平成20年1月1日(火)第14919号

=年頭に誓う=
地方を活性化し
国体を立て直すことを
「滋賀報知新聞」は誓う

◆全県◆
びわ湖からあふれる元気きらめく笑顔
みんなが主役です
=スポレク滋賀 2008=


◆全県◆
子どもたちの食があぶない
=学校給食から家庭を変えよう=


◆東近江・東近江市◆
夢乗せて揚がれ!
=新成人大凧=


=年頭に誓う=

地方を活性化し国体を立て直すことを
「滋賀報知新聞」は誓う


 昨年暮れ、政府は景気を「一部に弱さが見られるが回復している」と判断した。

 しかし、先行きの懸念材料として米国のサブプライムローン問題を上げ、原油高が中小企業の収益を圧迫し雇用の減少を招いているとした。

 日本の好景気は東京一極に集中しており、地方には何ら景気の回復感すらないのが現実である。

 「地方の時代」を合い言葉に税源移譲等が行われたが、その額は削減された補助金にはとうてい及ばず、結局交付金や補助金が削減されたにすぎない。

 国会は衆参ねじれ現象で国民に今必要とする法律がほとんど審議されず成立しないままに月日が経つばかりで、そんな国会に国民はもう飽き飽きしている。

 民意が反映しない国会は虚しく無駄に思える。

 早急に民意を確認し国と地方と国民が一体となり、世界経済に挑戦しなければならない。

 地方なくして国あらず、国民なくして国あらずだ。

 滋賀報知新聞は冷え切った地方の世論を喚起し国体を立て直す役目を果たすことを誓う。
一、我等は常に真実と公正に生き、自由と正義を貫く。
一、我等は常に正しい世論を啓発喚起する。
一、我等は常に社会の善を助長し、悪を粉砕する。
一、我等は常に文化にさきがけ、郷土を愛する。
一、我等は常に主権在民の成果を力の限り希求する。
以上、「滋賀報知信条」の五箇条を常に胸に携え地方を活性化するために、正義をもって真実を報道する事を滋賀報知新聞社と系列各社は全県民に全国民に誓う。

滋賀報知新聞社 報知写真新聞社 
滋賀市民新聞社 滋賀報知通信社 
       
代表主幹 冨田正敏


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びわ湖からあふれる元気きらめく笑顔

みんなが主役です

=スポレク滋賀 2008=

◆全県◆

 日本漢字能力検定協会(京都市)が全国から公募した中から、昨年の世相を表す漢字に「偽」が選ばれた。食品の産地や賞味期限などの改ざん、年金問題やゴルフ接待といった政官の国民に対する偽りも相変わらずだった。また昨年暮れの銃乱射事件のように、凶悪事件が相次いだ。

 滋賀県に目を移せば、地球温暖化の影響により、琵琶湖の湖底で低酸素化が進み、魚の大量死が発生。また県の財政もひっ迫し、来年度予算は事業が大幅に削減されて、県民生活への影響が懸念されている。政治から地球環境、さらには人の心まで、すべてが混迷しているのだ。

 それでも今年は、明るい話題も目白押しだ。この7月は、北海道洞爺湖でサミットが開催され、地球温暖化も話し合われる。さらに8月には、オリンピックが中国の北京で開催される。

 このような混迷の時代だからこそ、「食べる」「眠る」「愛する」「運動する」といった当たり前の暮らしをもう一度、見つめ直したい。そして、びわ湖から、あふれる元気、きらめく笑顔を取り戻したいと、切に願う。

〈競技の勝敗にこだわらず、だれもが参加できる祭典「第21回全国スポーツ・レクリエーション祭」(スポレク滋賀2008)が10月18〜21日まで希望が丘文化公園を主会場に開催されるため、昨年10月20日、開幕1年前イベントとして八日市大凧保存会の協力により嘉田由紀子知事も加わって同公園で凧揚げが行われた。写真・畑多喜男〉


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子どもたちの食があぶない

=学校給食から家庭を変えよう=


◆全県◆
 日本の食事は大きな曲がり角を迎えている。かつて世界の健康食として最も理想に近いといわれた日本食は、いまや家庭から姿を消しつつある。これに替わって食の洋風化が進み、子どもたちの嗜好(しこう)も油や砂糖がたくさん含まれた食事に傾いて、生活習慣病の増加など深刻な影響が出始めている。このため子どもたちに正しい食生活を学んでもらおうと「食育」の取り組みが学校給食から始まっている。そこで家庭や学校で「食育」にどう取り組めばいいのかを、新春に滋賀県公館で語り合ってもらった。          【司会・文責=石川政実、写真=畑多喜男】

姿消す和食の野菜料理


 司会 いまの子どもたちの「食」は、どんな状況なのでしょうか。

▲ほかほかご飯の給食を食べて思わず笑顔がこぼれる子どもたち (竜王町の竜王小学校 写真・櫻井順子)
 大谷 子どもたちに和食の絵を描いてもらうと、野菜料理はサラダ、ないしは野菜そのものしか描けません。家庭から、和食の野菜料理が姿を消しているのが分かります。子どもの食嗜好(しこう)は欧風化し、ファストフード化、食の外部化が進んでいます。食べ方の問題では、親が子どもに関わらない食事が多くなっています。いわゆる「こ食」ですね。「こ食」にもいろいろあって、個別食の「個食」、寂しい孤独食の「孤食」、子どもたちだけで好きなものばかりを食べる「子食」、この三つは親が基本的に子どもに関わっていない食事なのです。それから「欠食」の問題も深刻です。このため国の食育推進基本計画では、朝食の欠食率ゼロを目標に掲げており、岡山県のように朝食も学校で用意するところが出てきました。しかし、これで全てが解決することにはなりません。子どもが食べない理由として「朝から親の小言を聞くのが嫌やから」の声もあるわけですから。

▲嘉田由紀子(かだ・ゆきこ)さん 新幹線新駅の「凍結」をマニフェストに掲げて一昨年7月の知事選で現職を破り当選。県内初の女性知事として、県民との対話を重視した県政を進めている。公約通り新幹線新駅を「中止」し、現在は財政再建に奮闘中。57歳。
 司会 山川さんは昨年四月から栄養教諭(注1)として東近江市の能登川東小学校で教えられていますが、現場の子どもたちはどうですか。

 山川 うちの学校の子どもたちですが、「朝食欠食」は全校でも数人程度で、欠食としてはそんなに問題はありません。むしろ朝食の内容の方が問題です。望ましい朝ごはんを食べている子は、本当に少ない。よくあるのは、ご飯と飲み物、それからパンと飲み物ですね。その飲み物も牛乳でなくて、ジュースや乳酸飲料など甘味の多いものばかりです。それと、ご飯とふりかけなど、おかずを食べていない子どもも大変多いですね。そして、おかずを食べている子も、ハムとか、卵とか、たんぱく質系は摂るが、野菜を十分に食べている子は皆無に等しい。そこで保護者のお母さん方にお話を聞くと、弟はご飯を食べるが、兄はいつもパンですとか、兄弟の中でも、子どもが欲しがるものを別々に与えていることが分かってきました。

 司会 竜王町では、地元のお米を炊飯器で炊いたほかほかのご飯を子どもたちに提供されていますね。

 村地 ええ、私どもの給食センターは、月、水、金曜日が米飯です。火、木がパン、あるいは麺(めん)の日で、一日千七百食弱を、中学校一校、小学校二校、幼稚園二校に提供しています。米飯給食日は週三回ですが、一升(一・八リットル)炊きの炊飯器で炊いて、炊飯器ごと各クラスに配膳している
▲野菜などを育て味わうことで、少しでも農業のすばらしさを知ってもらおうと、小杉農園では市民を対象に「農業塾」を開いている。
のが特色です。給食センターでは平成十六年から一升炊きの電気炊飯器九十台を用意し、子どもたちの食べる時間を逆算して、幼稚園、小学校、中学校の順に炊きあげています。そして炊飯器を各クラスに持ち込んで、炊きたての温かいご飯を子どもたちに提供していますが、「とてもおいしい」となかなか好評のようです。釜(かま)を二つか三つ並べて、子どもたちがご飯をよそい、ほかの子どもたちに手渡していく光景は、ほほ笑ましいですよ。

 冨田 私が住んでいる東近江市には、小学校が二十三校、中学校が九校ありますが、市の教育委員会によると、このうち給食を実施しているのは、小学校で全校、中学校で三校です。米飯給食は、週三・五回のようですが、愛東、永源寺両地区を除いて、給食のご飯は、彦根市の業者に委託炊飯して、市内の各学校に配達されています。しかし、東近江市も、竜王町のように、市の学校給食センターで炊いたほかほかのご飯を子どもたちが食べられるように工夫してもらいたいですね。それと、湖東地区の湖東第二小学校、永源寺地区の市原小学校、山上小学校では、給食を教室でなく、ランチルームで食べています。これですと同じクラスだけでなく、上級生も下級生も一緒に食べることで、学年間交流になるわけです。やっぱりランチルームは非常に大事ですよ。

▲冨田正敏(とみた・まさとし)平成14年、滋賀報知新聞社長に就任。昨年11月、八日市商工会議所副会頭に就任し、地元経済の活性化に力を注いでいる。県内の地方紙が結集した(社)滋賀県新聞連盟の代表理事。(社)日本地方新聞協会副会長。58歳。
 嘉田 いまの日本の食の課題というのは、昭和三十年代に、米よりもパン、あるいは牛乳がいいということで、食生活が欧米化したこともあり、食糧自給率が低くなってしまったことです。この意味でも、米飯給食は非常に大事だと思います。お米のご飯がおいしいと、おかずも魚とか野菜を使った和食が中心になります。私が以前に調査したところでは、朝ご飯を和食にするか洋食にするかで、食糧自給率が全然違うんです。自給率は、洋食にすると一五%ぐらいですが、和食だと五〇%になります。県の食育推進計画では、朝食の欠食問題とか、肥満者の問題、学校給食での地場産物の使用割合、環境こだわり農産物(注2)の栽培面積などについて、事細かに数値目標を設定しています。しかし大事なのはプロセスです。例えば米飯給食をしようとするなら、行政、とくに市町の強い意志が求められますからね。

 司会 県の調べでは、学校給食における地場産の使用割合が十七年度で一五・五%と全国平均の二三・七%を大きく下回っていますね。この理由の一つとして野菜の供給が追いつかないことが挙げられていますね。

 小杉 やはり野菜を給食に使うのは大変難しい。お米はストックできますが、野菜の場合は、例えばいつ何日にキャベツが百個いると言われても、台風が来てダメになるこ
▲小杉長男(こすぎ・おさお)さん農協を辞めて平成元年に東近江市五個荘で小杉農園を設立し、野菜苗などの生産直売を開始。12年からログハウス付き貸農園事業に乗り出す。18年には「びわ湖大橋米プラザ」で農産物直販施設“ファーマーズテーブル”を開設。58歳。
ともありますからね。でも、ちょっと視点を変えれば、“地産地消”(注3)は家族から始まると思うのですよ。私の農園では、家族で農業体験を楽しんでもらおうと「農業塾」を開いていますが、結構、人は集まります。学校の農業体験は、田植え、秋の稲刈りなど年二回ぐらいですね。そうじゃなくて、虫が付いたとか、病気になったとか、水を定期的にやらないといけないとか、そういう苦労を家族みんなで分かち合ってもらう。それを経験した消費者なら、滋賀県で作られた“環境こだわり農産物”を買おうと思うわけです。それが結局は、“地産地消”につながってくると思いますね。

 山崎 私は食育基本法(注4)ができた時に、なんでこんなことまで国の世話にならないといけないのかって思いましたよ。食は人間の本能であって、食べる中でマナーも自然に身についてくる。いままで家庭
や地域で当たり前にやっていたことが、もう家庭ではやりきれないから、わざわざ「食育」として学校で教えなければいけないわけですね。しかし、根っこのところは、あくまで家庭や地域ですよ。食というのは、まず本能である。人間の食は、逆に言ったら命ですね。じゃあ、その食べる素材、食の元はと言うと、やっぱり農です。だから、「食育」は、食材や自然に対する畏敬や感謝につながらないとおかしい。「食育」は、単に食べるマナーだけでなく、食の素材を育むことをやらなかったら絶対にダメですよ。それともう一つは、環境問題としてとらえるべきだと思います。環境がおかしくなれば、当然ながら農林漁業は真っ当にできなくなるわけですからね。

もっと地元の農産物を


▲大谷貴美子(おおたに・きみこ)さん京都府立大学教授。家族の人間関係や子どものこころの発達に「食」がどのように関わっているかなどについて研究し、食育の実践活動も行っている。「食の安全」(共著)、「食Up to Date」(共著)など著書多数。56歳。
 司会 「食育」を進めるために、今後、家庭や学校ではどういう取り組みが必要でしょうか。

 大谷 私たちは、「食育」活動をする時には、子どもたちに包丁や火を使わせます。しかし、子どもが手を切ったり、やけどをしたりすることを恐れて、ストップがかかるところもあると聞いています。本来は、もっと実体験をさせるべきです。また、子どもたちの食生活を調べてみると、家庭から湯飲み茶わんが姿を消しています。これに替わってマグカップが主流です。さらにお箸(はし)がきちんと使えません。日本型食生活を推進するなら、米飯給食の時には、少なくとも牛乳でなくお茶にして、牛乳は休み時間に飲ますようにすべきです。いまの子どもの味覚は、お寿司を食べながら、牛乳を飲んでも平気ですから。もう一つ疑問に思うのは、一方で食べ物を大切にしましょうと教育しながら、学校給食では手つかずのパンが即ごみ箱行きになっていることです。これは、環境問題を含めて見直すべきことだと思います。

 山川 “地産地消”を少しでも広げようと、学校の近くにお住まいの大中の農家の方に、いろんな野菜を給食に使わせてほしいと話しているところです。野菜の生育状況を見せてもらい、それをビデオに撮っています。みんながいま食べている野菜はこのおじさんが作ってくれたもので、料理は給食センターで こんなふうに調理員さんが頑張ってくれている、といったことが伝わるビデオを製作し、市全体の給食現場や教室などで使ってもらおうと考えています。また出荷されなかった地元産の野菜で規格外のものも、給食にどしどしと取り入れていきたいと思っています。能登川給食センターでは「虫がついているのは当たり前、きれいなものほど心配」と調理員さんにお話して、葉っぱの表裏を一枚一枚見ながら洗ってもらっています。このように地産地消を進めようと試行錯誤の連続です。また学校の取り組みを保護者に知ってもらうために「食育便り」も発行しています。

▲山川佐代子(やまかわ・さよこ)さん 正しい食生活を指導する栄養教諭として県教育委員会から昨年4月に東近江市の能登川東小学校に配属され、文部科学省委託「地域に根ざした学校給食推進事業」に取り組む。(社)全国学校栄養士協議会滋賀県支部長。55歳。
 村地 今後はさらに生産者の皆さんと子どもたちとの交流を積極的に進めていきたいですね。当町の大規模農家で作っておられる稲作研究会のメンバー十三人の皆さんが生産された環境こだわり米のコシヒカリを農協で無洗米に加工してもらって、それを米飯給食のお米に使っています。この研究会の皆さんには、小学五年生の総合学習である「田んぼの学校」の講師にも来ていただき、春の田植え、秋の収穫時に子どもたちを指導してもらっています。これは、米の品種や米づくりの苦労話、さらには水田が自然界など多方面で果たしている役割について語っていただくものです。また子どもたちとの交流として、年一回、生産者の皆さんを学校にご招待し、五年生と一緒にご飯を食べてもらっています。子どもたちにとっては、まさに“顔の見える農業”になるわけです。

 小杉 私どもは、生産者にお願いして“環境こだわり農産物”を作ってもらい、道の駅「びわ湖大橋米プラザ」(大津市今堅田)で、消費者に直接販売をしています。最初は二十二人ほどの農家にお願いをしていましたが、いまでは二百人を超えています。米プラザのお米は、普通のところのものよりも三、四千円ぐらい高いのですが、それでもお客さんは安全でおいしいお米がほしいと言われて、リピーターがどんどん来ています。いま日本人の食べるお米は一年間で六十kgを切っています。それなら学校が田んぼを借りて十アール程度を稲作したら、自分のクラス分は食べられますよ。現在、日本で米をつくる農家の平均年齢は六十九、七十歳と
▲村地半治郎(むらち・はんじろう)さん 昭和41年から竜王町役場に勤務し、税務課長、教育委員会次長などを経て、昨年4月から同町学校給食センター所長。子どもたちに暖かい米飯給食を提供しようと、明るい職場づくりと衛生管理の徹底に努めている。59歳。
高齢化が進んでおり、しかも米の価格が下がっていますから、生産は今後ますます減ってくるはずです。いまや中国やインドも輸入国ですから、必ず食糧不足が一気に来ます。その時に備えて、米だけでも食糧自給率を少なくとも五〇%まで高めるべきですよ。

 冨田 私が子どものころは、夕方に家へ帰らないと、ご飯が食べられなかった。いやが応でも、家族と一緒にご飯を食べました。しかし、いまは家に帰らなくても、五百円玉があればコンビニで弁当が買えます。よく子どもたちがコンビニの前でしゃがみ込んで食べている光景を目にしますが、どこか寂しいですね。文部科学省も、学校給食の主要目的を従来の「栄養改善」から食の大切さを学ぶ「食育」に転換するため、学校給食法の改正案を検討していますが、確かに学校給食を通じて食を見直し、家庭を巻き込んでいくことが重要です。しかし、どこの自治体も財政事情が厳しいですから、学校給食を切り捨てたくなるでしょうが、地産地消の観点からも踏みとどまってもらいたいですね。また給食を民間委託にするケースが増えていますが、ある市では結果的に白だったものの、偽装請負の問題も出ていただけに、給食センターはやはり公営を堅持すべきだと思います。

 山崎 人間が生きるのに大事なのは命だけれども、その命のためにも健康な食でないといけない。日本人にとって、どういう食が良いかと言うと、わが民族は、数千年来、稲作を続けて豊かな食文化を育んできたわけですから、お米を中心に四季折々の地元の野菜をいただく、そこへほどよく魚介類など
▲山崎隆(やまざき・たかし)さん 昭和42年、農業に基づく戦後復興運動「萬世(ばんせい)協会」の指導者・松井浄蓮師(大津市)と出会い師事。以来、比叡山のふもとで田畑を耕し、蚕を飼って、昔ながらのヨシで葺いた民家「麦の家」に3世代で住む。59歳。
を摂り入れていくことが基本だと思います。子どもたちに食べることの大切さを知ってもらうための一つの提案ですが、みんなに土の入ったポットを持たせて、そこへ小松菜など、栽培しやすい野菜の種を十粒ほどまくわけです。そうすると芽が密集して出てきますから、間引かないといけない。最後は一本か二本にして、やがては種になる。子どもたちがこうした命の循環を目の当たりにすると、食をもっと大切にするようになるはずです。

 嘉田 私も山崎さんと同感です。「少子化対策」とか「食育」とかを行政がやらなければならない時代は本来おかしいと思います。しかし、これからは暮らしの部分に行政がサポートせざるを得なくなってきます。言葉を換えれば、当たり前に人間として暮らしを営んできた家族の力がなくなり、このまま放っておくと日本の未来は危なくなるということです。ところで昔の元旦は、普段料理をしない男性たちが若水を汲む。火をくべるのはまめまめしくという意味で大豆がらですね。そしてお雑煮をいただくというのが一年の始まりになっていました。このように日本人の一年の最初は、実は「食育」が組み込まれているんです。県では「人」「自然」「地と知」の三つの滋賀本来の力を引き出す戦略を打ち出していますが、「食育」についても滋賀の地が持つ暮らしの知恵に学び、県民の皆さんと協働しながら取り組んでまいります。

 司会 本日はありがとうございました。

(注1)栄養教諭 児童・生徒の栄養の指導や管理を行う教員。小中学校の食育推進を目指して平成17年から設置された
(注2)環境こだわり農産物 農薬および化学肥料の使用量を5割以上削減して生産されたものとして滋賀県が認証した農産物
(注3)地産地消 地元でとれた生産物を地元で消費すること
(注4)食育基本法 食をめぐる現状に対処し、国民運動として推進するために平成十七年に成立した国の法律


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夢乗せて揚がれ!

=新成人大凧=


◆東近江・東近江市◆

 若者の大人の仲間入りを祝う八日市大凧が、東近江市の成人式が行われる13日、聖徳中学校グラウンドで飛揚される。大凧は20敷の大きさで、八日市大凧保存会と東近江市内の新成人たちが1ヶ月がかりで完成させた。

 今年の干支「子(ねずみ)」3匹と「良」の大きな朱文字を描いて「ナイス トウー ミート ユー」と読ます八日市大凧伝統の判じ文になっている。新成人から寄せられた願い札約200枚が裏面に貼り付けられ、新春の大空に舞う。


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