平成19年12月14日(金)第14905号

◆全県◆
県民1人 62万1千円の借金
=深刻さ増す県の財政事情=

◆大津・大津市◆
古民家が大学教育施設に変身
龍大町家キャンパス開校
=まちづくりの地域連携拠点=


◆甲賀・湖南市◆
向陽製作所
=“お墓の線香立”開発=


◆東近江・東近江市◆
湖国の原風景を守ろう
伊庭内湖でヨシ刈り体験
=地域住民、学生ら参加=


◆東近江・東近江市◆
楽しくオシャレなアート展
押し花・磁器・グラスアート
=能登川で開催中―16日まで=


◆東近江・東近江市◆
楽しい旅の思い出を―
=安全運転啓発&美化活動=


県民1人 62万1千円の借金

=深刻さ増す県の財政事情=

貯金の基金残高も底を突く


◆全県◆

 県は、財政の近年の動向や一般会計など平成十八年度決算の概要や十九年度の財政運営、税の県民負担、県債の状況などをまとめた「財政事情」をこのほど公表した。長引く景気低迷で県税収入が伸び悩む中で、地方財政対策や国の三位一体改革の影響により、県債発行が大きく膨れ上り、人件費や公債費、扶助費など義務的経費が財政を圧迫している。基金残高が激減する一方、経済・雇用対策や福祉・教育の充実など社会情勢に即応できないほど、来年度以降も「さらに厳しくなる」と財政課は分析している。

 十八年度一般会計決算をみると、歳入総額は四千九百九十六億円で前年当初に比べ一・四%減少した。県税などの自主財源(一・九ポイント増の二千四百五十八億円)は四九・二%で、地方交付税や県債などの依存財源(二千五百三十八億円)が五〇・八%を占めた。

 歳入総額のほぼ三分の一を占める県税(千五百七十五億円)は九・二%増え、主力の法人二税も六百七十一億円と、百十二億円(二〇%増)回復し、その割合は四二・六%と四年連続の上昇となった。

 反面、地方交付税は九・六%減の千七十一億円、国庫支出金も二一・二%減の五百二十五億円といずれも減少した。県債発行額も六百四十九億円(三・一%増)と、地方債依存度は一三・〇%にとどまった。

 重くのしかかる県民一人当たりの県税負担額は十万三千円と、前年に比べ約一万円増えた。また、借金となる県債もうなぎ上り。今年九月末の県債残高は八千六百五十八億円(百十三億円増)で、県民一人当たりから六十二万一千円の借金となり、前年に比べ五千円弱増えている。

 十八年度は、長引く不況の回復から県税収入が上向きに転じたものの、十三年度から国の地方財政対策(赤字地方債の発行による財源補てん措置)が講じられたこともあり、県債発高額は増加し続けている。一方、財源調整機能を果たす基金残高百十九億円(十九年度末)も底を突いた。

 この厳しい財政事情を踏まえ県は、健全性・弾力性を保持し自立的な運営確保へ、予算編成や執行の点検や見直しを行う一方、二十年度以降三年を見越した新しい財政構造改革プログラムの策定にも取り組んでいる。

 指数からみた滋賀県の財政は次の通り。カッコ内は全国平均。

 ▽経常収支比率九一・八%(九二・二%)=低い程よい=▽公債費負担比率一九・三%(一九・三%)=警戒ライン一五%、危険ライン二〇%=▽起債制限比率一二・一%(一二・一%)=二〇%で発行制限=▽実質公債費比率一三・六%(一四・七%)=一八%で国の許可、二五%で発行制限=▽財政力指数〇・五〇五(〇・四六四)=一に近いほど財政に余裕=


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

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古民家が大学教育施設に変身

龍大町家キャンパス開校

=まちづくりの地域連携拠点=


▲町家キャンパスの内部
◆大津・大津市◆

 全国的にも珍しい、町家を利用した大学教育施設「龍谷大学町家キャンパス」が十六日、大津市の中心市街地である京町一丁目に誕生する。

 同大学社会学部(大津市瀬田大江町)は、住民と交流しながら地域問題に取り組む実践的カリキュラム(地域福祉、まちおこし、生活問題など)を今秋から開講しており、さらに市内各地区と協働組織も立ち上げている。

 具体的には、同大学と町家キャンパスを拠点に、まちづくりリーダーたちの協力を得ながら、地域住民と学生、教職員が連携して、地域問題を発見、解決、共有を目指す。

 町家キャンパスは、木造二階建ての母屋、一階建ての離れで構成される建物(延べ床面積二百四十平方メートル)で、江戸時代から続く伝統的な町並みが残る「大津百町」の一角にある。明治二十九年に呉服商の店鋪兼住居として建てられた。

 初日の記念式典は、目片信大津市長、酒井英夫大津まちなか元気回復委員会会長、若原道昭龍谷大学学長らが参列して行われる。


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向陽製作所

=“お墓の線香立”開発=


◆甲賀・湖南市◆

(有)向陽製作所(湖南市)では、お墓の線香立の中の線香の燃えカスがすべて灰になり、また、光触媒の作用により線香のヤニなどの汚れが墓石や線香立に付かない、掃除不要の線香立「灰きえーる」(写真)を新開発し、販売開始した。

 お墓の線香立は、線香の燃え残りの解消や線香の燃えたあとに付くヤニなどによる汚れの付着が、掃除をするうえで大きな問題となっていた。今までにも、その問題を解決するべく様々な製品が数多く提案されてきたが、いずれもその問題をすべて解決するには至っていなかった。

 そこで、アルミ鋳物の切削加工を専門とする同製作所では、従来より手がけていた香立の製作よりヒントを得て、新技術(特許申請中)を使用したお墓の線香立「灰きえ一る」を開発した。

 この製品は、線香立では初めて光触媒を利用し、金属ウール、金属製網、金属製筒を組み合わせた全く新しい技術で、金属ウールと通気により線香が端まで完全燃焼し、また、金属ウールにコーティングされている光触媒材により、ヤニなどの汚染物質が分解され除去される。さらに、線香立の上部より流入する雨水で、線香の燃焼により発生する灰は下部より外部へ流出し燃えカスが残らない仕組みとなっている。


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湖国の原風景を守ろう

伊庭内湖でヨシ刈り体験

=地域住民、学生ら参加=


▲ヨシをていねいに刈り取っていく参加者ら(カヌーランド横の伊庭内湖岸)
◆東近江・東近江市◆

 琵琶湖の内湖である伊庭内湖(東近江市伊庭町)のヨシ原でこのほど、ヨシの刈り取り体験「―水辺のヨシ原と歴史の里を巡る―」が行われ、地域住民や学生、企業、関係者など約九十人が参加した。

 ヨシ原は、魚や鳥などの住みかであるとともに琵琶湖や内湖の美しい原風景のひとつであり、水質を浄化する役割があるなど湖の貴重な財産となっている。

 会場となった伊庭内湖にも多くのヨシ原が残され、漁業や市民憩いの場として美しい管理が行われているが、健全に維持管理するには刈取りや火入れなどの作業が大変重要となり、より一層、人々の協力が必要となる。

 催しは、ヨシ刈りを体験しながら環境保全への理解を深めてもらいたいと、県と東近江市、財団法人淡海環境保全財団が主催したもので、高さ三〜四メートルもあるヨシをていねいに刈り取っていった。

 午後からは、内湖西岸の能登川水車とカヌーランドにおいて、ヨシ笛コンサートやヨシ原のお話し会、野鳥観察会などのアトラクションが行われ、市職員手作りの豚汁で体を温めながら、冬の一日を満喫していた。

 参加した男子高校生は「ヨシが大きくて驚きました。ヨシ刈りは琵琶湖の環境を守る取り組みにもなり、体験できてよかったです」と話していた。


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楽しくオシャレなアート展

押し花・磁器・グラスアート

=能登川で開催中―16日まで=


▲能登川博物館で開かれている「押し花・磁器・ステンドグラスアート展」
◆東近江・東近江市◆

 徳永押し花工房(東近江市小脇町)のインストラクター・徳永信子さんと、各教室で学ぶ受講生たちによるお洒落な作品展「押し花と磁器とステンドグラスアート」が、十六日まで能登川博物館ギャラリー(同市山路町)で開かれている。

 花の美しさを引き出しながらそれぞれの個性たっぷりにつくられた華やかな作品展で、色鮮やかなコスモスや珍しいトケイソウ、桜、ボタンなどをあしらった季節感あふれる風景画やメルヘン画をはじめ、ゴーヤ・イチゴ・ナスを用いたユニークな作品がずらり。枯れ葉を使ったかわいい動物たちも登場し、訪れる人々の目を楽しませている。

 また、白い陶器に絵柄をプリントしたポーセラーツや、教会などで目にする華麗な美しさのグラスアートなど、約六十点の自信作が並んでいる。

 入場無料。十五・十六日には、押し花キーホルダーやマグネット(五百円)、ミニ額(千五百円)などの体験教室が開かれる。問い合わせは徳永押し花工房(0748―22―2940)へ。


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楽しい旅の思い出を―

=安全運転啓発&美化活動=



▲安全運転を呼びかける観光協会五個荘支部の会員ら
◆東近江・東近江市◆

 東近江市観光協会五個荘支部はこのほど、町並み散策に訪れた観光客らを対象に「安全運転啓発&観光美化活動」を行い、交通安全チラシや啓発用ウエットティッシュを手渡した。

 県内で一斉に展開中の年末交通安全県民運動に合わせ、「安全運転で楽しい旅の思い出を」と、同支部が企画した初の年末啓発活動で、観光案内やみやげ売場で賑わう五個荘農村環境改善センター前で安全運転啓発活動を実施した。

 また、地区への奉仕活動として、白壁の蔵屋敷が続く五個荘金堂町(国の重要伝統的建造物群保存地区)を中心に清掃活動を行い、心安らぐ美しいまちづくりに汗を流した。


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