平成19年11月22日(木)第14886号

◆湖南・栗東市◆
保護者「なぜ演題が『頭がよくなる』なの」
「脳トレ』監修の川島教授が記念講演
川島教授 「早起き・読み書き・計算が大切」
県教組 「認定書は子どもを傷つける」


◆甲賀・湖南市◆
国史跡目指し調査大詰め
湖南市内の中世城郭群
=三雲城跡など4カ所で実施=


◆東近江・東近江市◆
不思議なサイエンスケーキ
火もフライパンも不用
=探検の殿堂で製作教室=


◆東近江・東近江市◆
文化として残るガリ版!
92歳孔版作家の作品展示
23〜25日と12月1、2日
=ガリ版伝承館で=


◆東近江・竜王町◆
道の駅竜王かがみの里
きょうから 「ありがとうフェア」
=抽選会や記念切符発行など=


◆東近江・安土町◆
佐々木六角氏観音寺城イベント
楽市再現やフォーラムなど
=25日 安土町石寺の集落一帯=


◆東近江・近江八幡市◆
あすへのステップアップへ
フェスタで飛び出せ
=25日にG―NETしが=


保護者「なぜ演題が『頭がよくなる』なの」

「脳トレ』監修の川島教授が記念講演

川島教授 「早起き・読み書き・計算が大切」
県教組 「認定書は子どもを傷つける」


▲川島教授の日程にあわせて教職員が総動員させられた記念講演(栗東芸術文化会館さきら)
◆湖南・栗東市◆

 ゲームソフト「脳トレ」の監修で知られる東北大加齢医学研究所の川島隆太教授が栗東市教育顧問に就任した十四日、同市教育委員会(市教委)の栗東芸術文化会館さきらで、「教育とは脳を育てることー頭がよくなる脳の使い方」と題した記念講演を行ったが、保護者からは「教育は人間を育てることじゃないの」との異論も出ている。            

【石川政実】


 講演には、市内の小中学校教職員約四百人、児童・生徒の保護者ら約六百人の計一千人が参加した。市教委は当日、小中学校の授業をわざわざ午後から休校にし、教職員には全員参加を義務づけた。

▲脳トレを特集した週刊朝日11月16日号
 川島教授は、早起きや読み書き・計算の大切さについて、脳科学の研究成果などを交えて紹介。この講演は、市教委が今年度から小学生を対象に試行している「チャレンジ」事業の一環である。

 ちなみに同事業は、市教委が小学生向けに、脳科学に着目して漢字・計算の反復学習テキストを独自で作成し、これに基づき検定試験を実施して、百点満点のうち八十点以上には「認定証」、七十九点以下には「努力賞」を与えるもの。川島教授は、学習テキストを監修する。同事業費は、約一千万円。

 市教委では来年度からすべての小学校で独自テキストによる検定制度を本格的に導入する。なお中学校については、試行の予定だ。このような試みは、全国でも珍しく、兵庫県小野市に続いて二番目という。

 市教委学校教育課の大前宣徳・指導主事は「川島教授の講演会を理解できたと回答したのは、保護者が一〇〇%、教職員が九七%で、自信を持った」と話していた。

 しかし保護者の一部からは「週刊朝日の十一月十六日号で川島教授は“脳トレ”について『“脳が働く”ことを保証しただけ。“脳が良くなる”とは次元が違う』とインタビューで述べているのに、記念講演の演題が『頭がよくなる脳の使い方』では納得できない」と不満の声も。

 県教職員組合の大依孝至・湖南支部書記長は「検定試験で八十点以上をとった子には『認定証』を渡しているが、とれない子どもは傷つくことになる。市教職員組合では近く市教委に反対の申し出をする」と語っていた。

 確かに脳を育てることは大事だろうが、思いやりの心を育てる教育の方がもっと大事に思えるが、いかがなものか。


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国史跡目指し調査大詰め

湖南市内の中世城郭群

=三雲城跡など4カ所で実施=


▲巨大な石材による虎口が残る三雲城跡
◆甲賀・湖南市◆

 湖南市は、鎌倉時代から室町時代にかけての中世城郭遺跡を後世に残そうと、甲賀市とともに※「甲賀郡中惣城郭群」として国の史跡指定を目指している。あまり知られていないが、市内にあったとされる中世城郭は二十一カ所。残念なことに、大半の城は織田信長の侵攻で破壊されるなど、場所や構造が分からなくなっている。国史跡の指定を受ければ、遺構の形状に手を加えることが制限されるが、「住民が郷土史を見直すきっかけになり、観光振興にも役立つ」と同市は期待している。

 湖南、甲賀の両市が、国史跡指定に向けてリストアップしているのは、保存状態のよい二十六カ所で、このうち湖南市内は丸岡城遺跡(柑子袋)、東丸岡城遺跡(柑子袋)、東正福寺城遺跡(正福寺)、三雲城遺跡(三雲)の四カ所が含まれる。

 同市教育委員会は、事業費一千五百万円を投じて、平成十五年度から五カ年計画で測量調査を実施し、現在は残る三雲城遺跡に取りかかっている。二十一年度までに報告書をまとめるとともに、地権者の同意を得たうえで史跡指定の申請を国へ提出する。

 これらの中世城郭の特徴は、近世以降の彦根城や姫路城のように大きな石垣のうえにつくられたものとはちがって、地面を掘り下げた「堀」と、土を盛り上げた「土塁」で囲まれた構造だ。

 代表的な三雲城は、近江南部を支配した大名・佐々木六角高頼が、逃げ込み用の城として長享二年(一四八八年)に三雲典膳に築かせたもので、東西約三百メートル、南北約二百メートルに及ぶ。元亀元年(一五七〇年)、織田軍の攻撃を受けて落城した。城内には、巨大な石材を用いた防御施設「虎口」や深さ六メートルの古井戸が残っている。

 なお、一方の甲賀市教育委員会の調査進ちょく状況は、旧甲南町=八カ所終了、旧甲賀町=七カ所のうち二カ所で終了、旧水口町=四カ所のうち一カ所終了、旧土山町=三カ所とも未着手、となっている。

 ※甲賀郡中惣=甲賀五十三家と総称される地侍の連合体で、独自の合議制がもたれた。甲賀武士団が築いた城は、方形単郭の小規模な城郭が多いが、城郭分布密度は全国有数。とくに旧の水口、甲賀、甲南町には三百カ所が集中するとされる。


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不思議なサイエンスケーキ

火もフライパンも不用

=探検の殿堂で製作教室=


▲職員の指導でサイエンスケーキ作りに取り組む子どもたち
◆東近江・東近江市◆

 西堀榮三郎記念探検の殿堂で十七日、故・西堀氏が戦時中に電気でパンを焼いていたという仕組みを利用したサイエンスケーキ作りの教室が開かれ、参加した二十一人の子どもたちが火力やプライパンを使わないケーキ作りに挑戦した。

 この仕組みは、ベーキングパウダーが入ったホットケーキミックスの粉と牛乳、砂糖を混ぜ合わせた生地を半分ほどの大きさに切った牛乳パックに入れ、パック内側に対面するように差し入れた薄いステンレス板二枚にワニグチクリップを通して電気を流すと、ベーキングパウダーの主成分である炭酸水素ナトリウムが水に溶け、電気を通して発生する熱と二酸化酸素でケーキを膨らませると同時に水分が蒸発して固まるというもので、参加した子どもたちは、職員の指導を受けながら恐る恐る電気コンセントを指してようすを観察。しばらくするとブクブクと気泡を出しながら発熱し、二十分ほどでケーキが完成した。

 子どもたちは出来上がったケーキに生クリームなどでデコレーションし、電気の化学反応で焼き上げる不思議なケーキの味を楽しんだ。

 出来上がったケーキは、蒸しケーキのような食感で「とてもおいしかった。来てよかった」と子ども達に好評だった。


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文化として残るガリ版!

92歳孔版作家の作品展示

23〜25日と12月1、2日
=ガリ版伝承館で=


▲92歳の今も現役で創作活動に燃える助田さん
◆東近江・東近江市◆

 ガリ版文化の奥深さを伝える「野の花を描く孔版作家 助田茂蔵(すけたしげぞう)展」が、二十三〜二十五日と十二月一、二日に東近江市蒲生岡本町にある東近江市ガリ版伝承館で催される。同時開催として、隣接する岡本公民館で「第三回ガリ版芸術村文化祭」が繰り広げられる。入場無料。

 ガリ版の愛称で親しまれてきた謄写版は、蒲生岡本町出身の堀井新治郎父子によって開発・販売されたもので、便利な印刷道具として戦後の日本に広く普及した。

 謄写版技術を駆使して仕事をおこした謄写版人も多く、今回の展示作家・助田さんもその一人で、昭和十六年に福井市内で謄写印刷会社「大坂謄写館」を開業した。

 助田さんは、仕事以外にその卓越した謄写技術と天性の美的感覚を生かして、五十六歳から孔版や水彩で野の花を描き始めた。

 昭和五十年には福井市の画廊で初の個展を開き、九十二歳を迎えた今もなお創作活動に没頭している。
 ガリ版伝承館と東近江市教育委員会が主催する企画展では、堀井本家の母屋を主会場に、繊細かつ生命力にあふれた助田さんの孔版画約五十点が展示され、作品の販売も行われる。

▲助田さんの孔版作品「ツバキ」
●ガリ版芸術村
 第3回文化祭岡本公民館で


 また、同時開催となるガリ版芸術村文化祭(ガリ版芸術村主催)は、近江謄写印刷の草分け的存在である岩根豊秀氏(昭和五十六年没)の作品を紹介する。

 岩根氏は、昭和五年に現在の彦根市に県下初の謄写印刷業「サンライズスタヂオ」を創業、謄写印刷の受注および印刷機材の販売のほか、技術講習会も展開し普及に努めた。昭和二十七年には西日本孔版作家協会創立にも参加し、昭和の時代を反映した作品を数多く生み出した。

 会場となる岡本公民館では、岩根氏の作品展のほか、秋の味覚を詰め込んだ“岡本宿屋台村”(二十五日のみ)も出現する。

 両企画展とも開催時間は、午前九時半から午後四時半まで。

●ガリ版教室参加者募る


 偉大な発明王の足跡に触れながらガリ版文化の魅力を体感してもらおうと、年賀状を作る「ガリ版教室」が二十三日と十二月一日の二回、両日とも午後一時半から開かれる。

 定員は、各日三十人(大人十五人、中学生以下十五人)。会場は、二十三日がガリ版伝承館、十二月一日が蒲生公民館となっている。参加費は百円。

 参加希望者は、東近江市教育委員会蒲生教育分室(0748―55―4885)まで申し込む。


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道の駅竜王かがみの里

きょうから 「ありがとうフェア」

=抽選会や記念切符発行など=


▲来場者に大人気のつきたて餅
◆東近江・竜王町◆

 ドライバーの休憩施設以外に地域の情報発信源の役割を担う道の駅―。竜王町鏡地先の国道8号線沿いにある道の駅竜王かがみの里(林正治駅長)は、二十二日から五日間にわたり「開駅五周年ありがとうフェア」を同里一帯で催す。

 平成十五年十一月二十二日にオープンした同里は、県内で十一番目に誕生した道の駅。竜王インター近くの国道沿いという好立地から、観光バスの立ち寄りが増え、新鮮野菜や竜王のこだわり米を求めて定期的に足を運ぶ近隣市町の主婦も多い。

 感謝の気持ちを込めたフェアでは、五日間を通して、近江米や近江あられセットが当たる“ありがとう抽選会”のほか、子どもたちに人気の無料遊具フワフワラビットやちぎり絵展、道の駅記念切符発行(先着三百人)、イタリアン珈琲の自動販売機割引(百五十円を全品五十円)、竜王産近江米を使ったポン菓子の実演販売などが催される。

 また、朝宮茶試飲会(二十二日)や餅つき大会(二十三日午前十一時と午後三時の二回)、体が芯から温まる甘酒販売(二十三日午前十一時から)、似顔絵コーナー(二十三、二十五日、一枚五百円)、新米コシヒカリの無料試食会(二十四日午前十一時と午後二時、先着百人)、柿が当たる輪投げ大会(二十四日午後一時)、季節の野菜が当たる野菜ビンゴゲーム(二十五日午後一時)、特製ランチバイキング(二十三〜二十五日の午前十一時〜午後三時)、国土交通省表彰イベント(二十四日)など、家族で楽しめる催しがいっぱい。

 特設ステージでは、玉ちゃんハッスル会(二十三日午前十時と午後一時)や津軽三味線(二十四日午前十一時と午後二時)・竜王太鼓の演奏(二十五日午前十時)、歌とバンドショー(同日午前十一時と午後二時)が、フェアを盛り上げる。

 見て買うだけでなく体験もしてもらおうと、お正月用のしめ縄を手作りする教室が、二十三、二十四、二十五日に開かれる。参加費は五百円。

 営業時間は、午前九時半から午後六時まで。ありがとうフェアに関する問い合わせは、道の駅竜王かがみの里(0748―58―8700)へ。


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佐々木六角氏観音寺城イベント

楽市再現やフォーラムなど

=25日 安土町石寺の集落一帯=


◆東近江・安土町◆

 「佐々木六角氏観音寺城イベント」が今年も、二十五日午前十時から盛大に安土町石寺の集落一帯で開催される。石寺自治会が町と町教委の共催、安土町商工会の協力、町観光ネットワークと町観光協会の協賛で毎年開いているもので、今回で十七回目を数える。

 楽市会館から楽座会館にかけての一帯では、わが国最初の楽市である「石寺新市」を再現。地元新鮮野菜、かつては産地として知られた梅干、地域特産のレンコン、安土町商工会によるヨシもち・ヨシジェラートなどの店が並び、もちつき体験も行われる。

 楽市会館では、遠州流お茶席が開かれ、錦城流詩吟の披露、生け花展なども楽しみ。

 午前十時から地元有志による史跡探訪は、「景清道」に沿って教林坊までを歩き、佐々木六角氏や観音寺城ゆかりの地域の歴史にふれる。

 午後一時半からは楽座会館で、観音寺城フォーラム「観音寺城と石寺の町づくり」が開かれる。昨年に引き続き、観音寺城跡と城下町石寺の整備に向けて文化財の保存と活用の視点からパネラーと地元住民が意見を交換する。

 観音正寺駐車場では午前十時から、観音正寺鎮守・日吉山王採灯大護摩供養も行われる。

 イベント開催を前に、二十三日午前八時半からは安土絵画クラブの女性会員三人の手による石寺の名所を描いた壁画の除幕式が楽市会館前で行われるほか、九時半からは石寺城下町の説明会も開かれる。 


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あすへのステップアップへ

フェスタで飛び出せ

=25日にG―NETしが=


◆東近江・近江八幡市◆

 近江八幡市鷹飼町の県立男女共同参画センターで、二十五日午前九時半から「“G−NETしが”フェスタ2007」(同実行委主催)が開催される。

 「飛びだそう 明日に向かって ステップアップ」をメインテーマに、県内で活動するグループ・NPO等が講演会やワークショップ、活動のパネル展示やバザーなど、楽しい催しを繰り広げる。

 ボランティア演奏グループ「こんこ舎」の中国の民俗楽器・二胡による演奏がオープニングを飾り、玄関正面の談話サロンは「しがWO・MANネット交流事業」の舞台として、団体や個人の相互交流や、パネル展示などを通じた情報交換の場となる。

 玄関前は「チャレンジショップ」が開店。生活改善グループや学生などが作った自慢の地産食品や野菜、工芸品や手芸品などが並ぶ。また、日用品バザーや模擬店なども出店する。

 大ホールでは、フラダンスや朗読の発表、「いいお産の日」や介護保険制度についての講演、よし笛コンサート、金田ミュージカル劇団ポップスターによるミュージカル「空気がなくなる日」が繰り広げられる。

 このほか研修室などでは歌声広場、フリーピンポン、おもちゃ病院、自彊(じきょう)術、英語、呈茶(ていちゃ)、伝承遊びなどのワークショップや体験で、日頃味わえない感動を経験できる。

 問い合せは、県立男女共同参画センター(0748―37―3751)へ。なお、当日無料託児サービスの利用申し込みは二十三日までに。


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