平成20年1月26日(土)第14940号

◆湖南・守山市◆
成人病センターが県内初
=最新の血管造影撮影装置を導入=

◆東近江・東近江市◆
出目昌伸監督 里帰り講演
八日市郷土文化研究会が招く
集まった同級生ら200人を前に
=撮影の苦労や裏話など語る=


◆東近江・竜王町◆
買い物客もびっくり!
プリンとした大根
=アグリパーク竜王で=


◆東近江・日野町◆
モーグル界の新星・伊藤姉妹
ジャパンシリーズ「応援ツアー」
申し込み締め切りは31日
=参加者募る=


◆東近江・近江八幡市◆
SPCと契約内容など見直しへ
経営改善へ提言を提出
=近江八幡市立総合医療センターあり方検討委員会=


成人病センターが県内初

=最新の血管造影撮影装置を導入=


◆湖南・守山市◆

 県立成人病センター(守山市守山五丁目)はこのほど、診断・治療の精度の向上と患者の負担軽減等を図るため、頭部、腹部の血管造影検査・血管内治療のための独・シーメンス社製の血管造影撮影装置(写真)を新しく導入した。

 血管造影検査は血管を映し出す検査で、足の付け根や手首の血管からカテーテル(樹脂でできた直径一―二ミリの長い管)を目的の血管まで挿入して造影剤を注入し、血管の形態や血流状態をみるもの。

 心筋梗塞(こうそく)、狭心症などの虚血性疾患や、血管性病変、腫瘍(しゅよう)性病変の診断に使われ、手術適応の決定、手術方法の決定の際に必要な数多くの情報を引き出すことができることから、血管造影検査の重要性は高くなっている。

 治療面においては、カテーテルを利用して心筋梗塞などで狭くなった血管を広げたり、腫瘍の血管を詰めたり、また体内の出血を止めるなどの血管内治療にも応用され、従来の外科的治療と比較して患者への身体的負担が小さく、早期退院が可能となるなどの利点がある。

 今回導入した装置では、脳血管造影検査でこれまで必要だった正面・側面の最低二方向二回の撮影が、二方向同時撮影の可能により、検査時間が短縮できる。さらに、今まで正・側二回撮影に造影剤投与が二回必要だったものが、新しい装置では一回で済むため、患者の身体的負担も少なくなる。

 また、立体画像が作成できることから、脳動脈瘤(りゅう)などの検査で多方向からの観察評価が容易となり、診断の精度とスピードの向上を図ることができる。

 腹部領域では、血管内治療時に、CT様断層画像を作成して、治療範囲を立体的に観察評価しながら治療を進めることができ、治療精度の向上が期待される。

 正面・側面ともに大視野で、一度に幅広い範囲の診断が可能な血管造影撮影装置の導入は、県下ではじめて。


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出目昌伸監督 里帰り講演

八日市郷土文化研究会が招く
集まった同級生ら200人を前に
=撮影の苦労や裏話など語る=


◆東近江・東近江市◆

 郷土が誇る映画界の巨匠・出目昌伸監督(75)を招いて、八日市郷土文化研究会(中島伸男会長)は、このほど市史を読む会の百回記念プレイベントとなる「出目監督・里帰り講演」を駅前アピア四階の研修室で催した。=写真=

 出目監督は、同研究会を立ち上げ、今日まで指導してきた出目弘前会長の実弟で、テーマ「夢宙遊影―映像ライフ―」と題して講演し、出身の県立神愛高校(現・八日市高校)の思い出とともに、八日市での子供時代を熱く語った。同級生が居るから、話しづらいと言いながら……。

 戦争が終わって「誰もが生き方にさまよっていた」と、高校時代を振り返り、民衆の心を引き付ける映画の存在を感じ取ったと言う。その後、早稲田大学文学部で脚本、演出などを学んだ。

▲里帰り講演の出目昌伸監督
 東宝に入社して十年後、黒沢明監督の「用心棒」や「赤ひげ」、堀川弘通監督の「さらばモスクワ愚連隊」の助監督を務め、その時の苦労話を交えながら、独特の演出方法を身に付けると同時に、(芸術の前に大衆性を求める)黒沢監督のすごさが、今の私の原点とも。

 監督の最大の仕事は、撮影現場で「NGかOK」のサインを出すことだが、作品が大きく変わるフィルムの編集が重要な役割を担うと話し、この経験が「天国の駅」(日本アカデミー作品賞)や「きけ、わだつみの声」(同作品賞・監督賞)などに結び付いたと振り返った。

 今後は、琵琶湖をテーマにした映画が作りたいと述べる一方、八日市に「一軒も映画館のないのは寂しい」と語り、著名人を多く輩出する八日市について、出目監督は「自然(土)に育ったことが成長に通じるのではないか」と締めくくった。


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買い物客もびっくり!

プリンとした大根

=アグリパーク竜王で=



◆東近江・竜王町◆

 竜王町山之上にあるアグリパーク竜王の直売所で、色気と愛らしさを兼ね備えた大根が話題を呼び、買い物客も「なんでこんな風になったんやろ」と自然の不思議に目を丸くしている。

 この大根を収穫したのは、同町山之上在住の村井フサさん(76)。いつものように早朝、手塩にかけ育てた野菜を畑で収穫していると、足を突き出して座っている人間のような形をした大根が土の中から現れたという。

 第一印象を「まるで私みたい。なんで足が二本あるんやろうと思った」と語るフサさんは、角度を変えてながめると赤ちゃんのプリンとしたお尻にも見える珍しい大根を飾ってもらおうと、十九日に野菜を出荷しているアグリパーク竜王へ持ち込んだ。

 現在も直売所で飾られており、買い物客の熱い視線を浴びている。


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モーグル界の新星・伊藤姉妹

ジャパンシリーズ「応援ツアー」

申し込み締め切りは31日
=参加者募る=


▲ワールドカップフランス大会で4位に入った伊藤みき選手(左)と2位の上村愛子選手(右)
◆東近江・日野町◆

 日野町体育協会と日野町連合青年会は、日野町大窪の伊藤あづささん(22)とみきさん(20)姉妹が出場する“ワールドカップスキーモーグル猪苗代大会”の応援ツアー参加者を募集している。

 二年後の冬季オリンピック・カナダバンクーバー大会への出場を目指して奮闘する伊藤姉妹(中京大学在学中)。

 今季開幕戦となったフランスでのW杯第一戦は、トリノオリンピックに出場した妹のみきさんが四位、姉のあづささんが十八位と好成績を残し、今月十八日にアメリカで行われた第二戦でもみきさんが八位に入るなど、未来の日本のエースとして世界から注目されている。

 今回のツアーは、「二〇〇八フリースタイルFISワールドカップスキーモーグル競技」のジャパンシリーズ会場であるリステルスキーファンタジア(福島県猪苗代町)まで出向き、心身の鍛練を怠ることなく進化し続ける二人に間近で声援を送り、世界トップレベルのモーグルとその魅力を体感するというもの。

 日程は、二月十五日から十七日までの二泊三日。 具体的には、十五日午後九時に日野町役場を出発し、車中で一泊。翌十六日午前九時に会場へ到着、同九時半から伊藤姉妹を応援・観戦後、午後一時からフリータイムとなり、希望者は短時間ではあるもののスキー・スノーボードが楽しめる。宿泊先は猪苗代観光ホテル。最終日の十七日には会津若松市内を見学して、午後九時に同役場へ帰着する予定。

 定員は、先着三十人。参加希望者多数の場合は抽選で決定。参加費は、一人二万九千円(観戦チケット・バス・宿泊・昼食代込み)。

 参加希望者は、今月三十一日までに所定の申込書に必要事項を記入し、参加費を添えて大谷公園体育館まで持参する。受け付け時間は午前八時半から午後五時までで、火曜休館。

 詳しくは、大谷公園体育館内日野町体育協会(0748―52―5379)へ。


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SPCと契約内容など見直しへ

経営改善へ提言を提出

=近江八幡市立総合医療センターあり方検討委員会=


▲冨士谷市長に提言を提出する長委員長(左)
◆東近江・近江八幡市◆

 民間の資金とノウハウを活用した全国初のPFI方式により、鳴り物入りで開院したものの、初年度から経営が傾きはじめた近江八幡市立総合医療センターの経営改善策を検討していた「あり方検討委員会」は、二十一日に冨士谷英正市長に対し、市、同医療センター、PFI側のSPC(特別目的会社「PFI近江八幡」)の三者での経営見直しについて契約内容にまでつっこんだ協議を行うよう、また、協議が不調に終わった場合の契約解除(独立行政法人化)も視野に入れて協議を進めるよう提言した。また、「近江八幡市の失敗点を自らの問題点として捉え、PFIの導入の適否を十分検討されることを望んでいる」と、PFI方式での病院建設を計画している全国の自治体病院に対して、警鐘を鳴らした。市は、今回の提言を受けて、内容を精査した上で、三者協議に入る。


 提言では、経営悪化の最大の問題点は資金不足であると指摘し、平成十九年度末には八億円の借金が発生する見込みを示した。その原因は、収入と支出の金額がそれぞれ相当高い水準であったにもかかわらず、収入が当初計画ほど確保できずに、支出だけが予定通りしっかりと発生してしまった「収入より多い支出」にあると分析する。

 このまま行けば、毎年十億円以上の資金の流出が進み、平成二十三〜二十五年度には五十〜七十億円に資金不足が膨らみ、これは市が財政再生団体へ転落する水準であると警告している。そうなれば、病院経営どころの騒ぎではなくなる。

 中間業者介在による医療現場の非効率性や、市・病院とSPCのコミュニケーション不足も大きな原因にあげる。

 そもそも、新病院建設がPFIありきで進められ、もし破綻状態に陥っても、市の一般会計や金融機関からの資金調達でなんとかなるとの安易な認識が計画段階からあったのではという疑念を払拭できないとした。提言書の「はじめに」で、長隆委員長は「PFI方式の導入可能性を検討していた段階での各種経営上の試算はまさにどんぶり勘定であったと推測」とまで言及している。

 その上で、昨年十二月に総務省が「公立病院改革ガイドライン」を策定し、平成二十年度中の改革プランの策定を求めていることに歩調を合わせて、持続可能な経営計画の検討と策定を行なうべきであるとした。

 具体的な改善策として、毎年四億円以上の支出削減が必要で、特に三十年間の施設整備費等約二百四十四億円のうち約九十九億円が金利相当分と重い負担となっており、これは金融機関の基準金利にリスク負担への対価的性格をもつ上乗せ金利が乗せられているためで、これを公的金融である地方債で借りた場合、約半分の負担で済み、さらに数年間の元本支払い猶予(措置)期間が設定でき、借り換えについても選択肢の一つとして検討する必要があるとし、この金利負担額が今後の病院再建の鍵の一つだと指摘する。

 また、実際に発生するかどうかわからない施設修繕費を毎年二億円ずつ(三十年で六十億円)前倒しで平準化して支払うのは適切か疑問で、早急に条件を変更すべきだとしている。

 このほか、委託職員と直接的な協働関係の構築、病院経営管理体制の強化、一般会計からの「負担金」の金額や病院の人事や予算策定などにおける「責任と権限」の内容について適切な内容・条件の策定、などをあげる。

 冨士谷市長は「(提言を)しっかりと咀嚼(そしゃく)したうえで、速やかに、謙虚に検討し、具体的アクションへ、不退転の決意で臨みます」と、決意を示した。

 


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

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