平成20年1月25日(金)第14939号

◆全県◆
小鳥会長 先進事例を発表
滋賀県医師会主催の研修会で
東近江が県内をリードする
=在宅医療連携への取り組み=

◆大津・大津市◆
瑞祥の造形展
=琵琶湖文化館で開催中=


◆東近江・東近江市◆
AEDで人命救助
飯田さんに感謝状
母の姿が子の手本
=東近江地域管内で初めて=


◆東近江・東近江市◆
児童対象に恒例の新春お楽しみ会
=ステージやもちつきで盛り上がる=


◆東近江・近江八幡市◆
道具や写真などで紹介
白王町の「ふるさと展」
=近江八幡市立資料館 26日には現地散策=


小鳥会長 先進事例を発表

滋賀県医師会主催の研修会で

東近江が県内をリードする
=在宅医療連携への取り組み=


▲ピアザ淡海で開かれた滋賀県医師会の研修会
◆全県◆

 東近江医師会の小鳥輝男会長は十九日、ピアザ淡海(大津市)で開かれた滋賀県医師会主催の地域医療連携のための研修会で、先進事例となる「多職種の連携による在宅医療への取り組み」について発表し、これまで取り組んだ約二年間の試みから一定の方向性を示した。

 県内の医師ら約百人が出席する中で、県医師会の浅野定弘会長は、医療関連法案の改正で「適切な治療が受けられない医療難民は確実に増え、近い将来、診療所(開業医)と病院の連携が欠かせない在宅医療の時代が必ず来る」と研修会開催の目的を述べ、在宅医療を地域で支えるシステムづくりを強調した。

 平成十八年八月、県から医師会への呼び掛けで、小鳥会長は「やる限りは納得できるものを」と、東近江保健所の角野文彦所長、NPO法人しみんふくしの家八日市の小梶猛理事長と雲川弘子副理事長らと共に「市民が考える医療フォーラム」を立ち上げ、市民が地域医療に求める意見や提言などを聞いた。

 これと平行して、合併で公立二病院(能登川・蒲生)を抱えた東近江市の「病院のあり方検討会」の座長を務め、保健・医療・福祉(介護)の連携による在宅医療など、地域医療のあり方へ方向性を示す報告書を中村功一市長に提出し、市の健康増進計画「健康ひがしおうみ21」策定に結び付けている。

 これら一年半の取り組みをパワーポイントで報告した上で、市民・NPO・行政・保健所・多職種・医師会が連携し、地域が一体となって取り組む在宅医療は、まちづくりと密接に結び付くとして、小鳥会長は「市民から在宅医療への理解を得る努力が求められる」と提言した。


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▲老松双鶴図(中村竹洞筆)
瑞祥の造形展

=琵琶湖文化館で開催中=


◆大津・大津市◆

県立琵琶湖文化館(大津市)は来月十一日まで、テーマ展「瑞祥(ずいしょう)の造形」を開催している。

 日本人は、年の改まりとともに、自分自身を再生していくという感性をつちかってきた。現代人にも、新年を迎えることになにかしら改まった清い気持ちになる感性が受け継がれている。

 新年を迎えるにあたり、館蔵品の中から、瑞祥画(ずいしょうが)というおめでたい画題の日本画を三十点展示しているもの。古くからお正月をはじめ、四季の節句、婚礼・誕生などの人生の節目を祝うための瑞祥画。

 おめでたい画題は、まさに多種多彩で、源氏物語などの文芸、風物にちなんだものや、和合神、寿老人などの中国の故事に基づいたもの、四季の節句を祝うもの、長寿を祈ったもの、干支(えと)にちなんだものなど様々である。展示作品は、次の通り。

 ▽「老松双鶴図」=中林竹洞筆▽「富士之図」=狩野安信筆▽「宝船図」=富岡鉄斎筆。入場料は、大人三百円。高大生二百円。小中生百二十円。問い合わせは、同琵琶湖文化館(電話077ー522ー8179)まで。


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AEDで人命救助

飯田さんに感謝状

母の姿が子の手本
=東近江地域管内で初めて=


▲久保署長から感謝状を受け取る飯田さんを撮影する健斗くん(手前右)と優月ちゃん(手前左)―東近江行政組合八日市消防署で―
◆東近江・東近江市◆

 東近江市宮川町の飯田明美さん(40)に二十三日、心肺停止状態の五十歳代男性をAED(自動体外式徐細動器=自動制御で心臓に電気ショックを与える装置)を用いて救ったことに対して、東近江行政組合八日市消防署の久保善久署長から感謝状が贈られた。同組合管内で、一般の人がAEDを使って人命を救ったのは初めてのケースだという。

 今月一日、飯田さんは、息子・健斗くん(小学五年生)と娘・優月ちゃん(小学三年生)の応援のため、「第四十六回東近江元旦健康マラソン大会」に来ていた。

 小学生男子の部で健斗くんが三位入賞。表彰式に出席するため残っていたところ、午前十一時頃、競技参加中のランナーが「人が倒れている」や「AED持ってこんとやばいで」とささやいているのを耳にした。

 そして、ゴール手前五百メートルというホープタウン布引台集会所前の路上で倒れている男性に気付いた。蒲生病院の看護師である飯田さんは、すぐに五百メートルほど駆け出し、同大会出場者でゴール地点から引き返して心肺停止状態の男性に心臓マッサージを施していた東近江行政組合管内の消防職員のもとへ。

 「分かりますか」と声を掛け続けながら、救護車に積まれていたAEDを受け取り、消防職員と救護車に乗車していた看護師の三人で操作を始めた。

 最初の操作では作動しなかったため、すばやくコネクタの接続部分が原因であることを突き止め、再度接続し直しボタンを押したところ、自動制御により電気ショックが一度だけ与えられた。その後、男性が自発呼吸を始め、駆け付けた救急隊員へと引き継いだ。

 昨年夏、飯田さんは、小学校のプール当番のために日野消防署南消防出張所の救急救命講習を受け、AED操作を覚えたという。「息子の表彰式がなかったら残っていなかったので気付かなかったと思う。白衣を着ているときとは違うのでパニックになったけれども、消防職員さんや看護師さんがいてくれたので心強く、AED操作もできた」と振り返る。

 後日、男性の意識が戻り、後遺症もないことを聞き、飯田さんは「助かってくれてよかった。看護師冥利(みょうり)に尽きる」とやさしい笑顔で語った。

 感謝状を手渡した久保署長は、「頭で分かっていても、とっさのときにはなかなか行動に移すことができないもの。飯田さんの初期処置のおかげで一命が取り留められ、当事者の男性も喜んでおられる」と勇気ある行動に感謝し、「どこで役に立つかわからない。(救命救急の)知識を付けてもらうことが大切だ」と講習の重要性を改めて実感していた。

 表彰式に同席した健斗くんと優月ちゃんは、飯田さんが感謝状を受け取る様子をカメラに収め、男性を助けているときの姿について「かっこよかった」と目を輝かせた。優月ちゃんは「お母さんのような看護師さんになりたい」と、人の命を救う職業に就く夢も明かした。


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児童対象に恒例の新春お楽しみ会

=ステージやもちつきで盛り上がる=



▲ステージでの日本舞踊の発表
◆東近江・東近江市◆

 東近江市社会福祉協議会五個荘支所はこのほど、障害のある子どもと、ない子どもにイベントをともに楽しみ、交流を深めてもらおうと、毎年恒例の新春お楽しみ会を五個荘福祉センター(五個荘小幡町)で開いた。

 歳末助け合い募金の一部を使い実施しているもので、親子約百人が楽しいひとときを過ごした。運営には社協五個荘支所の職員だけでなく、他支所や地域住民も応援に駆け付けた。

 開会で奥善夫・市社会福祉協議会会長が「十九回目を数え、今では地域になじんだ行事です。ふれあいを楽しんで下さい」とあいさつしたあと、ステージで日本舞踊やオカリナの演奏、紙芝居が披露され、観客席から拍手が盛んに送られていた。

 続くもちつき大会では、寄付されたもち米六十キロを、杵(きね)と臼(うす)でついて、きな粉もちやぜんざいにして味わった。

 もちつきでは、大人が手本を見せたあと、子どもたちが挑戦。子どもたちは、周囲の「ヨイショ、ヨイショ」の掛け声に合わせて、重そうに杵を操りながらも、楽しそうにもちをついていた。


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道具や写真などで紹介

白王町の「ふるさと展」

=近江八幡市立資料館 26日には現地散策=


▲地域の歴史や文化を再発見するシリーズ企画「わたしたちのふるさと展」――近江八幡市立資料館・旧伴家住宅で――
◆東近江・近江八幡市◆

 近江八幡市立資料館(新町二丁目)は、市内の一つひとつの集落の歴史や文化を紹介する企画展「わたしたちのふるさと展」を今年度から取り組むことになり、白王町をとりあげた第一回を現在開催している。二月八日まで。

 明治十二年に白部村と王之浜村が合併して白王村となり、昭和二十九年には白王町に、戦後の大中の湖の干拓までは、内湖に面した漁業と沖合いに浮かぶ島での農業の生活が営まれて来た。

 その歴史も古く、平安・鎌倉時代の「大般若経」が残り、水行や初薬師の行事など独特の民俗行事が今も伝わる。また、平成十八年には白王町を含む「近江八幡の水郷」が、国の重要文化的景観第一号に選定された。

 会場には、貝漁の道具「しじみかき」などの漁具や農具のほか、国清寺寺の「お汁講」で使われる食器、昭和三十年ごろに盛んだった淡水真珠の第一号真珠や道具など五十点あまりを展示している。

 また、竿(さお)飛びを見て、長命寺を回って戻る途中に船上で「じゅんじゅん」(すき焼き)を楽しむ伊崎寺の「千日会」のなつかしい光景など、住民から提供してもらった写真約三十点も貴重。当時を振り返るとともに、現在の町の様子と比較したり、様々な行事の記録写真など、同企画展ならではの展示となっている。また、当時を知る見学者からは、様々な話も寄せられている。

 二十六日午後一時からは、「展示解説と白王町の現地散策」も開かれる。定員二十人。参加無料。参加申し込みと問い合わせは同資料館(TEL0748―32―7048)へ。

 同館では、当面、年に一回のペースで同展をシリーズ企画として開く予定で、軌道に乗れば年間複数回(集落)開催、その積み重ねで、市全体の総合的な歴史や文化の再発見をめざすことにしている。

 同館は月曜日休館。入館料は、一般五百円。小中学生三百円。近江八幡市民はテーマ展のみ無料。

 


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