平成20年3月22日(土)第14988号

◆湖東・彦根市◆
藩重臣屋敷の一部確認!!
=特別史跡彦根城跡から=

◆湖東・愛荘町◆
金剛輪寺所有の
金銅蓮華唐草文透彫華鬘
(こんどうれんげからくさもんすかしぼりけまん)
=重要文化財指定へ答申=


◆東近江・東近江市◆
八日市布引ライフ組合
新発足 管理運営の効率化へ
=斎苑と衛生プラントを統合=


東近江・東近江市◆
北国の妖精
雪割草展示会
=22・23日開催=


◆東近江・竜王町◆
竜王町の山口町長
今期限りで退任表明
=後継者指名は未定=


◆東近江・竜王町◆
6月執行の竜王町長選
元県議 杼木氏出馬へ
「誇りの持てる地域に」


藩重臣屋敷の一部確認!!

=特別史跡彦根城跡から=


▲第1調査区全景
◆湖東・彦根市◆
  県埋蔵文化財センターはこのほど、彦根市の特別史跡彦根城跡調査結果を公表した。

 井伊直政は、関ヶ原の戦の功により、慶長六年に佐和山城十八万石を与えられ、慶長九年長男直勝の時に彦根に移った。築城はその前年から始められ、天守閣は慶長十一年に完成している。寛永十年、次男直孝の時に加増され、三十五万石になった。

 城は、南北に細長い金亀山の山頂に国宝の天守閣がある本丸を置き、南に鶴の丸、北に西の丸を配している。山裾には内堀を巡らし、その周囲に二の丸、更に中堀の外側に三の丸を置いている。城下町は、三の丸の外堀の東と南に展開している。
 
▲建物1の雨落ち溝
調査箇所は内堀と中堀の間(二の丸)で、現在、県立彦根東高校のグラウンドになっている。かつて重臣屋敷があった場所で、天保七年に作成された「御城下惣絵図(ごじょうかそうえず)」には、戸塚家(幕末時の石高千六百石)の屋敷跡として描かれている。

 今回の調査では、江戸時代前期頃の建物の礎石や堀の跡、江戸時代後期の厚さ三十〜四十センチの整地層、建物とその雨落ち溝、塀、廃棄物処理穴などが検出されている。
 主な出土遺物は、湖東焼(井伊直弼が特に力を入れて作らせた焼き物で、諸大名への贈答用に焼かれたものは、超高級品として有名)の急須と碗、肥前(佐賀県)や美濃(岐阜県)の焼き物、寛永通宝などである。

 彦根東高校の敷地内では、今回と合わせて三回の調査が行われている。いずれの調査でも、地下には、彦根藩を三百年間を支えてきた重臣たちの屋敷が、今でも良好な状態で遺存していることが確認できた。


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金剛輪寺所有の

金銅蓮華唐草文透彫華鬘

(こんどうれんげからくさもんすかしぼりけまん)
=重要文化財指定へ答申=


▲重要文化財指定の答申が行われた金銅蓮華唐草文透彫華鬘
◆湖東・愛荘町◆

 金剛輪寺(愛荘町松尾寺)所有の金銅蓮華唐草文透彫華鬘(こんどうれんげからくさもんすかしぼりけまん)が、二十一日に開かれた文部科学省文化審議会文化財分科会で重要文化財に指定するよう答申が行われた。

 今回の審議会では、新たに国宝一件、重要文化財三十一件の合わせて三十二件を美術工芸品として指定、また、一八六件の建造物を登録有形文化財に登録するよう文部科学大臣に答申した。

 同寺の金銅蓮華唐草文透彫華鬘(縦29・2センチ、横34・7センチ)は、鎌倉時代の作で、美術工芸品としての指定を求められたもの。

 華鬘は、仏堂内を飾る荘厳具(しょうごんぐ)と呼ばれる仏具の一種で、堂内の柱などに懸け吊し、空間の装飾に使われる。

 同寺のものは、銅製で表面を鍍金(ときん・メッキのこと)加工され、一枚の銅板から蓮華唐草文を透かし彫りにし、周囲に覆輪(縁飾り)を装飾している。中央表裏に銅板を打ち出した総角(あげまき・結び紐の意)を鋲留めし、上辺に四葉形の菊花を重ねた吊鐶座(つりかんざ)を配し、切子頭(きりこがしら・立方体の角を落としたもの)を鐶台(かんだい)に据えて鐶を通す作りになっている。

 表現されている蓮華唐草文は、開花した蓮花や蓮のつぼみ、葉との間を蔓(つる)で連結したように演出し、華やかな雰囲気を醸し出している。

 文様の所々に毛彫りを交え、蹴彫りで仕上げた作風と技法は、鎌倉時代を代表する仏教美術品として高い水準にあり、この時代の華鬘の優品の一つとして高く評価された。

 現物は三枚有り、県立琵琶湖博物館、町立歴史文化博物館、東京国立博物館に一面ずつ寄託されている。


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八日市布引ライフ組合

新発足 管理運営の効率化へ

=斎苑と衛生プラントを統合=


▲除幕の中村功一管理者と諏訪一男議長(右)
◆東近江・東近江市◆

 東近江市は、し尿処理を行う八日市衛生プラント組合(同市柴原南町)と、火葬業務を行う布引斎苑組合(同市瓜生津町)を統合し、新たに「八日市布引ライフ組合」(管理者・中村功一東近江市長)を今月初めに発足させた。

 両組合は、それぞれ設立経過や業務内容、事務手続きなどが違うため、昨年七月から構成一市三町(東近江・日野・竜王・安土)間で、統合に向け協議が行われてきた。

 一部事務組合として運営してきたが、行政改革が求められる中で、管理運営面の効率化や事務の簡素化、経費の節減、組織強化によるサービス向上を図るため、組織の一元化に踏み切った。

 事務所は、現在の八日市衛生プラント組合内に設置されるが、市民の利用方法や業務内容に変更のないよう配慮した。

 新組合の発足で、議長に諏訪一男氏(東近江市議会選出)、副議長に西川與平氏(安土町議会選出)が就任している。事務統一による人事異動は次の通り。敬称略。

 ▽事務局長 山田賢次郎(前八日市衛生プラント組合事務局長)▽事務局次長 藤本治(前布引斎苑組合事務局長)▽衛生センター長 木村暢男(前八日市衛生プラント組合事務局次長)▽布引斎苑所長 西村和己(前布引斎苑組合事務局次長)


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北国の妖精

雪割草展示会

=22・23日開催=

◆東近江・東近江市◆

 北国の妖精と呼ばれる可憐な「雪割草(ゆきわりそう)」の展示会が、二十二、二十三日に東近江市五個荘農村環境改善センター二階(五個荘塚本町)で開催される。東近江雪割草愛好会が主催する。雪割草のほか、山野草やアートフラワーなど約三百鉢を展示する。会場には、雪割草の育て方のコーナーも設ける。入場無料。問い合わせは、愛好会代表の梶田厚氏(エ090ー1021ー3521)へ。


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竜王町の山口町長

今期限りで退任表明

=後継者指名は未定=


◆東近江・竜王町◆

 竜王町の山口喜代治町長(76)が十九日、三月議会一般質問で今年六月に執行される町長選挙への再出馬について「今期限りで退任させていただくことを、固く心に決めている」と答弁し、再選を目指さず引退する意思を明らかにした。

 昨年の十二月定例会で、山口町長は二期目の出馬について圖司重夫議員から所信を問われ「今しばらく時間をいただきたい」として、態度を保留していた。

 今議会では、山田義明議員が「平成十六年六月に就任されて以来、健全な財政運営をはじめ、行財政改革集中プランの推進やインター周辺の都市計画構想、中心核づくり、住民福祉向上のため幅広い福祉対策に取り組まれたことは衆目の一致するところ」と述べた上で、再出馬への意思を確認。

 これを受け、答弁に立った山口町長は「厳しい選挙を勝ち抜いて町長に就任し、先人の意志を引き継ぎ、大きな事業を停滞させることのないよう、町民の深いご理解とご支援をいただきながらまちづくりにまい進をさせていただいた」と、まず感謝の気持ちを伝えた。

 また、「就任当初から実現したい三つの柱(中心核づくり・インター周辺開発・若者定住)のまちづくりが、いよいよ姿を現す段階となってきた。懸案の県有地も三年後には企業立地が可能な土地となる。特に中心核づくりは、地元地権者の賛同と協力がいただける段階となり、国のまちづくり交付金事業を活用して道路などのインフラ整備に着手し、いよいよ待望の商業施設を誘致させていただけることとなった。今まさに未来に向けた体制が整ったと申し上げても過言ではないと思う」と述べ、新たな道筋を示すことができた四年間を振り返った。

 町民が注目する進退については「任期も残すところ三カ月となり、決断すべき時となった。静かに、私自身のことを考えるとき、その年齢のことを考えずにはいられない。若者のまちづくりを考える私が、後期高齢者の年代となり、その身体的能力も限界に近いのではないか、またまちづくりへの熱い思いを持っていても力が入りきらないのではないかとも思う」と、公務に支障をきたすかもしれない視力の衰えなど加齢を引退理由に挙げた。

 山口町長が掲げた三本柱の具現化を託す後継者指名に関しては、「(自らの)進退について決断したばかりで、後継者については現段階でまだ考えていない」という。

 


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6月執行の竜王町長選

元県議 杼木氏出馬へ

「誇りの持てる地域に」



▲元県議の杼木捨蔵氏
◆東近江・竜王町◆

 任期満了に伴う竜王町長選挙(六月十日告示、十五日投開票)に、元県議会議員の杼木捨蔵氏(65)=同町山之上=が十八日、無所属で立候補することを表明した。

 杼木氏は「現在の竜王町の政治にもたつきを感じる。合併以外にも多くの問題を抱えており、先に解決すべきことがある」と指摘、「誇りの持てる地域にしたい」と決意をにじませた。

 住民間での議論が深まりつつある合併問題については、「大きくても小さくても、どんな変化にも耐えられるようなまちを築き上げることが重要。行政を運営していく上で、合併は部品にしか過ぎず、もっといい道具があるかもしれない」として当面合併しないことを含めた慎重論を展開する。

 工場誘致が進む竜王町だが、杼木氏は「産業構造を先取りし、知的生産性の高い企業や研究所の誘致を進めたい。同時に中小企業の競争力を上げ、地域経済が回り活力を失わないような施策も考えていきたい」と語り、世界的な視野を持った若者など知恵を生み出す人材育成や竜王の自然景観を守る取り組みの必要性も説く。

 県議選時代とは異なり、自民党を離党して自立での出馬。地元の山之上地区や同級生らの支援を得て、選挙戦に挑むという。

 《杼木氏の経歴》昭和三十二年に大成中学校を卒業後、農業に従事。同三十六年にダイハツ工業株式会社へ入社。同五十四年に竜王町議会議員に当選してから四期務めた。その後、平成七年に県議会議員となり、三期の間に各常任・特別委員会委員長や県監査委員を歴任した。

 


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