>対象地の廃棄物を区画ごとに掘削移動して目視で有害物を除去<2>有害物を除いた残土は埋め戻す<3>有害物は処理方法が決まるまで一時保管---としている。

地元で完全解決訴える集会

▲栗東市内で開かれた住民集会
 別の住民団体「地域環境を守る特別委員会」はさきごろ、栗東市内で地元住民集会を開いた。集会では、問題の現状や方向性について、同会代表で県対策委員の早川洋行氏、同じく委員の梶山正三氏と池田こみち氏らが現状を報告し、私見を述べた。

 このなかで池田氏は、八月の県対策委員会で提案した処分場対策(早川、梶山、池田の三氏連名)について、「時間はかかるがきれいになる」と紹介した。

 同案は、緊急対策として地下水汚染の拡大を防ぐため処分場周辺を遮水壁で囲み、上部は雨水が浸透しないようアスファルト鋪装し、水質監視のモニタリングと水処理、ガス対策を行う。さらに、年度ごとに違法物の掘削・除去・無害化を段階的に実施し、最終的に全量撤去を目指す。

 梶山氏は、同処分場の廃棄物量が許可容量の一・八倍にあたる約七十二万立方メートルに上ることに触れ、「県の金がないから全量撤去できないでは困る」と県をけん制した。

 また、税金投入による解決で「悪徳業者の尻拭いするのはおかしいかも」としながらも、許可権者として違法操業を見過ごしてきた県も「負けず劣らず悪い」と県責任による完全解決を訴えた。

 早川氏は県の姿勢について「(地元の声を軽視せず)解決策を住民に近いところで決定する原理が必要」と注文した。


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体験!発見!

エコサイクリング参加募集

27・28日、彦根市内
=締め切り迫る=


◆湖東・彦根市◆

 県環境学習支援センター(草津市)は十月二十七、二十八日、こどもエコクラブ体験ひろば「体験!発見!エコサイクリング〜グリーンマップをもって『ひこね』を探検しよう〜」を開催するため、参加者を募集している。締め切りは同月五日まで。

 こどもエコクラブとは、環境省が提唱する子ども(幼児〜高校生)なら誰でも参加できる環境活動のクラブで、県内では、現在二百十八団体八千四百八十六人(今年三月末)のこどもエコクラブが活動している。

 これらのこどもエコクラブを対象に、滋賀県のフィールドを活用した環境学習を体験し、各クラブ同士の交流を深める機会を提供するため開催するもの。第三弾の今回は、身近な交通手段である自転車を使って、地域の環境について学ぶ。

 内容的には▽ひこねグリーンマップの紹介▽自転車の安全走行について▽自転車に乗って出発〜彦根市内をエコサイクリング〜▽探検してきたことを発表ーなどとなっている。参加無料。問い合わせは、同環境学習支援センター(電話077ー569ー4770)まで。


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琵琶湖森林づくりパートナー協定

飲料企業と森林組合

=きょう県公館で調印=


◆湖東・愛荘町◆

 愛荘町愛知川に滋賀工場があるコカ・コーラウエストホールディングスと同町安孫子の向山生産森林組合がきょう四日、県庁で「琵琶湖森林づくりパートナー協定」を締結する。

 両者は、県の琵琶湖森林づくり条例に沿って、自然環境の保全活動や林業の活性化に向けての協働について協議を重ね、コカ・コーラ側が活動資金を提供し、これをもとに森林組合が保有する「しが、さわやか自然の森」の森林づくり活動や環境学習に活用することで合意した。

 協定の内容は、両者は同じ町内にあり、水を大量消費するコカ・コーラが、鈴鹿山麓の豊富な水資源を生みだし、保全している同組合の活動を資金面と人材の派遣で支援するもので、具体的には、コカ・コーラから提供される水源の森林整備支援金を森林組合が、同町斧磨(よきとき)に所有する約十一ヘクタールの「さわやかの自然の森」の管理と整備活動に活用する。また、枝打ちや間伐作業などコカ・コーラの社員の森林保全活動と環境学習を受け入れ、指導を行うとともに同社が森林を利用することを承諾する内容になっている。

 また、県と町は、これらの協定に基づく活動を行政の立場から支援することも盛り込まれており、午後四時から県公館で行われる調印式に嘉田由紀子知事と村西俊雄愛荘町長が立ち会い、署名する。

 コカ・コーラの滋賀工場は、従業員五十一人。会社全体では国内シェアー三割を占める日本最大の清涼飲料水の製造会社で、世界中での売上高は四位にある。一方、同森林組合は、約七五ヘクタールの森林を保有し、組合員は五二二人。


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枝と割り箸回収

華道展でエコPR

=池坊湖翆会支部=


▲展示会場に設けられた残り枝と割り箸の回収コーナー
◆東近江・東近江市◆

 「1000年の華 秋風にのって」をテーマに先月二十九、三十日の両日、八日市文化芸術会館で開かれた「池坊展」(池坊湖翆会支部主催)が開かれた会場で、生け花で残った枝や使用済みの割り箸を回収するコーナーが設けられた。

 池坊青年部では、華道人としてやさしい自然環境保護の取組をスタートする「もったいないプロジェクト」を立ち上げ、十一月に京都で開かれる花展で集まった枝と割り箸を使った巨大自由花の作品を制作し、来場者に環境にやさいエコへの取組をPRする。同支部もこの活動に賛同し、ことしも立派な作品が並べられた一角に、回収ボックスを設けて、来場者に協力を呼びかけた。


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