平成20年3月19日(水)第14985号

◆東近江・東近江士◆
目標に向かって自分を磨け
自衛隊入隊者5人を激励
=募集相談員11人を委嘱式=

◆東近江・東近江市◆
災害に強い福祉のまちづくり
「住民支え合いシンポ」
=20日、東近江社協が開催=


◆東近江・東近江市◆
善行少年をたたえる
東近江少年センターが表彰
環境美化や人助けなど
=4人と1団体=


◆東近江・日野町◆
日野が生んだ植物学者
橋本忠太郎氏の標本
=必佐小で約600点発見=


◆東近江・近江八幡市◆
ひまわり館に太陽光パネル
地球にやさしい発電所
=市民協働の出発・拠点として=


標に向かって自分を磨け

自衛隊入隊者5人を激励

=募集相談員11人を委嘱式=


▲入隊者に記念品を贈り、激励する中村市長
◆東近江・東近江士◆

 東近江市内で自衛官募集業務に当たる相談員の委嘱式と同市内からこの四月、自衛隊に入隊する若者の激励会が十七日、市役所貴賓室で行われた。

 相談員は二年任期で、十一人のうち新年度からは自衛隊家族や理解者など三人の新任者を迎えて活動をスタートする。

 式には新任の相談員ら六人が出席。中村功一市長と相良雅司・自衛隊滋賀地方協力本部長から連名の委嘱状が一人ひとりに手渡された。

 このあとあいさつに立った中村市長は「自衛官の活動は国の有事の際や国民の財産や生命を守るためにご苦労いただいていると同時に、ひっ迫する国際情勢の中でも活躍していただいている。(イージス艦の事故など)いろんな問題が起きているが、改めて二年間協力をお願いすることになりました。みなさんのたゆまぬ努力によって自衛隊の活躍が揺るぎないものになることを願っています」と、改めて協力を求めると共にその地道な活動に感謝した。

 引き続いて行われた入隊者激励会には、東近江市内から自衛隊員となる若者五人のうち三人が出席した。入隊者五人の紹介のあと、あいさつに立った相良本部長は「入隊に際しての不安はあると思うが、教育
体制はしっかりしているので何も心配ありません。目標に向かって自分を律して鍛え、どんなことにも乗り越えられる夢を持ってください。また、国民の生命と財産を守ることは東近江市民を守ることに通じ、
人に役立つということを念頭において頑張ってください」と激励した。

 これに応え入隊者を代表して井上明日香さん(23・航空自衛隊)が「頑張る気持ちを強く持ち、立派な自衛官となって報告に来ます」と決意を述べた。


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災害に強い福祉のまちづくり

「住民支え合いシンポ」

=20日、東近江社協が開催=


◆東近江・東近江市◆

災害時住民支え合いシンポジウムが、あす二十日午後一時半から五個荘福祉センター(東近江市小幡町)で開かれる。東近江市社会福祉協議会の主催。入場無料。

 近年各地で自然災害が多発するなか、被災地での教訓や災害時要援護者の課題を共有し、災害に強い福祉のまちづくり、地域の支え合いをベースにした住民主体の防災、減災活動について考える。

 シンポジウムでは、中央共同募金会災害ボランティア支援活動プロジェクト会議委員、桑原英文さんがコーディネーターを務め、シンポジストの関成文さん(金屋総自治会地域安全推進委員会)、川島克己さん(五個荘川並自治会防災担当)、岡田美奈子さん(能登川心身障害者親の会わかくさ会長)が地域の取り組みと課題を紹介する。

 桑原さんは、市民による国際協力団体「JPcom(ジャパン・フィリピンズ・コミュニティ・アンド・コミュニケーション)」(大阪市)を主宰する。同団体は、フィリピンを中心にアジアの経済的貧困層や障害児・者とともに地域と暮らしをつくるコミュニティケアを進めている。

 同氏はこの傍ら、防災と福祉のまちづくりのアドバイザーとして全国各地で活躍するとともに、災害ボランティアコーディネーターの養成にも努めている。

 また、阪神淡路大震災で朝日ボランティア基地チーフコーディネーターを務めた。その後、ナホトカ号重油流出事故を始め、台風災害、新潟県中越地震、能登半島地震、新潟県中越沖地震で支援活動を行った。

 問い合わせは、東近江市社会福祉協議会(0748―24―2940)へ。


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善行少年をたたえる

東近江少年センターが表彰

環境美化や人助けなど
=4人と1団体=


◆東近江・東近江市◆

 東近江少年センター(田井中清幸所長)は、平成十九年度の善行少年に四人と一団体を決めた。

 学校や公園、まちの美化、困っている人たちへ温かい手を差し伸べるなど、善行のあった児童・生徒、グループ、団体を表彰するもので、今月始め各学校長を通じ表彰状や善行バッジ、ほう賞記念品が贈られた。善行少年は次の皆さん。

 【志萱亮(御園小6年)】学習塾へ母の車で向かう途中、体の具合が悪い男性(七十五歳ぐらい)が川の中に倒れているのを発見し、その年寄りを母と一緒に助け、自宅まで送り届けた。

 【進藤絵水・藤岡夢佳(八日市北小3年)】通学途上の道路に捨てられているゴミ(空き缶・紙ぐず・吸いからなど)を毎日拾い続け、環境美化に努めるとともに、現在も継続している。

 【安道雄祐(山上小6年)】六年生になって給食の準備、後片付けの手伝いを毎日行っている。教員室用へワゴン車での配膳、全校分の給食コンテナの収納、低学年用ワゴンの台ふきや返却など。

 【聖徳中サッカー部1、2年】部活で八幡東中との練習試合を終え、徒歩で近江八幡駅に向かう途中、田んぼにバイクごと倒れている男性(五十歳ぐらい)を発見し助け上げた。バイクを道路に担ぎ上げ、散乱していた荷物を拾い、立ち去る男性を見届け帰途に就いた。


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日野が生んだ植物学者

橋本忠太郎氏の標本

=必佐小で約600点発見=


▲日野町の100年前の生態が分かる植物標本を「宝だ」と語る実行委員会メンバーら(日野町立必佐小学校で)
◆東近江・日野町◆

 “滋賀の牧野富太郎(植物分類学の世界的権威)”と言われた日野町十禅師出身の植物学者・橋本忠太郎氏(一八八六〜一九六〇年)が、百年以上前に同町内で採集した植物の標本約六百点が同町立必佐小学校三階倉庫で見つかり、このほど報道陣に公開された。橋本忠太郎氏の顕彰を進める実行委員会代表の北村誓さんは「百年以上前と現在の植物の生態の違いをつぶさに比較できる貴重な資料。自然破壊が進む中、もう一度、橋本先生に世に出ていただき、日野町また滋賀県のみなさんに警鐘していきたい」と語る。

●橋本忠太郎とは?

 明治・大正・昭和に掛けて植物研究に生涯を費やした橋本氏は、植物分類学において多大な功績を残したものの、その存在は十禅師地区の一部の学識者にしか認知されておらず、地元住民は名前すら知らない。
 滋賀教育会発行の「近江の先覚第三集」(橋本氏に関して北村さん執筆)によると、橋本氏は明治十九年七月六日に日野町十禅師で生まれた。戦争ごっこなどの遊びに同世代の子どもたちが興じる中、畑や田んぼを歩き植物を取ってきては庭に植えたり、標本を作るような少年だったという。

●博物学教員へ

 明治三十九年に地元内池小学校から県立彦根中学校(現彦根東高等学校)へ進学、同四十四年に卒業後、代用教員として西大路小学校に奉職したものの、退職して再び滋賀師範学校(現滋賀大学)に進み、北比都佐小学校(現必佐小学校)の教員となった。
 大正十一年には滋賀女子師範学校の博物学教員として迎えられ、県内各地を踏査して綿密な植物調査・標本の研究に没頭、他府県にも足を延ばして「顕花植物二千五百種の植物採集標本」を完成させた。
 日野町のシンボル的存在の綿向山は庭先のように何度も出掛け、「ワタムキアザミ」や「綿向アカバナ」をはじめ新種を発見し、その数は二十種類にも及ぶ。
 県内の学会や教育界にも大きな足跡を残した橋本氏は、滋賀県天然記念物調査員を務め「滋賀県史跡名勝天然記念物要覧」を出版。生涯を通じて三万点にものぼる植物標本を作り上げ、現在、京都大学や母校の滋賀大学、琵琶湖博物館などで寄贈された植物標本が保管されている。

●100年前の植物

 新たに見つかった標本は、明治三十九〜四十四年に採集されたもので、現存する橋本氏のものの中では最も古いという。 百年のときを経て脚光を浴びるきっかけとなったのが、昨年八月、橋本氏のひ孫で東京在住の泉さん(中学三年生)が学習発表に向けて曾祖父の業績を調べるために、琵琶湖博物館を訪れ、必佐小学校を訪問したいと申し入れたこと。
 依頼を受けた同校の大塚マサ江校長ら教員が、以前から少し気になっていたという三階倉庫の木箱(幅四十三センチ、高さ九十八センチ、奥行き三十八センチ)を調べたところ、中から科別に分類された植物標本を発見。「郷土之植物」との札が貼られた木箱また標本は記名入りではなかったため、琵琶湖博物館に筆跡鑑定を依頼。三人の専門員による調査の結果、橋本氏が作成した標本であることが確認された。
 大塚校長は「百年の間には校舎改築もあり、よくぞ捨てられなかった」と胸をなで下ろす。

●生態系の変化

 偉大な先輩の業績を周知し、子どもたちが自然とかかわるきっかけにしようと、「橋本忠太郎氏の顕彰を進める実行委員会」を発足。
 現在、地元の植物や自然観察に長けた富長 議さん(竜王町在住)と森田景二さん(日野町在住)が核となり、標本の分析を進めている。
 富長さんは「今になっておしいと思うのは、こんなに近くにいたのに橋本先生本人に出会えなかったこと。しかし、標本を見るたびに橋本先生に出会っているような気がする」と語り、画用紙に一種類ずつ貼り付けられた標本の和名・採集場所・日付を整理して“橋本日野植物目録”を作成中だ。
 採集場所は十禅師や綿向山、内池、四ケ背山が多く、種類の重なりもなく、種までしっかり残っているものもある。森田さんは「日野町で絶滅してしまったと思われるギンランやママコナなどが採集されて残っている。一世紀経つと、これだけ植生が変わることが橋本先生の標本から分かる。人間は自然と共生共存するのが下手だと思う」と述べ、百年前との比較研究に力を注ぐ。
 詳しい分析には二年程度の時間が必要とのこと。 同実行委員会では、標本の研究を進めるとともに、橋本氏が誕生した七月六日を顕彰日とし、イベントや展示、自然観察会などを催す方向で検討している。


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ひまわり館に太陽光パネル

地球にやさしい発電所

=市民協働の出発・拠点として=


▲屋根に取り付けられた太陽光パネル
◆東近江・近江八幡市◆

 近江八幡市土田町の市総合福祉センターひまわり館の屋根に市民グループ「みんなで電気をつくろう会」による太陽光発電パネル十二枚が設置され、このほど「市民共同発電所ひまわり」の点灯式が行われた。

 今回設置された太陽光パネルは、地球温暖化防止をめざして結成された同会が、市民への啓発を兼ねて平成十八年四月から募金や協力を呼びかけ、二年
▲玄関正面に設置された案内パネルと「エコノナビット」
間で個人三十八人、各種団体四団体、企業三社から集まった約百十万円と、市の協働型環境まちづくり活動補助金三十万円、県の県民協働新エネルギー導入推進補助金三十八万円、同会会費など約百九十三万円で設置した。

 市民発電所の一時間あたり最大発電能力は二・一六キロワットで、館内の電力の一部として利用されている。また、同館玄関正面に設置されたパネルや表示装置「エコノナビット」で、実際の発電量(現在・年間記録・グラフ)と、火力発電で発電した場合の石油換算量・二酸化炭素排出量・二酸化炭素を酸素にするための森林量などを知ることもできる。

 会では設置場所について、化石燃料に頼らず、環境負荷の少ないクリーンエネルギーの啓発効果を考えて、学校などの教育施設や市立図書館ヘの設置を検討したが、利用に制限があったり日照条件などの問題から、同センターに設置することになった。

 平成十九年三月のシステム完成に向けて、募金箱を市役所や市立図書館など四か所に置き、市広報などを通じて市民に協力を呼びかけたが、資金が目標額に達せず、開設を一年先延ばししていた。

▲関係者によるテープカット
 これからも、この発電所を拠点に、地球温暖化防止のための啓発活動を展開していくことにしている。

 中村多恵夫会長は「ご協力いただいた皆様の熱意が実を結びました。環境保全や地球温暖化防止に向けて、活発に活動していきます」とあいさつし、水と緑の市民環境会議の木ノ切英雄会長、市環境審議会の井手慎司会長らと共に、テープカットを行った。

 点灯式でスイッチが押されると、発電所から引かれた電気で装置が作動し、シャボン玉が勢いよく飛び出し、会場から大きな拍手と歓声が沸き起こった。

 


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