平成20年10月12日(日)第15161号

◆湖西・高島市◆
日本で初の試み
=産科医を高島総合病院に派遣=

◆湖南・野洲市◆
13日に「こけら葺」見学会
=野洲市の重文・稲荷神社=


◆東近江◆
東近江市の消費生活相談
男性の相談者が増加
ネット詐欺、解約、借金
=今年度上半期のまとめ=


◆東近江・八日市◆
御園小5年の児童ら
=昔の農具で脱穀体験=


◆東近江・蒲生◆
放浪中?
熊倉寛晃くんが撮影
ホオジロカンムリヅル
=下麻生町の田んぼで=


◆東近江・近江八幡市◆
ヨシ紙に墨で描く「一芸塾」
魅惑の女性画展
=13日まで 白雲館で=


日本で初の試み

=産科医を高島総合病院に派遣=


◆湖西・高島市◆

 医療法人くれはの里レディースクリニック(山口正明理事長、大阪府池田市)はこのほど、日本で初めて合法的な医師派遣事業を開始し、高島市立高島総合病院に産科医を派遣した。

 近年、産婦人科医の劣悪な労働環境などに起因する産婦人科医崩壊は、深刻さを増し、新聞・テレビなどメディアでも大々的に取り上げられている。

 特に、自治体病院の産科医療崩壊が問題になっており、政府も対応策を検討しているが、具体的な対応は遅々として進まず、早急な改革が必要だ。

 同クリニックでは、平成十四年より産婦人科医の待遇改善のために尽力し、独自の改革を進めてきた。具体的には、同十八年四月に産科医療継続が困難となった兵庫県市立川西病院と大阪府市立池田病院の産科医療再開・継続、同二十年四月には分娩が中止されていた滋賀県近江八幡医療総合センターの分娩再開をサポートした。

 そのほか、兵庫県伊丹市のみずほレディースクリニックで、同十六年から自ら産科医療を行いながら、京都府の二つの民間病院産婦人科も応援している。

 医師の派遣は元来法律で禁じられてきたが、昨年十二月に医療機関から医療機関への医師派遣が認められた。この法律は、国立病院などの大病院から自治体病院への派遣を想定したものだと思われるが、大病院自体も産科医不足が深刻で、派遣余力も大きくはない。

 そこで、逆に小さな無床の医療機関「医療法人くれはの里レディースクリニック」から大きな自治体病院へ産科医を派遣すべく動いたところ、今年七月二十五日、日本の医療機関として初めて大阪労働局から労働者派遣事業の実施が認められた。

 その後、滋賀県高島市立高島総合病院に産科医を派遣するため、滋賀県労働局および医療対策協議会の指導のもと交渉を重ねた。先月三十日に契約書を取り交わし、このほど日本で初めて合法的な医師派遣事業を開始する運びとなった。

 自治体病院の産科医の待遇は、他科や民間医療機関に比べて悪く、このことが自治体病院で産科医不足を招く一因となっていた。しかし、地域の中核病院であり、二次救急を担う自治体病院の産科医療を守ることは地域の産科医療を維持するためには必要不可欠。

 今回の産科医派遣事業は、自治体病院の産科医の待遇改善を行い、地域の産科医療を守るための一手段として期待されている。産科医の紹介では医師の身分が公務員となり、他科の先生と明らかな待遇面での差別化を行うことが困難であることに比べ、派遣の場合は医師の身分は非公務員となり、待遇面での改善を行うことや全く異なる給与体系にすることが可能なのだ。

 山口理事長は「今回の試みが全国に広がり、産科医療崩壊の危機を乗り越えるための一助となることを切に希望する」と話している。


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13日に「こけら葺」見学会

=野洲市の重文・稲荷神社=


◆湖南・野洲市◆

 県教育委員会文化財保護課は、野洲市小篠原の稲荷神社(代表役員・馬渕直樹)に所在する『重要文化財稲荷神社境内社古宮神社本殿』(写真)の屋根葺替修理を八月から実施しているが、文化財建造物の保存修理を広く理解してもらうため、伝統的な板葺きの技法「こけら葺」の現場見学会を十三日に実施する。

 今回の修理は、昭和三十九年に葺き替えて以来四十四年ぶりの屋根葺替修理で、屋根のこけら葺を全面葺き替えるとともに、縁廻りの傷んだ個所を修理している。修理期間は十一月末までだが、現在、建物の周囲に足場を建設しており、足場の上から間近に見学することができる 。

 見学会の時間は午前十時、午後一時、同三時からの三回。場所は、JR琵琶湖線「野洲駅」から徒歩約二十分(国道8号線沿い)。事前申し込みは無しで、当日、現地で受け付けを行う。定員制限なし。参加無料。問い合わせは、県教育委員会事務局文化財保護課建造物担当(077―528―4673)。


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東近江市の消費生活相談

男性の相談者が増加

ネット詐欺、解約、借金
=今年度上半期のまとめ=


◆東近江◆

 東近江市消費生活センターは、四月から九月までの今年度前期に寄せられた相談についてまとめた。

 それによると、相談の受付件数は三百十二件で、前年度同期(三百五十九件)より四十七件減少した。そのうち、苦情相談は二百七十七件あり、全体の八十九%を占めている。相談者は、男性が増加し、年代別では、二十歳代と六十歳代が増えた。

 相談内容は、契約・解約に関する相談が二百八件で最も多く、次いで販売方法の七十六件となっている。

 内容でみる相談では、融資サービスが最も多く五十八件、うち多重債務の相談が八十一%を占めており、昨年同期と比較して二割増えた。次いでインターネットを中心とした通信事業者とのトラブル(三十九件)で、年々増加傾向にある。

 商品の解約についての相談では、エステ、英会話、健康食品など商品分野は多枝にわたり、途中解約やクーリングオフのやり方についての問い合わせも多かった。

 特に目立っているのは、二十歳代の男性が出会い系サイトにアクセスして高額な通信料を請求される「ワンクリック詐欺」や無料と表示されていたのに有料だったなど、巧妙な手口の不当請求と、六十歳代を中心とした多重債務の相談。

 ハガキによる架空請求の相談については「身に覚えのない内容のハガキは、無視する」などの対処法が浸透してきたことから減少している。

 同センターでは、多重債務など深刻な負債額を抱え込んだ相談については、今年度から弁護士を交えた法律で解決をめざす制度を取り入れている。

 一日平均三件の相談が寄せられ、同制度を導入してから十四件の問題が解決している。

 同センターでは、債務整理については「死を覚悟した」という相談者もいるなど、深刻な場合が多いことから、法的な解決方法が見い出せるので相談にきてほしいと呼びかけている。

 同センターは、市役所一階の消費生活課内にあり、相談員二人が相談にのっている。問い合わせは、(24―5619)へ。


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御園小5年の児童ら

=昔の農具で脱穀体験=


▲昔ながらの脱穀を体験する児童
◆東近江・八日市◆

 御園小学校の五年生(児童数八十六人)が九日、学校近くの田んぼで昔の農具で脱穀を体験した。農業体験を通じて働くことや食べ物の大切さを学ばせるのが狙い。

 児童らはこれまで、農業委員やJA職員の支援を受けながら、春から秋にかけて、約三アールの田んぼで田植えと草抜き、稲刈りに取り組んできた。

 この日は、農業委員らが持ち寄った足踏み脱穀機三台を使って、乾燥させた稲を一株ずつ自分たちで脱穀した。

 児童らは大人に補助してもらいながら、片足でペダルをリズミカルに踏み込んでドラムをびゅんびゅん回し、これに稲穂をひっかけるようにして脱穀した。

 中にはドラムを勢いよく回しすぎる児童もいたが、次第に足踏みのリズム、力の入れ加減などのコツをつかんでいた。

 児童たちは「ペダルを踏むのが面白い」と目を輝かせていた。


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放浪中?

熊倉寛晃くんが撮影

ホオジロカンムリヅル
=下麻生町の田んぼで=


▲優雅に飛び立ち、次はどこへ向かうのか?
◆東近江・蒲生◆

 東近江市立蒲生西小学校六年の熊倉寛晃くんが、一日午後四時半頃、下麻生町で「ホオジロカンムリヅル」を撮影した。

 アフリカ東南部に分布しているホオジロカンムリヅルは、体長約百センチの雑食性で、頭部の金色の冠が特徴。ウガンダの国鳥でもあり、国旗にも描かれている。

 熊倉くんがホオジロカンムリヅルを撮影したのは、下麻生町の稲刈り後の田んぼ。自分専用のデジタルカメラを持ってサイクリングに出掛けたとき、よく見かけるサギとは明らかに異なる鳥を発見。

▲熊倉くんが撮影した「ホオジロカンムリヅル」(1日、東近江市下麻生町で)
 「大きくてビックリした。鳴き声も変わっていた」と第一印象を語る熊倉くん。すぐにカメラのシャッターを切り、優雅に飛び立つ姿の撮影にも成功した。

 湖北野鳥センターによると、二〜三週間前から湖南地域を中心に目撃情報が寄せられており、「アフリカから飛来してくるのは不可能に近く、日本の自然界で見られるのは非常に珍しい。九割九分の確率で、飼われていた鳥が逃げ出したものと考えられる」という。

 また、熊倉くんが日本野鳥の会滋賀支部事務局・森田尚さんから「今年八月、千葉県でホオジロカンムリヅルが一羽見つかり、九月に入っていなくなった。そのツルもどこから来たかわからない。同じツルかわからないが、(千葉県から)飛んでくるのは可能」との情報を得た。

 めったとない機会に、母・弘富美さんは「寛晃が、ホオジロカンムリヅルに出会えてシャッターチャンスに恵まれたこと、そして深く調べる中でいろんな人とつながれたことに感謝している」と話していた。

 


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ヨシ紙に墨で描く「一芸塾」

魅惑の女性画展

=13日まで 白雲館で=


◆東近江・近江八幡市◆

 パッチリとした目、かわいい鼻と色っぽい口だけの、輪郭もない顔が、観る人に独特の女性像を思い描かせる。ヨシ紙に墨で描く「麗人画」を教えるアトリエなんでも(古川町 主宰・柳澤俊久)の「一芸塾展」が、近江八幡市の白雲館で開かれている。十三日まで。

 第二回の今回は、生徒七人と柳澤さんの作品と、彫金を学ぶ二人の銀製アクセサリーを展示。さらに、友人の野草の生け花作品が、彩りを添えている。

 ヨシ紙に筆を降ろしたら最後まで一気に描き上げる。ヨシ紙が醸し出す自然の色合いと墨の濃淡、線の強弱などが、女性像に命を吹き込み、描き手の個性や感性が自ずと伝わる。

 市内出町の田口多恵子さん(58)は「十年ほど中断していた油絵の絵心が再燃した」一人。「油絵と違って手直しがきかない」と、奥深さを感じている。また、ほお紅などで自分の作風を追求する。

 ダイナミックなふすま絵やつい立てのある和室に入れば、やさしく、あたたかい雰囲気に、そっと包まれる。

 十一日にはお茶席を設けるほか、展示作品や野草の販売も行っている。入場無料。問い合わせはアトリエなんでも(TEL0748―33―0792)へ。


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