平成19年11月11日(日)第14877号

◆東近江・東近江市◆
多発する火災に歯止め
15日まで 秋の予防運動展開
発生防止対策など指導徹底
=地域防火の環境づくり推進=

◆東近江・東近江市◆
秋の夜彩る光の輪
感動「輝望の灯」
=23日から永源寺ライトアップも=


◆東近江・東近江市◆
絵本の表紙が誘いかける!
=蒲生北小「絵本のひろば」=


◆東近江・近江八幡市/竜王町◆
被害者を生まない社会へ
近江八幡市で 「生命のメッセージ展」
=16〜18日=


多発する火災に歯止め

15日まで 秋の予防運動展開

発生防止対策など指導徹底
=地域防火の環境づくり推進=


◆東近江・東近江市◆

 火災の多発シーズンを迎えて、九日(一一九番の日)から「秋の火災予防運動」が全国一斉に始まった。この運動は、秋から冬にかけて木枯らしが舞う季節となり、空気の乾燥とともに火災の発生しやすい気候となることから、十五日まで繰り広げられる。

 この時期に火災予防の思想普及を図り、発生の防止や火災による死傷事故、財産の損失を防ぎ、併せて地震などの災害の被害軽減を目的に、統一標語「火は見てる あなたが離れる その時を」を掲げ実施される。

 東近江消防本部は、運動期間中▽住宅防火対策の推進▽放火火災・連続放火火災予防対策の推進▽特定防火対象物等における防火安全対策の徹底―の三項目を重点目標に取り組む。

 管内各消防署単位には▽広報活動(街頭啓発、ポスター・立て看板)▽防火指導(住宅診断、住宅用火災警報器の設置促進、放火されない環境づくり、女性防火クラブへの指導推進、要援護者の避難体制、防火教室)▽消防訓練(事業所との合同訓練)―などを実施する。

 期間中に八日市消防署は、布施・船岡地区(百九十四戸)ヘの住宅防火診断、日野友愛会「沖野原」や神崎中央病院との合同訓練、ホテルや福祉施設への防火査察、野幼稚園での消防お話会(三十日)に取り組むほか、八日には女性防火クラブらがユーストア今崎店前で街頭啓発を行った。

 このほか各消防署は、防火査察や事業所との合同訓練、自治会や女性防火クラブへの指導、住宅防火診断ほか、幼児防火教室、中学生防火体験学習、普通救命講習、ゲートボール大会などを行い、防火思想の高揚を図る。


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秋の夜彩る光の輪

感動「輝望の灯」

=23日から永源寺ライトアップも=


▲鮮やかに浮かび上がった「輝望の灯」
◆東近江・東近江市◆

 東近江市永源寺運動公園グラウンド(上二俣町)などでこのほど、約一万五千個の灯籠に火を灯す「輝望(きぼう)の灯2007」が催され、幻想的な光に集まった人たちから感動の声が聞こえた。

 この催しは、旧永源寺町時代に住民や職員らが閉町記念として実施し、合併後も、住民有志で組織する永源寺地区まちづくり協議会(田中進会長)が引き継ぎ、四回目を迎えた光のイベントで、今年は、同地区内にある市原野、青野、石谷、如来の四つの自治会も協力参加し、合わせて約一万五千個の灯籠で秋夜を灯した。

 使われた灯籠は、白いプラスチック容器に砂を入れ、その上に固形のロウソクが置いてあり、一般公募した円形の模様と「輝望の灯」の文字をグラウンドいっぱいに描いたほか、東近江市を象徴する十四段約七百二十個のピラミッドを中心に設置して大き
▲光りのピラミッド前で撮影を楽しむ親子ら
な星を表現した。

 点灯は午後五時に始まり、住民や市内外から集まったサポーターら約百二十人がロウソクに火をともすと歓声が上がり、訪れた人たちは柔らかく照らす光の世界を楽しんでいた。

 市内から家族で訪れた女子児童は「毎年輝望の灯を見に来るのを楽しみにしています。こんなにたくさんの灯がともされていて、みんなの力はすごいな」と話していた。

 関連イベントとして、今月二十三日から三日間、大本山永源寺のライトアップが行われる。


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絵本の表紙が誘いかける!

=蒲生北小「絵本のひろば」=


▲絵本の世界に引き込まれる児童たち(蒲生北小学校視聴覚室の絵本ひろばで)
◆東近江・東近江市◆

 東近江市立蒲生北小学校(帖佐惠美子校長)の視聴覚室に、「あと二分だけ」と時間延長を教諭におねだりする子どもたちの姿があった。そこまで児童をとりこにしたものは、三百冊の絵本と没頭できる空間。

 読書推進月間(十月二十五日〜十一月七日)に併せて、蒲生北小学校では、東近江市内の公立図書館・図書室から絵本三百冊を借り受け、視聴覚室に“絵本のひろば”を開設した。

 山や田園風景が窓一面に広がる視聴覚室には、夏休み期間中に同小学校教諭らがダンボールなどを使って手作りした面展台が設置され、蒲生図書室司書の協力のもと、三百冊すべての表紙が見えるよう並べられた。

 帖佐校長は「プロの力を借りて、絵本の方から誘い掛けられ、つい手に取って読みたくなるようなひろばに仕上がり、子どもたちがどっぷりと浸れる空間ができた」と語り、大好きな絵本を手に「これおもしろいよ。見て見て」と駆け寄る児童に目を細めた。

 絵本のひろばでは、一冊の絵本を複数の児童が一緒に読んだり、お気に入りの絵本の挿し絵を見せ合ったり、ストーリーも含めてあちこちで楽しみを共有する姿が見受けられた。

 教諭が教室へ帰る時間を告げると、児童らは時間延長をおねだり。絵本の世界にのめり込んでいる子どもたちの表情は、おだやかで自然と笑みがこぼれていた。

 三年生の寺島千尋ちゃんは、「(絵本のひろばは)本の数は少ないけど、おもしろいものばっかりで楽しい。低学年のとき教科書にのっていた物語の絵本もあって思い出した。ここでだったら本を読むことも好きになれると思う」と目を輝かせた。


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被害者を生まない社会へ

近江八幡市で 「生命のメッセージ展」

=16〜18日=


▲多くの来場者の心を揺さぶった映画「0からの風」の上映会
◆東近江・近江八幡市/竜王町◆

 人の気持ちに委ねるしかない----。一人息子を飲酒・無免許の暴走ドライバーに奪われた母の生きる姿と深き愛を描いた映画「0(ゼロ)からの風」(国土交通省後援、文部科学省選定)の県内初となる上映会が、近江八幡市鷹飼町にある県立男女共同参画センターでこのほど開かれ、映像に込められた塩屋俊監督そして被害者遺族の思いを来場者約四百人が感じ取った。

 映画製作のきっかけは、塩屋監督が造形作家・鈴木共子さん=神奈川県=に関するニュースを見たこと。最愛の夫に病で先立たれた鈴木さんは、早稲田大学入学を喜び、夢と希望にあふれ、何の罪もない一人息子・零さん(当時19歳)を泥酔ドライバーに奪われた。

 同じ悲しみを背負う被害者を生まない社会にするため、被害者遺族と刑法の厳罰化に立ち上がり、理不尽に命を絶たれた犠牲者たちが命の重みを伝える展示会「生命のメッセージ展」も考案。

 舞台あいさつに駆け付けた塩屋監督は「愛する人を失ったという遺族が抱える現実は重く、映画で表現するのにたじろいだこともあった」と明かし、「しかし『作らなくてはいけない』という直感を信じ、誇れる仕事になった。人間は愚かなことを繰り返してしまうからこそ、映像が抑止効果になればと思う。そして、映画を見たみなさんが大事な人に伝えてほしい」と願う。

 映画には、わが子の死を受け入れられないまま遺体安置所で現実と向き合う母の苦しみや憎き加害者との対面などが、生々しく描かれている。 近江八幡上映会では、悲しみの中から息子の命をつなぐため、必死に生きる道を探す母の姿に、来場者の心が震え、何度も涙が頬をつたっていた。

 現在、全国各地に自主上映の輪が広がり、社員教育の一環で上映している企業もあるという。来年一月六日には大津市生涯学習センターでも上映される予定。 

◆命を尊ぶ心を!


 誰もが被害者・加害者になり得る社会だからこそ、いのちを尊ぶ心を取り戻してほしいと、「生命のメッセージ展in滋賀二〇〇七〜今 そして未来を生きる〜」(後援=滋賀県、県教育委員会、県警察本部、滋賀報知新聞社など)が十六〜十八日、近江八幡市鷹飼町にある県立男女共同参画センター大ホールで開かれる。開催時間は、午前九時半から午後六時まで(十八日のみ午後五時まで)。入場無料。

 滋賀県内での開催は平成十五年に続いて二回目で、長男を交通事故で亡くした竜王町橋本の田中博司・とし子さん夫妻が中心となって、実行委員会形式で準備を進めてきた。

 会場には、殺人事件や交通犯罪、医療過誤、いじめ自殺などで命を絶たれた百人以上が、等身大の真っ白なパネルとなって蘇る。遺族が作った人型パネルの足元には必ず愛用の靴が置かれ、無言のメッセンジャーとなって命の重みを伝える。

 開催期間中は、メッセンジャー家族のミニスピーチや脳硬塞による後遺症と闘いながら創作活動を続ける河村武明さんの「たけ無口な講演」、シングルマザーの大学生・小島有美子さんによる講演「娘の命」のほか、竜王町オカリナ同好会ドレ美と三重県を中心に活動しているザ・サークルによる生演奏もある。

 また、生命のメッセージ展参加家族である井上保孝・郁美さん夫妻が、十七日午後一時半からアクティ近江八幡で開催される「第十回おうみ犯罪被害者支援フォーラム二〇〇七」で、東名高速道路で酒酔い運転の大型トラックに追突され、当時三歳と一歳のわが子が焼死し、被害者遺族となって感じたことを語る。

 生命のメッセージ展in滋賀二〇〇七実行委員会では、現在、ボランティアを募っている。

 詳しくは、田中さん(58―0373、ホームページhttp://www.eonet.ne.jp/~inochim2007/)へ。


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