平成19年10月11日(木)第14850号

◆全県◆
下流の総水銀、処分場から流出か
=RD問題 県と栗東市で見解相違=

◆大津・大津市◆
秋の湖都ぶらぶら歩き楽しんで!
びわ湖大津観光協会 観光パンフを製作
=“なごみ旅”テーマに4コース紹介=


◆湖南・栗東市◆
栗東市が断トツの73万円
18年度決算 市民1人当たり地方債残高
=経常収支比率99・8%と弾力性失う=


◆東近江・東近江市◆
歴史深い建造物守る
職人の熟練技を体感!
高木神社で“檜皮葺”
=蒲生西小6年生=


◆東近江・東近江市◆
能登川ふれあいフェア
河川敷運動公園で21日
=過去最高100区画、催しいっぱい=


◆東近江・近江八幡市◆
不審者の侵入許さない
子どもたちを安全に
=金田小で防御・避難・防犯訓練=


下流の総水銀、処分場から流出か

=RD問題 県と栗東市で見解相違=


◆全県◆

 県はこのほど、RD最終処分場(栗東市小野)の地下水・浸透水の追加検査で国基準を超過する総水銀を検出したと発表した。これは「下流三百|四百メートル付近で出続ける高濃度(最高で基準二百八十倍)の総水銀は、上流の処分場から流出しているもの」とする栗東市の従来からの見解を裏付けたようだが…。

 県によると、処分場の地下水調査は、基準(一リットル当たり〇・〇〇〇五ミリグラム)最大五・二倍の総水銀のほか、基準を超過するヒ素、鉛、ホウ素などが検出された。

 また、処分場内の浸透水(雨水)の一部からも、基準の最大三十六倍の総水銀のほか、ヒ素、鉛、ダイオキシン類、ホウ素、フッ素、PCB、カドミウムなどの有害物資が、環境基準を超えて検出された。

 さらに浸透水の水質評価については、廃棄物に降り注いだ雨水が浸透水として地層を通過する際、浸透水に含まれる粒子は通過できないと想定して、試料の粒子を取り除いた状態も検査した。この方法だと、総水銀と鉛、カドミウムは基準以下となった。

 今回の水質結果について畑明郎・大阪市立大大学院教授は「とくに、浸透水や地下水から総水銀が環境基準を超えて検出されたことは、従来の県が主張していた『処分場周辺の地下水で環境基準を超えて検出された総水銀は、処分場内で検出されていないので、汚染源が処分場であるとは断定できない』の根拠が崩れ、『水銀の汚染源は処分場内の廃棄物にある』ことを証明するものである。また、『ろ過した試料からは総水銀、鉛は検出されなかった』とするが、水銀や鉛はSS(浮遊粒子)に付着しているためであり、処分場内外の地下水はSSを含んだままで流れており、SSを含めた全量分析の結果で評価するべき」と指摘している。

 ただし、県は総水銀の下流側への流出に対して、地下水の流動方向を理由に否定的。流動方向は観測井戸の水位測定に基づき、処分場内に関しては北西へ流れているとして栗東市の見解と一致するが、場外の北西三百|四百メートル付近の総水銀検出地点は逆の南東を向いて別の流れとして、「下流側の総水銀検出については最終処分場が原因でない」としている。

 これに対して栗東市の乾澤亮・環境経済部長は、さきごろ行われた県対策委員会で「処分場の下流へいくほど地下水層が低くなるのに、県の見解だと、地下水が地下水層の低い所から高い所へ流れてしまう」と反論し、県は専門部会(十五日開催)で再検討すると回答した。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


秋の湖都ぶらぶら歩き楽しんで!

びわ湖大津観光協会 観光パンフを製作
=“なごみ旅”テーマに4コース紹介=


◆大津・大津市◆

 びわ湖大津観光協会は、観光情報パンフレット秋号を製作した。「びわ湖大津なごみ旅|ぶらぶら歩きを楽しむ」と題し、大津の秋を家族やグループで堪能できる四つのモデルコースが紹介されている。

 サイズはA4版、八ページで、四色印刷。製作部数は七万部。モデルコースとして<1>石山なごみ旅(石山寺・「源氏物語千年紀in湖都大津」プレイべント〜瀬田コース)<2>膳所なごみ旅(義仲寺他松尾芭蕉ゆかりの地コース)<3>坂本なごみ旅(紅葉の名所坂本近辺散策コース)<4>志賀なごみ旅(小野妹子ゆかりの地めぐりコース)ーのほか、コラム「贅沢時間」おすすめスポット、大津秋のイべントガイドなどが掲載されている。

 また「びわ湖大津めぐり旅-ドライブを楽しむ」と題し、高速道路のサービスエリアに配備する、ドライブに便利なパンフレットも製作した。サイズは、A4版、八ページで四色印刷。製作部数は七万部。モデルコースは、石山なごみ旅、膳所なごみ旅、坂本なごみ旅、志賀なごみ旅の四コースが紹介されている。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


栗東市が断トツの73万円

18年度決算 市民1人当たり地方債残高
=経常収支比率99・8%と弾力性失う=


◆湖南・栗東市◆

 栗東市の一般会計および九特別会計の平成十八年度決算は、歳入総額が三百六十億八千百万円(前年度比三・六%減)、歳出総額が三百五十四億三百万円(同四・四%減)で、実質収支額は六億三千万円の黒字となったが、財政の弾力性は悪化している。滋賀報知新聞社は県内十三市の十八年度決算を下水道など公営企業関係を除いた“普通会計ベース”で調査し、栗東市に新幹線新駅を推進できる体力が残されているのかを検証してみた。 

【石川政実】


●トップの経常収支比率

 財政構造の弾力性を見る一つに「経常収支比率」がある。歳入に占める経常的経費の割合を示すもので、比率が低いほど弾力性がある。一般的に都市部では、七五%程度が妥当とされている。栗東市の経常収支比率は九九・八%で、十三市の中で断トツに高い。

●公債費比率15・9%

 「実質公債費比率」も弾力性を見る指標の一つ。これは、標準財政規模などに対する借入金や利子のウエートを示すもので、比率が一八%以上の団体は起債に当たり許可が必要になり、二五%以上では起債が制限される。市の実質公債費比率は、一五・九%と前年度より二・四ポイントも高くなっている。また「市民一人当りの地方債残高」つまり借金も、同市は七十三万円と十三市の中で群を抜いて多い。

●19年度イエローカード?

 財政再建団体に転落した夕張市の二の舞いになるのを防ごうと、総務省は年内に、土地開発公社などを含める「将来負担比率」などの新しい指標をつくり、十九年度決算から指標を算出し、二十年度決算から要注意の自治体には「イエローカード」などを出して行政指導や勧告を行なっていく。

 栗東市土地開発公社は十八年度決算で、簿価で約百八十六億円にのぼる事業用地を抱えており、市の内部でも「公社を指標に加えればイエローカードになりかねない」と危惧する声が出始めている。

 共産党の馬場美代子市議は「公社の百八十六億円は、不当な高値で土地区画整理事業用地などを先行取得したものだ。現在の財政状況で新幹線を推進すれば第二の夕張市になるのは必至」と指摘している。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


歴史深い建造物守る

職人の熟練技を体感!

高木神社で“檜皮葺”
=蒲生西小6年生=


▲専用の金づちで檜皮に竹釘を打つ児童ら(東近江市蒲生岡本町の高木神社で)
◆東近江・東近江市◆

 東近江市立蒲生西小学校の六年生百六人がこのほど、三十九年ぶりに修理が行われている同市蒲生岡本町の高木神社を訪れ、伝統的な屋根葺き技法“檜皮葺(ひわだぶき)”を体験した。

 約五百年前に建てられたと考えられている高木神社本殿と境内社日吉神社本殿は、国の重要文化財に指定されている。両本殿二棟とも昭和四十三年の修理から三十九年が経過し、檜皮(ひわだ)の傷みが広がってきたため、神社所有者の委託を受けた県教育委員会が今年七月から屋根の全面葺き替え工事に取り掛かっている。

 当日は、県教育委員会文化財保護課・八木誠一主査が、高木神社の歴史を解説後、地上約三メートルの高さで行われている作業現場へ案内。長さ七十五センチの檜皮をものさしも使わず一・二センチずつづらしながら葺かれた屋根の美しさと、寸分の狂いもない職人の熟練技に、児童らは「すげー」と目を丸くし、古来より伝承されてきた伝統的な技法に触れた。

 また、葺き替え工事を請け負っている松村工務店の松村純孝さん(35)が、児童の目の前で先端がサイコロのような形をした専用の金づちで、竹釘(たけくぎ)を片手で素早く打つという十八年かけ培ってきた職人技を披露。三十〜四十本まとめて竹釘を口にふくみ、先端を舌で確認しながら一本ずつ取り出す器用さに、児童は思わず「さくらんぼの枝も口の中で結べるんですか」と質問していた。

 実際に檜皮葺にも挑戦し、同小六年の奥村奈穂ちゃんは「竹釘を舌で確認するのは刺さりそうで、職人さんでしかありえへんと思った。金づちで竹釘を打ったらすぐに折れてしまった」と語り、今川水鈴ちゃんも「竹釘を刺すうちにどんどん楽しくなってきた。職人さんのようにはできず、修業しなあかんなと思った」と歴史深い建造物を守る職人の偉大さにも目を向けた。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


能登川ふれあいフェア

河川敷運動公園で21日

=過去最高100区画、催しいっぱい=


▲多くの催しやフリーマーケットなどで賑わうフェアのようす
◆東近江・東近江市◆

 家族そろって楽しめる「第十五回能登川ふれあいフェア」(同フェア実行委主催)が二十一日、東近江市ふれあい運動公園(愛知川左岸河川敷、栗見橋付近)で開催される。小雨決行、台風等の荒天時は中止。

 地域の文化産業や健康福祉、環境に対する理解と認識を深め、住民参加のふれあいを楽しむ秋の恒例イベントで、今年のテーマを「ふれあいの輪を広げよう びわ湖から」とし、鈴鹿から琵琶湖まで広がる東近江市のコミュニティを広げようと、市内外から多くの企業や団体、ボランティアらが協力し、過去最高となる百店舗ものリサイクルフリーマーケットや模擬店が軒を連ねる。

 また、子どもたちに大人気の「それいけ!アンパンマンショー」や、スマイルパフォーマーのQちゃんショーをはじめ、市スポーツ少年団バトントワリング部、能登川中学校、能登川商工会によるステージショーが開かれる。さらに、広場一帯には、はしご車・煙体験ハウスのほか、風船プレイランドふわふわぞうさん、機関車トーマス号も登場する。

 開催時間は午前九時半から午後三時まで。当日は、長勝寺・佐野・種方面からと、北須田・山路・垣見方面からのA、Bコース無料送迎バスが運行され、各コースとも帰りはふれあい運動公園から逆コースで送迎(午後零時十五分と一時、一時四十五分、三時十五分の出発予定)する。

 問い合わせは能登川支所地域振興課(0748―42―9910)へ。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


不審者の侵入許さない

子どもたちを安全に

=金田小で防御・避難・防犯訓練=


▲不審者を取り押さえる教諭ら
◆東近江・近江八幡市◆

 近江八幡市立金田小学校(金剛寺町 日岡昇校長、児童数八百五十四人)でこのほど、教職員と全児童を対象にした「不審者対応・避難訓練」が行われ、不審者への警戒と犯罪被害防御への意識を高めた。

 訓練は、近江八幡警察署と近江八幡市補導委員会や近江八幡・安土・竜王少年センターが、教職員の初期対応および児童の安全確保と避難誘導、児童の避難手順確認および登下校時の防犯対策などを目的に開いた。

 学校周辺をうろつき、校内をうかがう男に警備員が気づき、「何か用ですか」などと対応するも、不審な挙動を続けたため、笛で不審者侵入の合図を出すとともに、職員室へ連絡。教頭ら男性教諭三人が防御用の“さすまた”を持って応援に駆けつけた。

 「校内に知り合いが居る、用事がある」と言う不審者に、「今は授業中、用事があれば伝えます」などと対応すると、不審者は一旦あきらめて立ち去るかに見えたが、やわら振り返り、懐から刃渡り三十センチほどの庖丁を取り出してちらつかせ、強引に玄関から侵入しようとした。

▲寸劇で誘拐防止と子ども緊急通報装置の正しい使い方を指導する少年補導員ら
 警備員と教諭は協力して玄関前で侵入を阻止、庖丁を取り上げ、不審者を取り押さえることに成功、校舎内への侵入を防いだ。

 一方、校内には不審者侵入の放送が流され、各教室から担任教諭の誘導で児童が玄関付近を避けながら体育館に向かって避難、全員無事、避難することができた。

 体育館では、登下校時の誘拐防止と県内では同校学区の通学路にしか設置されていない「子ども緊急通報装置」の正しい使用方法を、少年補導委員や少年センター職員の寸劇を通して学び、児童らは改めて、一人にならない、知らない人について行かない、緊急の時の通報装置利用などを確認した。

 日岡校長は、「五分四十五秒で全員避難することができました。みんなの命を大切にすることが一番。先生もみんなも大変よくできました」と、訓練を振り返った。

 最後に、近江八幡署生活安全課の濱田為久係長が「それぞれの対応はよくできていました」と訓練を評価し、「先生の言うことをよく聞いて速やかに避難すれば安全。悪い人は子どもが一人でいるところを狙っているので登下校は大勢で」など、子どもたちにもう一度、緊急時や日頃の心構えなどについて、念を押した。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ