平成20年1月31日(木)第14944号

◆大津・大津市◆
「大津京」に抵抗感!?
JR湖西線・西大津駅改称
西大津駅の県、市の展示コーナー
=「大津宮」の解説に終始=

◆東近江・東近江市◆
人生で1番のチャレンジでした!
中国・常徳市の行政研修生
=陳さん、成果挙げて帰国=


◆東近江・東近江市◆
雪山登山に挑戦
=探検の殿堂=


◆東近江・東近江市◆
美しい町並みそぞろ歩きで華やぐ
あす2月1日から「ひな人形めぐり」
五個荘金堂町中心に6会場
=外村繁家の人形など100組展示=


◆東近江・近江八幡市◆
鮮やかな西の湖の春を描いた
「湖彩・春」を寄贈
=鶴房さん 近江八幡市に=


◆東近江・近江八幡市◆
井田医師 健康な歯で楽しい人生を
自分で守る自覚と管理が大切
=県歯科医師会湖東支部の公開講座=


「大津京」 に抵抗感!?

JR湖西線・西大津駅改称

西大津駅の県、市の展示コーナー
=「大津宮」の解説に終始=


▲JR西大津駅構内の「大津京」展示コーナー
◆大津・大津市◆

 JR西日本は三月十五日のダイヤ改正にあわせて、湖西線の西大津駅を「大津京」駅に、雄琴駅を「おごと温泉」駅にそれぞれ改称する。駅名改称を記念して、大津市観光振興課、県教委、県文化財保護協会は一月十八日から、「大津京」のパネル展示を行っている。しかし「大津京」の解説はなく、「大津宮」の解説に終始するなど、市や県の内部でも駅名改称には戸惑いが見られるようだ。          【石川政実】

 地元の活性化を目指す住民らが平成十六年に署名を集めて同市に陳情し、市議会は同年に駅名改称の請願を採択した。同市は両駅の改称にかかる経費のうちから一億一千万円を三月末までに負担する。

 市観光振興課、県教委、県文化財保護協会は一月十八日から五月十六日まで、JR西大津駅構内で「大津京」のコーナーを設置している。同コーナーは、市が向かって左側、県文化財保護協会らが右側の展示を担当した。

 市の展示では、「ようこそ、いにしえの都、大津京へ」のタイトルの下に、近江大津宮遺跡の上空写真と解説がパネル展示されている。パネルの解説をのぞいてみよう。

 「天智六年(六六七年)、天智天皇によって、飛鳥から近江への遷都が行われ、大津宮が誕生する。都が置かれた期間は五年だった。昭和四十九年の錦織地区での発掘調査で大津宮の建物の一部と見られる遺構が発見され、所在が明らかになった。ただし、大津宮を取り囲む都市部『大津京』の全貌は今も謎に包まれている」。この解説は、市観光振興課が市文化財保護課に依頼したもので、大半を「大津宮」の説明に費やし、「大津京」については「全貌は謎」の記載だけだった。

 一方、県文化財保護協会、県教委のコーナーでは、パネル展示で「市街地の下に眠る大津宮の全貌は、まだわかってきていない」と解説し、「大津京」については一切言及していない。

 市文化財保護課や県文化財保護協会では、「京」の定説とされている碁盤目の街区が見つかっておらず、「宮」の記述にとどめたという。

 しかし、市交通・建設管理課は「学術的にも『大津京』で問題がない」としており、市や県の内部でも見解が分かれている。

 ちなみに高島市立高島歴史民族資料館の櫻井信也参与や滋賀大学の小笠原好彦名誉教授らは、「京」という用語は、後の平城京や平安京と同じ条坊制に基づき、碁盤目状の街区がある「都」のことだが、同発掘調査では検出されておらず、歴史上は「大津宮」が正しいとし、駅名改称で誤った認識が広がることを懸念している。

 これに対し、林博道・滋賀県立大学教授は、条坊制による都市だけを「京」と呼んだのでなく、「京」と呼ばれる実態があったとし、「大津京」の呼び名に問題がないとしている。このように研究者を巻き込んだ「大津京」論争はまだまだ続きそうだ。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


人生で1番のチャレンジでした!

中国・常徳市の行政研修生

=陳さん、成果挙げて帰国=


▲見送りの市職員らにさよならの手を振りながら市役所を離れる陳さん
◆東近江・東近江市◆

 昨年七月末から東近江市の行政研修生として来市していた中国・湖南省常徳市の市職員、陳 (ちん ぶん)さん(28)が、予定の研修を終え二十九日、帰国した。

 常徳市からの行政研修生は、陳さんで十三人目で、これまでに旧八日市市から三人の職員が常徳市に派遣され、相互交流を行っている。

 市を離れるのを前に同日午前八時十五分から市役所玄関ロビーで送別式が行われ、市職員や交流のあった市民らが集まり、別れを惜しんだ。

 送別式では、中村功一市長が「半年間、よく頑張りましたね」のねぎらいの言葉と共に研修の修了証書を授与し「日本語の勉強に熱心な取り組みに感嘆していた。その姿に見習うことが沢山あった。あなたが来市されて中国との絆がより深まったと思います。日本語が上達され、沢山の仲間ができたことは陳さんの今後の糧になるでしょう。中国に帰っても活躍していただき、両市の交流が一層深まることを願っています」と別れの言葉を述べた。

 これに応え陳さんは「あっという間の六ヶ月間でした。人生の中で一番のチャレンジでした。来市して三ヶ月間の日本語の学習は私にとって貴重な期間でした。行政事務の仕事や消防署でのはしご車搭乗などの体験、多くの市民のみなさんに親切にしていただきました。毎日が貴重な体験ばかりで充実した日々を過ごすことができました。東近江で学んだことを忘れず、中国に帰ってもがんばりたいと思います。お世話になりました」と時々、涙声になりながら上手になった日本語で謝辞を述べた。

 この後、集まった市職員や市民と別れの拍手を交わしながら、市が用意した車に乗り込み、関西空港に向かった。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


雪山登山に挑戦

=探検の殿堂=


▲雪山登山に挑戦した押立山
◆東近江・東近江市◆

 西堀榮三郎記念・探検の殿堂の呼びかけで集まった幼稚園児から小学六年生までの子どもたち十二人が二十七日、鈴鹿連峰の一つ押立山(東近江市平柳町地先・標高七七一メートル)の冬山登山に挑戦した。

 探検の殿堂では、登山家でもある西堀氏の誕生日(一月二十八日)を記念して一月を「西堀榮三郎月間」とし、子どもの頃から登山に親しんでいた西堀氏の偉業にふれる体験イベントの一つとして「冬山登山」を企画。この日は子どもたちのほか、一般参加の大人五人も同行した。

▲銀世界の頂上での記念撮影
 登山には、八日市山の会メンバー三人が指導につき、雪景色でわかりにくいコース案内や安全に登る注意やアドバイスを受けながら頂上を目指した。

 子どもたちは、三日前から断続的に降り続いた降雪で足下を取られたり、寒さが増した頂上近くでは寒風で巻き上げられた雪と格闘しながらの登山となったが、目印の紐を頼りに前進。途中から白銀の世界に包まれ、頂上近くでは樹氷が見られるなど自然の造形美も楽しみながら一歩一歩登っていた。

 頂上では、みんなで寄り固まって持参した弁当を食べたが、氷ついたかと思うほどのおにぎりもあり、冬山の厳しさを実感。下山は、山道の積雪の上を滑り転がり、まるで雪だるまのようになりながら元気に帰った。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


美しい町並みそぞろ歩きで華やぐ

あす2月1日から「ひな人形めぐり」

五個荘金堂町中心に6会場
=外村繁家の人形など100組展示=


▲外村繁家のひな人形
◆東近江・東近江市◆

 東近江市五個荘の商家に伝わるひな人形を紹介する企画展「ひな人形めぐり」が、伝統家屋や寺社が多く集まる五個荘金堂町を中心に二月一日から開催される。会期は三月三十日まで。

 美しい町並みをそぞろ歩きしながらのひな巡りは、「華やかな気分になれる」と何度も訪れるファンが毎年増える人気ぶり。純和風の庭に面した座敷でひな人形を眺めるだけでなく、豪壮な商人屋敷もゆっくり見学できる。

 会場は、商人屋敷の(1)中江準五郎邸(五個荘金堂町)、(2)外村宇兵衛邸(同)、(3)外村繁邸(同)、(4)藤井彦四郎邸(宮荘町)、(5)近江商人博物館(五個荘竜田町)、(6)観峰館(同)の六会場で、江戸時代から昭和初期までのひな人形を中心に約百組を展示する。

 同展で今回、目を引きそうなのは、五個荘商家出身の作家・外村繁(明治三十五年ー昭和三十六年)の姉のひな人形。子孫の好意で同市へ昨年寄贈された。内裏(だいり)びなは、気品に満ちた面長の顔だちで、身にまとっている錦の衣装、花をかたどった女びなの冠は豪華。

 もうひとつの見どころは、五個荘在住の人形師・東之湖(とうこ)氏の連作「清湖雛」で、これまでの企画展で登場している内裏びなと六人官女に加え、十人のお囃子が新たに登場する。

 これは、湖東地域特産の麻織物「近江上布」を用い、湖国の自然をイメージして制作したもので、鈴鹿の山々や清流、琵琶湖を思わせる淡い青色や緑色の衣装をまとっている。

 入場は、近江商人屋敷三館(1〜3)共通券=大人五百円・小中学生二百五十円、五館(1〜5)共通券=大人八百円・小中学生三百六十円、藤井彦四郎邸のみ大人三百円・小中学生百円、近江商人博物館のみ大人二百円・小中学生百円、観峰館は特別料金が必要で大人二百円・小中学生百円。

 問い合わせは、東近江観光協会五個荘支部(0748―48―2100)まで。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


鮮やかな西の湖の春を描いた

「湖彩・春」を寄贈

=鶴房さん 近江八幡市に=


▲冨士谷市長に「湖彩・春」を寄贈する鶴房さん(左)――市長応接室で――
◆東近江・近江八幡市◆

 近江八幡市鷹飼町在住の画家で絵画愛好家グループ「八美会」を主宰する鶴房健蔵さん(73)が二十四日、近江八幡市役所を訪れ、最新作「湖彩・春」を市に寄贈した。

 「湖彩・春」は、昨年春に北之庄町にある鶴房さんお気に入りの西の湖園地でスケッチした風景を、約二か月かけて描いた油絵で、縦一・三メートル、横一・六メートルの一〇〇号の大作。樹木が芽吹き、野草の鮮やかな黄色い花が湖の周り一面に咲き誇る、三月中ごろ、早春のぬくもりを感じさせる、明るく、さわやかな作品。

 市長応接室で贈呈を受けた冨士谷英正市長は、「八幡の宝として、市民のみなさんにいつも見ていただける所に飾らせてもらいます」と、感謝の意を表した。

 今回寄贈された作品は、市役所四階の第一委員会室に設置される予定。鶴房さんはこれまでにも多数の作品を市に寄贈しており、市役所のほか、市立総合医療センター(土田町)や市民共生センター(大森町)などで見ることができる。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


井田医師 健康な歯で楽しい人生を

自分で守る自覚と管理が大切

=県歯科医師会湖東支部の公開講座=


▲「むし歯・歯周病」について講演する井田医師と野邑歯科衛生士――ホテルニューオウミで――
◆東近江・近江八幡市◆

 県歯科医師会湖東支部の市民健康公開講座「むし歯・歯周病――もう歯で悩まない――」が、二十七日にJR近江八幡駅前のホテルニューオウミで開かれ、参加者は、健康で楽しく人生を送るために、日頃、自分自身で歯を大切に管理することがいかに大切かを学んだ。

 同支部の圏域である東近江地域と愛知郡などから参加した一般住民ら約五十人は、本紙コラム「歯の健康シリーズ」や著書「むし歯・歯周病」などを通して歯の健康を訴えている東近江市内に歯科診療所を開業する支部長で朝日大歯学部口腔解剖学非常勤講師も務める井田亮医師と同診療所歯科衛生士の野邑浩美さんの、実際に手がけた患者の写真や資料に基づいた話に、熱心に耳を傾けた。

 井田さんは、歯は「栄養器」であり、十分な栄養を取るためには歯を失わないことが大切であると、歯の健康状態と栄養摂取量の関係をデータなどから分析する。

 全国で進められている八十歳で自分の歯を二十本残す「8020運動」も、十分な成果が出ていないのは、詰める、被せるといった「早期発見」、「早期治療」が中心となっていて、「早期予防」がなかったからで、歯を残すには、「むし歯」と「歯周病」をいかにコントロールするかだと指摘した。

 むし歯も歯周病も「感染症」であり、ばい菌の集合体である「口腔バイオフィルム」が歯周病を引き起こす。このため、歯垢やバイオフィルムの定期的な除去が歯を残すことにつながると強調する。

 また、ミュータンス(むし歯菌)は砂糖など甘いものが大好きで、スポーツをする子供達がよく飲むスポーツ飲料は厳禁だと警告した。

 歯茎の色が本来のピンクから赤くなったり、出血や腫れ、口臭が発生する歯周病も、早期なら歯と歯茎の間の徹底した清掃で、管理して直すこと(プラークコントロール)ができる。それには、本人の努力と、歯並びにあった磨き方が重要になる。また、一旦治っても、努力と管理(定期検診)を必要とする。

 糖尿病は歯周病になりやすく、喫煙は治癒への影響が大く、喫煙しないよう促した。このほか、心臓疾患や未熟児出産への関与も外国の研究で報告されていると指摘する。

 歯磨きだけでは十分ではないので、専門家による器械的な歯の清掃「PMTC」や、歯の型を取り、マウスピースのようなトレーを使ってミュータンスを除去する「3DS」法も紹介した。

 そして最後に、「自分の歯は自分で守る自覚」が何よりも大切とし、そのためにも「定期的なチェック」の必要性を強調した。

 参加者からは、PMTCや3DSの費用や、歯を磨く時に歯磨き粉の使用など活発な質問が次々と出され、歯磨き粉については、そう快で磨いた気になるが、基本的には使わない方がよく、週に一回程度で十分と指導した。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ