平成20年3月18日(火)第14984号

◆全県◆
県内倒産 5億4500万円
2月 帝国データバンク調べ
建設関連での破たん続く
=10件 すべて中小零細企業=

◆東近江・東近江市◆
退職男性の地域デビューの秘けつ
「楽しい」「がんばり過ぎない」


◆東近江・東近江市◆
家庭の廃食油集めて自動車燃料に
市原小4年が回収ボックス制作
=学校・地域に設置し提供呼び掛け=


◆東近江・東近江市◆
林野を火災から守る!
サントリーで山火事訓練
=事業所と消防署・団が連携=


◆東近江・東近江市◆
新天地で町発展の歴史伝える
八日市飛行場の石碑
=八日市文化芸術会館前に移設=


◆東近江・近江八幡市◆
早期発見へ検尿キット配布
本当は恐ろしい腎臓病
=近江八幡発の撲滅キャンペーン=


県内倒産 5億4500万円

2月 帝国データバンク調べ

建設関連での破たん続く
=10件 すべて中小零細企業=


◆全県◆

 民間信用調査機関の帝国データバンク調べによると、二月中に滋賀県内で負債一千万円以上を抱え倒産した企業は、十件で負債総額五億四千五百万円だった。件数は五か月連続で十件以上を示しながらも前月より減ったが、逆に金額は増えている。

 主な倒産は、電気工事業「共和」(湖南市、齋藤孝志社長)の約三億四千万円で、設備投資や開発費用の借入負担が重く、農産物の生産・加工・販売「宮崎農産」(長浜市、宮崎清秀社長)の約六千七百万円も、米価の低下や米離れなどで、いずれも資金繰りが悪化した。

 前月(十三件、三億八千二百万円)に比べ、件数で三件減ったが、金額では一億六千三百万円増え、一件当たりの負債額も五千四百万円と約二千五百円増えている。

 負債額は五億円以下が一件、一億円以下で一件、五千万円以下が八件の発生となった。資本金別では、五千万円以下で一件、一千万円以下で二件だが、個人経営が八件と前年の二倍に増えた。中小・零細企業での多発が依然として続き、景気低迷による業況不振から、金融債務に苦しんでいるケースが目立つ。

 業種別では、建設五件、繊維二件ほか、電機、建材、食品の各一件で、経営計画(設備投資)失敗などの企業内要因とその他要因の各一件を除き、残り八件が市況の悪化に伴う販売不振や受注減少などの景気変動要因で、依然として不況型倒産が主流を占める。

 今後の見通しについて、製造業では好調を保っているが、建設や卸部門に低調さがみられ、不安材料も多く中小・零細企業を中心に、引き続き小口倒産は続くとみている。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

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退職男性の地域デビューの秘けつ

「楽しい」「がんばり過ぎない」


▲実践報告する塩川さん
◆東近江・東近江市◆

 退職シニアによる地域づくりをテーマにした福祉草の根教室(東近江市五個荘地区社協の主催)が、五個荘福祉センターでこのほど開かれ、老人クラブや自治会の役員ら約三百五十人が参加した。

 退職した男性は、「自宅でゆっくりしたいと思ったが、間がもたなくなった」という人が多い。一方で、地域とのつながりがなく、家に閉じこもりがちなる人も多いという。

 基調講演では県社協の猪飼立子さんが、地域づくりの担い手として退職男性をどのように受け入れるのか、グループの設立・運営に関わった事例を交えながら紹介した。

 このなかで猪飼さんは「行くのが楽しい場所づくりが、家を出るきっかけになる」と強調し、最後に「自分の健康のため、楽しく活動するのが本来の目的で、結果的に地域貢献がついてくれば良い」と、背伸びしない活動を勧めた。

 続いて、近江八幡市で健康・料理サークルを主宰している塩川和宏さんが実践報告した。塩川さんは退職後、市主催の生きがい教室を経て、六十ー七十歳代の参加者十七人と共にサークルを結成した後、市と連携して退職男性のためのサークル設立にも関わった。
 活動五年で学んだ継続の秘けつでは、1がんばり過ぎない2行政との上手な連携3テーマを一つに絞る4大人数にならない(多くて二十人前後まで)ーなどを挙げた。 


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家庭の廃食油集めて自動車燃料に

市原小4年が回収ボックス制作

=学校・地域に設置し提供呼び掛け=


▲回収ボックスを制作する児童
◆東近江・東近江市◆

 東近江市永源寺地区の市原小学校(高木町)の四年生十八人は十四日、家庭から廃食油(使い切った天ぷら油)を集めてBDF燃料として役立てようと、回収ボックスを制作した。

 同小四年生はこのほど、資源循環の取り組みを紹介する東近江市菜の花館(同市妹町)を訪れ、廃食油が軽油の代わりにBDF燃
料として再利用できることを知り、家庭からの廃油回収を企画した。

 回収ボックスの材料は、地元の製材所でいらなくなった木材を提供してもらった。児童らは、教諭と菜の花館の職員に手伝ってもらいながら、加工済みの板を釘で張り合わせて、四十分ほどで縦・横四十センチ、高さ七十五センチの回収ボックス四箱を仕上げた。

 ボックスの上部には直径十五センチ程度のロウトが差し込まれ、ここから廃食油を注ぐと、ホースを通って中のポリタンク(容量・三十六リットル)に溜まる仕組みになっている。

 また、各家庭に廃食油の提供を呼び掛ける広報チラシも作成した。児童らは「環境に役立つと思うと、面白いし、うれしい」と目を輝かせながら、気持ちの伝わる文章を書こうと頭をひねっていた。

 回収ボックスは、さらにボルトで補強した上で学校と地域に配置し、集まった廃食油は、東近江市と連携して自動車のBDF燃料として再利用する計画だ。


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林野を火災から守る!

サントリーで山火事訓練

=事業所と消防署・団が連携=


▲想定した火点に放水する市消防団員(手前)とサントリーの自衛消防隊
◆東近江・東近江市◆

 三月の山火事予防運動推進月間に呼応した消防訓練が十六日、東近江市大森町のサントリー近江エージングセラーで行われた。

 山林を敷地に持つ事業所、東近江消防、市消防団の合同訓練で、この日は午前八時、ハイカーが投げ捨てたタバコにより出火。発令中の乾燥注意報と北風の強まりで洋酒貯蔵庫周辺の林野が延焼中との想定で行われ、サントリー自衛消防隊が自社の消防車を出動させて初期消火に努める一方、通報を受けた東近江消防本部の指令で八日市、日野、能登川消防署からポンプ車とタンク車が出動。さらに近隣の市消防団からもポンプ車が訓練に参加した。

 訓練には、サントリー、東近江消防、市消防団の消防隊員合わせて約六十人が参加。火点に見立てた林野に向けての放水や水幕での延焼防止、ポンプ車による水利からの中継送水、雑木の伐採、消防団員による可搬式ポンプでの消火など、山林火災で有効な消火作業を取り入れ、市消防団と消防署との連携や指揮統制の確認も注視した。

 出動から鎮火まで三十分余りの訓練の後、あいさつに立った宮本博義所長は「七十二万坪の敷地の豊かなみどりの中に四十万個の樽が眠っており、一旦火災が発生すると大変な惨事が予想される。防火意識の重要性を再認識すると共にこうした訓練の実施は心強く思います。今後も防火体勢に全力を挙げていきたい」と述べた。


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新天地で町発展の歴史伝える

八日市飛行場の石碑

=八日市文化芸術会館前に移設=


▲八日市文化芸術会館前に移設された八日市飛行場の石碑
◆東近江・東近江市◆

 今月末の完成に向けて建設が進められている(仮称)八日市コミュニティセンター(八日市地区公民館)前の緑地帯に建立されていた八日市飛行場の石碑が八日市文化芸術会館前に移設された。

 同センター前の緑地帯は、石垣を解体して直線で繋がる歩道に造り替えられるため、石碑の移転が検討され、八日市飛行場があった沖之原に近い同会館前に移された。

 石碑は、一九九二年八月に建立されたもので、一四年(大正三年)十月二十二日、フランスに渡って万国飛行免許状を取得した旧秦荘町出身の荻田常三郎が、八日市大凧の飛揚場であった沖之原で成功させた郷土訪問飛行を機に飛行場建設の機運が盛り上がり、旧八日市町民あげての取り組みで翌一五年(大正四年)六月に約十四ヘクタールの民間飛行場が完成。その後、陸軍飛行場となり、戦争時には一七○ヘクタール、兵員三千人を超える航空施設となった歴史を伝えるもの。

 完成した八日市飛行場は、日本の民間飛行場の草分け的な存在で、建設に際しては小学生一人二十銭、中学生五十銭、大人一円の浄財が寄せられた町民待望の施設だったと伝えられている。

 石碑には、民間飛行場発祥の地の誇り高い歴史を永遠に伝え、先人たちの遺徳を偲ぶ想いが込められている。

 


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早期発見へ検尿キット配布

本当は恐ろしい腎臓病

=近江八幡発の撲滅キャンペーン=


▲腎臓病撲滅を呼びかけ検尿キットを配るキャンペーン隊
◆東近江・近江八幡市◆

 世界腎臓デーの十三日、近江八幡市立総合医療センターの医師や患者らでつくる「腎臓病撲滅キャンペーン隊」が、JR近江八幡駅で尿試験紙の入った検尿キット約三千個を通勤・通学客らに無料配布し、腎臓病の早期発見を呼びかけた。

 腎臓病は自覚症状がなく、発病がわかった時点では慢性化し、血液の人工透析などの治療が必要となる上、後遺症や合併症を引き起こし、心筋梗塞(こうそく)や脳卒中を併発する可能性も高い。“新たな国民病”とも言われ、患者数は二千万人以上と推計されている。

 近江八幡駅では朝夕の通勤・通学の時間帯に、キャンペーン隊や協力のボランティアら四十人あまりが手書きの「腎臓病撲滅キャンペーン隊」のノボリに、白衣やグリーン・白のジャンパー姿で、「きょうは世界腎臓デーです。腎臓病の早期発見を」などと訴えながら、製薬会社から提供された尿試験紙(十枚)と世界腎臓デーや慢性腎臓病早期発見・早期治療のためのパンフレットの入った検尿キットを手渡した。

 総合医療センター腎臓内科・腎臓センター長の八田告医師は、「健康診断は受けてもなかなか病院へは行かない働き盛りのサラリーマンや、健康診断の機会が少ない主婦層に、ことの重大性に気がついていない人が多い」と、早期発見、早期治療の大切さを訴える。

 昨年四月に八田医師らがキャンペーン隊を結成、六月に近江八幡駅で検尿キットを配布して運動がスタート。近江八幡発の運動は全国の医療従事者らに拡がり、日本慢性腎臓病対策協議会も今回の第三回世界腎臓デーへの参加を表明。東京・大阪・名古屋・岡山でもこの日、一斉にキャンペーン運動が展開された。

 


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