平成20年5月1日(木)第15022号

◆全県◆
岐路に立つ嘉田知事!
切り崩された非自民連合<上>
自民ににじり寄る「対話の会」
=用意周到な自民の多数派工作=

◆全県◆
輸入実績、アジアが約半分!
=18年県貿易実態調査 =


◆湖南・草津市◆
クープ・デュ・モンド日本代表
西川氏のオリジナルパン
=ドンク草津近鉄店で2〜5日発売=


◆東近江・東近江市◆
スイカを包むオリジナル風呂敷
大玉の角井西瓜をすっぽり
=50個セット限定販売へ=


◆東近江・近江八幡市◆
近江八幡市議会
議 長 川村氏
副議長 池上氏


◆東近江・近江八幡市◆
「近江八幡左義長」を寄贈
まつりの感動描く大作
=近江八幡市へ 藤井さん=


◆東近江・安土町◆
春季特別展「古墳から古代寺院へ」
仏教文化の創成をみる
=県立安土城考古博物館=


岐路に立つ嘉田知事!

切り崩された非自民連合<上>
自民ににじり寄る「対話の会」
=用意周到な自民の多数派工作=


◆全県◆

 滋賀県議会は先月二十五日、臨時議会を開き、新議長に自民党・湖翔クラブ(略称自民)の上野幸夫氏、副議長に民主党・県民ネットワーク(民主)の青木愛子氏を選出した。共産党議員団(共産)代表の森茂樹氏は、「魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界や」と苦笑した。なぜ嘉田由紀子知事を支持する「対話の会・びわこねっと」(対話の会)の一部が自民ににじり寄る行動に出たのか、その謎に迫ってみた。                       

【石川政実】


 先月二十五日に開催された臨時県会では、議長選挙が行われ、自民の上野氏が二十三票、民主代表の西川勝彦氏が十七票、共産代表の森氏が三票、無効(白票)四票で、上野氏が新議長に選ばれた。これには「対話の会」が大きな役割を果たした。

 同会派は、五人のうち、四人が白票を投じ、残る一人は「民主」に一票を投じたと見られているからだ。事実、「対話の会」の角川誠氏は「三派連合でお世話になった民主へお礼の意味で一票を入れた」ことを明らかにした。
さらに同県議は「一番考えたのは安定した議会、県政にすることだった。次の知事選を考えれば、嘉田知事にとっても(自民と仲良くするのは)いいはずだ」と語った。しかし、それは、あまりに説得力のない言葉だった。

 一昨年七月の知事選で、新幹線新駅(栗東市)の凍結を掲げた嘉田知事が初当選したことで、多数を占める自民は嘉田知事への攻撃の手を緩めなかった。このため政治団体の「対話の会」では、昨年四月の県議選で推薦候補を擁立し、自民を過半数割れに追い込んだ。

 この熱気を受けて、昨年五月十一日の臨時県会では、民主(十六人)、「対話の会」(五人)、共産(三人)の非自民系計二十四人が、自民(十九人)、公明(二人)、嘉田派の「湖政会」(二人)の計二十三人を破り、県政史上初の非自民による出原逸三議長(民主)が誕生した。これは、新時代を告げる出来事だった。その三派連合がわずか一年で崩れ去ったのには、数多くの伏線があった。

 三月二十四日に開かれた二月定例県議会本会議で、県が新年度当初予算で乳幼児医療や高齢者医療など福祉医療助成費を一億二千万円削減したのに対し、前年度と同額にした修正案を自民、公明、共産の三会派により賛成多数で可決された。逆に、民主・県民ネット、対話の会、嘉田知事を支持する「湖政会」は、嘉田知事のため修正案に反対する損な役回りを演じた。

 「福祉医療費は削らないでほしいと訴えても嘉田知事は聞いてくれなった」。そんな不満の声が「対話の会」から聞かれるようになった。非自民三派連合は、確実に自民に分断されていった。「対話の会」の一部が自民ににじり寄るのはもはや時間の問題だった。


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輸入実績、アジアが約半分!

=18年県貿易実態調査 = 


◆全県◆

 県商工観光労働部はこのほど、平成十八年県貿易実態調査結果を公表した。それによると、県の輸出額は七千三十一億百万円で、輸入額は三千三百九億千八百万円であった。

 企業区分で見ると、中小企業の輸出額は、七百九億五千六百万円で全体の一〇・一%、輸入額は、二百十億七千万円で全体の六・四%となっている。

 商品別輸出実績では、電気機械器具製品が、三千二百二十億七千三百万円で最も多く、全体の四五・八%を占めている。次いで窯業・土石製品の一千三百九十七億八千六百万円(構成比一九・九%)、一般機械器具製品の一千九十二億千五百万円(同一五・五%)の順となっており、輸送用機械器具製品や精密機械器具製品を含めた機械関連業種で全体の七〇・七%を占める。

 仕向地別輸出実績は、アジア向けが最も多く三千八百五十億三千九百万円で全体の五四・八%を占めている。次いで、西欧向けの一千二百四十八億九千百万円(構成比一七・八%)、北米向けの一千百八十億四千九百万円(同一六・八%)となっている。

 商品別輸入実績では、化学製品が一千四百三十九億九千二百万円で最も多く、全体の四三・五%を占めている。次いで、電気機械器具製品の八百五十億二千九百万円(構成比二五・七%)、非鉄金属製品の三百十九億四千七百万円(同九・六%)の順となっている。

 仕入地別輸入実績は、アジアが最も多く、一千六百二十億三千三百万円で全体の四九・〇%を占めている。次いで、西欧の一千百二億二千九百万円(構成比三三・三%)、北米の四百二十億四千七百万円(同一二・七%)となっている。


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クープ・デュ・モンド日本代表

西川氏のオリジナルパン

=ドンク草津近鉄店で2〜5日発売=


◆湖南・草津市◆

 (株)ドンク(本社・神戸市、友近史夫代表取締役社長)は二〜五日の四日間、草津近鉄店一階のドンク草津近鉄店において、今年のパンのワールドカップ「クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー」に日本代表の一員として出場した同社の西川正見氏・が焼き上げたオリジナルパンを販売する特別イベント「西川正見によるパンの饗宴」を開催する。

 「クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー」はバゲット及びパンスペシオ、ヴィエノワズリー、飾りパンの三部門に分かれて競われる。この「パンの饗宴」では、バゲット及びパンスペシオ部門を担当した西川氏が焼き上げるハード系を中心としたオリジナルパンを販売する。


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スイカを包むオリジナル風呂敷

大玉の角井西瓜をすっぽり

=50個セット限定販売へ=


▲農業法人・アクティブファーム百済寺が製作した角井西瓜を包むオリジナル風呂敷(左・風呂敷を広げたところ、右・スイカを包んだ風呂敷)
◆東近江・東近江市◆

 戦前には全国にその名が知られたスイカのブランド「角井西瓜(すいか)」の復活に取り組んでいる東近江市百済寺本町の農業法人・アクティブファーム百済寺は、丹誠込めて育てた角井西瓜を包むオリジナル風呂敷を作成し、今年から自慢の大玉スイカとセットで限定販売する。

 スイカの復活の取り組みは、ことしで四年目。これまでビニール紐を編んだネットに入れて販売していたが、明治末期から歴史ある角井西瓜のイメージアップと日本古来の風呂敷文化の継承をと、販売期間中、厳選した大玉のスイカ五十個をオリジナル風呂敷に包んで販売することにした。

 風呂敷は、縦横一○五センチの大きさで普通の風呂敷より一回り大きい。真っ白い綿紬(めんつむじ)の生地に青色のストライプの図柄で、西瓜を包むと表に昔の角井西瓜のロゴマーク、裏側は青色のストライプが現れる夏らしいさわやかなデザインになっている。染色は、京都西陣の染色工房に依頼、スイカと同様、品質にもこだわった。

 七月中旬以降からの販売時には、スイカのような球形だけでなく、瓶包みなど風呂敷のいろんな使い方の説明書を同封することにしている。

 山本友彦代表は「昔、風呂敷がスイカを包む包装材として使われたことを思い出し、角井スイカのオリジナル品として作りました。夏のスイカが涼しげに見え、贈り物としても喜んでもらえるのではと思います。毎年、これに包んで、と言って買い求めに来てもらえるようになればうれしい」と話している。

 オリジナルデザインの特注品のため、製作費に一枚三、五○○円かかった。販売時には、大玉のスイカを包んで一セット四、五○○円〜五千円で販売する予定。

 五○セット限定なので、事前の予約と問い合わせを受け付けている。連絡先は、山本代表(0749-46-1136・FAX0749-46-1148)へ。

 苗の植え付け作業は、先月二十九日に一回目を行い三五○株を移植。今月十日には二回目を行い、計五百株を三○アールの畑で育てることにしている。


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八幡市議会

議 長 川村氏
副議長 池上氏


◆東近江・近江八幡市◆

 近江八幡市議会は先月二十八日に臨時議会を開き、平成十九年度一般会計補正予算の専決処分の承認や人事案件など六議案を原案通り承認、可決した。

 また、役員の改選を行い、議長に川村裕治氏(56)、副議長に池上知世氏(60)を選出した。女性の副議長は市議会史上はじめて。監査委員には、高木健三氏(65)が選任された。任期は申し合せにより一年。

 議長選挙では川村氏(創政会)十三票のほか、井上伊織氏(市政会)三票、小川廣司氏(日本共産党)三票で、白票が一票(無効票)あった。副議長選挙では池上氏(公明党)十四票、井上氏三票、小川氏三票だった。

 川村氏は現在三期目。副議長、監査委員、環境経済常任委員長などを歴任。西生来町。

 池上氏は二期目。建設病院常任委員長、教育厚生常任委員長など歴任。中小森町。

 このほか、問題となっている市立総合医療センターの安定経営に向けて「総合医療センター特別委員会」と、整備計画が進められている新ごみ処理施設について「新ごみ処理施設整備特別委員会」が新設された。いずれも委員数は十人。

 新役員と各委員会の正・副委員長は次のみなさん。正・副の順。敬称略。

 【議長】川村裕治
 【副議長】池上知世
 【監査委員】高木健三
 【議会運営委員会】西居勉・有村國俊
 【総務常任委員会】井狩光男・山本英夫
 【教育厚生常任委員会】矢掛弘・田中好
 【産業建設常任委員会】深井幸則・有村國俊
 【総合医療センター特別委員会】塩田善弥・中江しげ子
 【新ごみ処理施設整備特別委員会】園田新一・今榮克博
 【東近江行政組合議会議員】今榮克博・深井幸則・加藤昌宏・塩田善弥


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「近江八幡左義長」を寄贈

まつりの感動描く大作

=近江八幡市へ 藤井さん=


▲大作「近江八幡左義長」を冨士谷市長に寄贈する藤井さん――近江八幡市役所で――
◆東近江・近江八幡市◆

 大阪府河内長野市在住の画家、藤井あけみさん(70)=一水会会友=がこのほど、近江八幡市に熱気あふれる左義長まつりの模様を描いた油彩画の大作「近江八幡左義長」を寄贈した。

 藤井さんは全国のまつりをテーマに創作活動を続けているが、「全国を回る中でも、平成五年にはじめて左義長の取材に訪れた時に、他のまつりと違う感動があった」と、それ以来左義長の魅力に魅せられ、「毎年感動と元気をいただいている。一つでも欠けて悪いことが起きたら困る」と毎年のように通い詰めて、十二支すべての山車(だし)を描いた。

 今年の左義長では、これまでに描いた作品を紹介する個展「近江八幡の祭を描く」を白雲館で開いた。その際に、招待した冨士谷英正市長が展示されていた約四十点の作品の中でもこの作品をたいへん気に入り、今回の寄贈となった。

 作品は、初めて見た左義長の感動を描いたもので、一〇〇号(縦約百六十センチ、横約百三十センチ)の大作。闇夜の中にライトの灯に浮かび上がる真っ赤な傘と真っ白な鶏(とり)が美しく輝き、山車を担ぐ若衆たちの黄色い法被(はっぴ)姿に、まつりの熱気と迫力、躍動感が伝わって来る。

 寄贈を受けた冨士谷市長は、「市の宝として大切にします。市民の心を癒してくれるでしょう」と感謝し、市役所一階ロビーに展示して、市民や来庁者に鑑賞してもらうことにした。

 


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春季特別展「古墳から古代寺院へ」

仏教文化の創成をみる

=県立安土城考古博物館=


▲駄ノ塚古墳出土副葬品(国立歴史民俗博物館蔵 大阪府立近つ飛鳥博物館写真提供)
◆東近江・安土町◆

 県立安土城考古博物館(安土町下豊浦)で、春季特別展「仏法の初め、これより作(おこ)れり――古墳から古代寺院へ――」が始まった。古墳時代から古代律令国家へ移行する時代を、考古資料や複製資料などで紹介している。

 大規模な前方後円墳は、六世紀ごろから一部を除いて縮小化し、六世紀末には建造されなくなる。七世紀から八世紀初頭になると、近畿地方では大王や有力豪族の墓として八角形墳や大型の円墳が築造され、全国各地でも引き続き小規模な横穴式石室墳が造営されるが、これも七世紀末には途絶えてしまう。

 一方、仏教が六世紀後半に百済から伝わると、蘇我氏が率先して寺院を建立し、仏教の隆盛が始まる。新しい国家理念として導入された仏教は、朝廷や諸豪族の崇敬を受け、中央から全国各地に大規模な寺院が造営されるようになり、飛鳥文化や白鳳文化といった繁栄の時代を迎える。

 特別展では、仏教伝来直後に造営された初期の寺院、飛鳥寺・豊浦寺・斑鳩寺・四天王寺などの出土資料を一挙紹介している。また、古墳時代の影響が残る東国の古墳から出土した副葬品や古代寺院の出土資料、穴太廃寺・南滋賀廃寺など県内の古代寺院の出土資料も興味深い。

 主な展示資料は、四天王寺出土瓦(四天王寺蔵)、山田寺出土瓦遺物(奈良文化財研究所飛鳥資料館蔵)、高松塚古墳漆塗木棺(奈良文化財研究所飛鳥資料館蔵)といった重要文化財、飛鳥寺塔心礎埋納品(飛鳥資料館蔵)、法隆寺若草伽藍出土瓦(法隆寺蔵、奈良文化財研究所保管)、雪野寺出土塑像断片(個人蔵、琵琶湖文化館保管)など。

 六月八日までの会期中、特別展記念連続講演会が五月三日小笠原好彦滋賀大名誉教授「古代寺院の造営をめぐる歴史的背景」、二十五日明日香村教委の相原嘉之氏「仏教の受容と蘇我氏」、六月八日滋賀県教委の北村圭弘氏「近江の古代寺院」が、いずれも午後一時半から開かれる。

 月曜日と五月七日休館、五月五日は開館。問い合わせは、県立安土城考古博物館(TEL0748―46―2424)まで。

 


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