平成19年10月25日(木)第14862号

◆緊急社説◆
最高裁の上告棄却で
国松市長と新政会らは市民に陳謝せよ
11月以降も推進唱えるなら、市長リコールは必至
=編集主幹・石川 政実=

◆全県◆
京阪電車が
’08カレンダー発売


◆全県◆
汚染拡大の経路明らかに
廃棄物と地下水層が接触!
=RD問題=


◆大津・大津市◆
仏教支えた“女性の信仰”浮き彫り
琵琶湖文化館で特別展
=石山縁起巻など絵巻、工芸作品=


◆東近江・日野町◆
優美さ競うダリア
=日野ダリア園で見ごろ=


◆東近江・近江八幡市◆
八幡堀に竿の列
さかな釣り大会
=家族ら38組、今年はオイカワも=

◆全県◆
新幹線新駅、「中止」決定
最後の促進協正副会長会議で合意できず
28日の総会で嘉田知事報告へ
=区画整理事業の補償問題難航か=


◆大津・大津市◆
来年1月の大津市長選
民主・連合 黄瀬氏に照準!?
=擁立失敗なら豊田氏急浮上か=


◆緊急社説◆

最高裁の上告棄却で
国松市長と新政会らは市民に陳謝せよ
11月以降も推進唱えるなら、市長リコールは必至

=編集主幹・石川 政実=


▲工事がストップしたままの建設予定地
 栗東市に予定の新幹線新駅をめぐり、同市が市道の拡幅名目で新幹線の仮線工事などに約四十三億円の地方債を発行(起債)して充てるのは地方財政法に違反するとして、地元住民らが国松正一市長を相手取り起債の差し止めを求めた訴訟で、最高裁第二小法廷(中川了滋裁判長)は十九日、市の上告を棄却し、「仮線工事費を地方債で賄うのは違法」とした今年三月の二審大阪高裁判決が確定した。

 新幹線建設問題をめぐっては、県や栗東市など六市などで構成する新駅設置促進協議会で、JR東海と結んだ覚書きについて今月末までに結論を出すことになっており、中止に向けて二十四日の正副会長会議に続いて二十八日には総会が予定されている。

 起債が認められなかったことについて国松市長は「残念だ。しかし起債対応分の財源は、財政計画の見直しの中で対応が可能」と強気の姿勢を崩さなかった。具体的には、市の担当者によれば新幹線新駅に接続するJR草津線新駅の工事費を減額し、残る部分は新駅建設の基金(約三十四億円)を先行的に切り崩して、後は経済波及効果による増収分や国のまちづくり交付金を充てるなどの考えを示した。

 しかし草津線新駅については、いまだJR西日本と正式な合意に至っておらず、新幹線新駅の栗東負担分百一億円とはいっさい関係がない。また新駅基金を前倒ししても、実際の負担は変わるものでなく、増収見込みも「とらぬ狸の皮算用」になりかねない。

 本紙既報のように同市の一般会計および特別会計の平成十八年度決算を“普通会計ベース”でみると、少ないほど財政構造の弾力性を示す「経常収支比率」は九九・八%で、十三市の中で断トツに高い。同様に実質公債費比率も、一五・九%と前年度より二・四ポイントも高くなっている。また「市民一人当りの地方債残高」つまり借金も、同市は七十三万円と十三市の中で群を抜いて多い。さらに市土地開発公社は、簿価で約百八十六億円にのぼる事業用地を抱えており、予断を許さない財政状況にある。

 新駅の起債差し止め訴訟が起こった段階で、市には敗訴が想定できたはずである。いずれにせよ違法な起債四十三億円を含む十九年度予算案をあえて提出した国松市長と、この原案を認めた保守系の新政会(当時の新政栗東)と公明党の責任は、たとえ予算の減額修正が今後、臨時議会で行われたとしても、許し難いほど「重大」である。また中止が決まってもなお、十一月以降も国松市長が事実上不可能な新幹線「推進」を主張し、県との対決をいたずらに続けて区画整理事業の後処理が遅れる事態になるなら、市長のリコール運動も起こってこよう。また、嘉田由紀子知事も、道義的責任において、地権者に対しもっと誠意ある対応をとるべきである。それこそが知事の目指す対話行政であろう。


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京阪電車が

’08カレンダー発売


▲2008カレンダー
◆全県◆

  京阪電気鉄道(大阪市中央区)は、「京阪電車2008カレンダー」(写真)を二万部発行し、主要駅などで発売している。季節感あふれる情景の中を走る京阪電車や京阪グループの電車の写真で構成された月めくりタイプで、日付部分のメモ用余白スペースには、沿線で行われる社寺行事の情報なども掲載している。

 大きさは、A2判、十四枚綴りで、鮮やかなオールカラーとなっている。巻末には付録として、京阪グループの車両ラインナップフォトが付いている。

 価格は八百円で、京阪電車の主要駅事務室(淀屋橋、天満橋、京橋、守ロ市、寝屋川市、香里園、枚方市、樟葉、中書島、丹波橋、四条、三条、浜大津)のほか、セカンドポシェ(駅売店)、京阪沿線のアンスリー、京阪交通社の各営業所、紀伊国屋書店(京阪モール内)、旭屋書店(京阪百貨店守口店内)などで購入できる。

 問い合わせは、京阪エ一ジェンシー(06ー4792ー0810)まで。


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汚染拡大の経路明らかに
廃棄物と地下水層が接触!

=RD問題=


▲上空から見たRD処分場
◆全県◆

 県はこのほど開かれた最終処分場対策専門部会で、有害物質による汚染拡大が危惧されるRD処分場(栗東市小野)の廃棄物層の底部が、地下水の通過する砂層(地下水層)に接している、と公表した。これまで周辺の地下水からは有害物質が検出されており、その経路のひとつが明らかになったのは初めて。

 県最終処分場特別対策室によると、七、八月に場内十二カ所周辺4か所で実施したボーリング調査と、これまでの調査データを突き合わせて推測した。それによると、RD処分場の廃棄物層の底部四万八千五百平方メートルは、有害物質の地下流出を防ぐ粘土層に接している部分と、そうでなく、地下水層に接している部分八千七百平方メートルがあることが分かった。

 つまり、雨水が廃棄物層にしみとおって浸透水となり、これに有害物質が溶け出し、さらに廃棄物層底面と接している地下水層へ流出し、周辺地域の汚染拡大につながっていた。

 廃棄物中の浸透水から検出された有害物質は、ヒ素(国基準の最大五十三倍)、鉛(同六百十倍)、総水銀(同三十二倍)、カドミウム(同三・五倍)、ダイオキシン(同二千倍)、ホウ素(同一・九倍)、フッ素(同一・七五倍)PCB(同四・五倍)など。

 一方、周辺地域の地下水からは、ヒ素(同三・八倍)、ダイオキシン(同二十一倍)などが検出されている。


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仏教支えた“女性の信仰”浮き彫り

琵琶湖文化館で特別展

=石山縁起巻など絵巻、工芸作品=


▲「石山寺縁起巻7、1巻」(重文、石山寺)
◆大津・大津市◆
  信仰の中での女性の関わりを紹介する特別展「女性と祈りー信仰のすがた」が、十一月十八日まで県立琵琶湖文化館(大津市打出浜)で開かれている。

 神仏に対する信仰とは本来無垢な心の現れであり、老若男女、貴賤を問わず行われてきた。仏教における日本で最初の出家者は女性であり、奈良時代から平安時代にかけて国家仏教としてその興隆を見たのは、光明皇后や称徳天皇などの力によるところが大きかった。

 同展では、女性の信仰に関する作品のうち、とくに近江に伝わる彫刻や絵画、書跡、工芸作品を、それぞれ「女性としてあらわれた神仏」「信仰する女人の姿」「捨財・結縁する女性」の三つのコーナーで紹介し、経済基盤を背景に神や仏と積極的に関わろうとした女性の姿を浮き彫りにする。

 主な出展作品は、石山寺縁起巻(重文、石山寺蔵)、木造吉祥天立像(重文、園城寺蔵)、普賢十羅刹女像(県指定文化財、成菩提院蔵)など。

 展示説明会は、十一月三日午後一時半から井上ひろ美・琵琶湖文化館学芸員が行う。

 入館料は大人三百円(二百四十円)、高大生二百円(百六十円)、小中生百二十円(百円)。( )内は二十人以上の団体料金。問い合わせは、県立琵琶湖文化館(電話077ー522ー8179)へ。


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▲子どもをもとりこにする大輪のダリア(日野町鎌掛にある日野ダリア園で)
優美さ競うダリア

=日野ダリア園で見ごろ=


◆東近江・日野町◆

 日野町鎌掛にある花の郷日野ダリア園(平谷宗夫会長)で、約百種類一万本のダリアが、最後の力を振り絞り艶やかに咲き乱れている。

 今年は、秋の行楽シーズンに長く鑑賞できるよう遅咲きに調整。現在、園内は満開のダリアで覆い尽くされ、八月の開園以後、最も美しい風景が広がる。

 深紅や鮮やかな黄、凛とした白色とさまざまな表情で来園者を出迎え、手の平ほどの大輪が放つ華やかさは圧巻。また、“踊り子”や“福美人”、“プリンセスダイアナ”など花の名前も個性的。

 同園スタッフは「霜がおりると花は一気にダメになってしまうので、この美しさを逃さぬよう早めに足を運んでほしい」と話していた。

 毎週火曜日休園。開園時間は、午前十時から午後四時まで。詳しくは、NPO法人日野ダリア園(0748―52―5651、ホームページhttp://hinodariaen.com/)へ。


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八幡堀に竿の列

さかな釣り大会

=家族ら38組、今年はオイカワも=


▲釣りを楽しむ参加者
◆東近江・近江八幡市◆

 第六回八幡堀さかな釣り大会が秋晴れの絶好の釣り日和となった二十一日に近江八幡市の八幡堀で開かれ、市内外から参加した三十八組、約百二十人の親子らが、釣りを楽しんだ。

 八幡堀を守る会(白井貞夫会長)が、市や市教委の後援、ハートランド推進財団・八幡公民館・地元自治会・近江八幡おやじ連・びわ湖お魚探検隊・藤本釣具店の協力で、親子や家族といっしょに釣りを通して、八幡堀の風景や環境に親しみと関心をもち、ふれあいやコミュニケーションづくりに役立ててもらおうと、毎年開いている。

 参加者は受付でエサとバケツを受け取り、本町橋から幸円橋までの約百五十メートルの間の好きな場所に陣取って、午前九時、一斉にさおが投げ入れられ、八幡堀にさおの列が続いた。

 大会は大人と子どもが組になっての二時間の釣果で行われ、釣り上げた魚の数、大きさ、在来魚の有無などで争われた。

 各釣りポイントでは子どもたちがお父さんやおじいちゃんの手を借りながら糸を垂らし、なかなか釣れなかったり、連続で釣り上げたりと、釣りを楽しむほほえましい光景がみられ、一匹釣り上げるごとに後や横で見守るお母さんやおばあちゃんもいっしょに大喜びしていた。

 検量・検寸の結果、七十四匹を釣り上げた大薮幹夫さんが優勝。準優勝は小嶋拓海さん、三位は寺岡壮太さんが続いた。

 釣り上げられた魚のほとんどがブルーギルとブラックバスの外来魚で、参加者は八幡堀の現状を改めて知る結果となった。それでも、昨年は一匹もかからなかった在来魚も、今年はオイカワ一匹だけだが釣り上げられた。


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新幹線新駅、「中止」決定

最後の促進協正副会長会議で合意できず
28日の総会で嘉田知事報告へ
=区画整理事業の補償問題難航か=


▲会議に臨む嘉田知事(右端)と国松栗東市長(左端)
◆全県◆

 栗東市のJR東海の新幹線新駅の是非をめぐり、県と関係六市で構成する新駅設置促進協議会の正副会長会議(会長=嘉田由紀子知事)が二十四日、滋賀県庁で開かれ最後の協議を行なわれた。席上、嘉田知事が二十八日の促進協総会に報告する新駅中止を盛り込んだ方針案を示したが、「推進」を主張する栗東市の国松正一市長が合意しなかったため、結果的に「時間切れ」の形で「新駅中止」が決まった。      【石川政実、高山周治】

 新駅建設について促進協がJR東海と結んだ覚書では、十月末を前に結論が出ない場合、現行の工事協定を終了することになっていた。昨年七月の知事選で「凍結」を掲げた嘉田知事が当選して、それまでの県の「推進」の立場を覆した。これに対し国松市長も「推進」の立場を崩さず、議論は平行線を辿り、この二十四日の促進協の会合でも合意に至らず、十月末の期限切れを迎えることになった。

 嘉田知事が二十四日の会合で示した報告案は、周辺五市が支出した工事費を県が代わって負担し、栗東市負担分は別途検討する▽栗東副都心区画整理事業は別の協議の場を設ける▽県南部地域振興の具体策を検討▽新駅建設基金は課題解決のために残すーなどとなっている。今後の焦点は、区画整理事業の地権者の補償問題に移ることになるが、難航が予想される。

 政副会長会議後に嘉田知事は「四月二十四日に覚書を結んでから、時間の経過のなかで事実として(本日)凍結が確定した。十月末をもって(全ての問題が)終わったわけでない。土地区画整理事業をどうするか、県としても栗東市と話し合いながら誠意を持って対応したい」と語った。

 国松市長は、県が嘉田知事就任によって新駅中止・凍結へ方針転換したことについて「締結した協定類の履行などの法的責任を軽んじることになり、非建設的、非現実的で行政不信に陥る」と憤り、「表現のいかんを問わず総会においても現行協定類の終了(計画中止)を前提にした、いかなる報告も了としない」とコメントした。


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来年1月の大津市長選

民主・連合 黄瀬氏に照準!?

=擁立失敗なら豊田氏急浮上か=


◆大津・大津市◆

 大津市長選は、来年一月十三日告示、同月二十日投開票される大津市長選は、現職の目片信・大津市長(65)、チケット販売業の田中敏雄氏(66)が出馬表明しているが、片や民主党県連および連合滋賀では、NPO活動家の草分け的存在である政策フォーラム滋賀代表の阿部圭宏代表(49)の擁立に失敗したため、照
準をNPOヒューマンサポート協会理事の黄瀬紀美子氏(55)に絞り、今週始めに接触をした模様だ。事実上、同氏の返事待ちだ。時間的な問題もあり、今月中に意向を確認するとみられる。受諾すれば、嘉田由紀子知事を支援する「対話の会」も一緒に推す公算が高い。

 同氏が固辞した場合は、出馬に意欲があるとされるFM滋賀の取締役で「豊パパ」の愛称でDJも勤めている豊田一美氏(60)が急浮上しそうだ。なお、共産党は来週にも独自候補を発表するとみられる。


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