平成20年10月23日(木)第15169号

◆全県◆
天下分け目の甲賀市長選
政権交代か継続か--- ’08総選挙<6>
=岩永引退で激震走る4区 <上>=

◆大津・大津市◆
藤沢文学の「山桜」
=滋賀シネマで26日まで=


◆甲賀・甲賀市◆
26日投開票の甲賀市長選、終盤戦へ
中嶋 脱・政党色で幅広い支持狙う
田中 民主と連合滋賀バックに猛追


◆東近江・能登川◆
茗荷さん、北川さんの
2人展「つながれ時間」
元パリコレ&市民モデル
ファッションショーも
=能登川図書館で開催中=


◆東近江・五個荘◆
25日五個荘で
3つの“わ”で仲間づくり
「ふれあい広場」


◆東近江・湖東◆
PTA連協
携帯電話と教育
=考える研修開催=


天下分け目の甲賀市長選

政権交代か継続か--- ’08総選挙<6>
=岩永引退で激震走る4区 <上>=


◆全県◆

 ドンと大きな音がした。「キャー、止めて!」と女性支持者の泣き叫ぶ声が扉越しに聞こえた。先月二十九日夜、自民党の岩永峯一衆院議員(67)は、近江八幡市で開いた同党第4選挙区支部役員合同会議で、健康上の理由で引退するのを詫びて土下座したのだ。次期衆院選滋賀4区は、紛れもなく“岩永劇場”から幕が開いた||。(文中敬称略)【石川政実】

 自民党県連第4選挙区支部は六日、岩永の後継候補に、三男で秘書の裕貴(35)を決め、県連に公認申請を上げた。前々回(平成十五年)、前回(十七年)といずれも小選挙区で岩永に破れ、比例で復活した民主の奥村展三(64)。急きょ七日に地元の湖南市で会見したが「岩永さんに今度こそ勝つと準備をしてきたのに肩すかしを食った」と戸惑いの色を隠せない表情だった。

 2区、4区は候補者擁立を見送る動きにあった共産党も、岩永の引退表明で一変する。奥谷和美県委員長は「岩永氏の政界引退は、自民の衰退振りを示す象徴」と受け止めて十七日、4区公認候補に党湖東地区委員長の坪田五久男(49)を擁立すると発表した。

 共産から塩を贈られた格好の岩永裕貴は本紙取材に「父は地域に貢献してきた政治家として尊敬している」と胸を張った。確かに甲賀市信楽町の山深い多羅尾に生まれ育った岩永峯一は、町議から、県議、衆院議員と転身し、農相にまで登り詰めた立志伝の人物だ。だがその岩永の威光にもかげりが現れている。

 十九日に告示され、現職の中嶋武嗣(60)と新人で前市建設部長の田中喜克(58)=民主・社民推薦=の無所属の二人が二十六日の投開票に向けて、激しい戦いを繰り広げている甲賀市長選もその一つ。

 前回(十六年)の市長選では、意に従わない西川勝彦・水口町長(現県議)に業を煮やして、岩永峯一が当時、県議であった中嶋を担ぎ出して当選させた。もちろん中嶋陣営の総括責任者は、岩永の側近である家森茂樹県議だった。

 ところが、今回、中嶋は「一党一派に属さない」として保守系の二十一市議を中心に選挙戦を展開し、総括責任者には服部治男市議会議長を据え、家森は顧問に棚上げした。「自民党色」を出さない戦略は、同時に生みの親の「岩永色」を出さないことでもあった。

 同陣営のある市議は「昨年七月に高知県の四万十川で信楽小の女子児童二人が水死した事故や、信楽町の町有地売却をめぐる汚職事件など、度重なる信楽町の不祥事が影響している」と指摘する。

 逆に田中陣営では、先月五日の決起大会に民主党の鳩山由紀夫幹事長が駆けつけるなど、総選挙をにらんで民主、連合が全県的な応援態勢をとっている。岩永に引きずり降ろされた相談役の西川は「市長選挙で勝利すれば、次期衆院選での奥村の勝利が見えてくる」とゲキを飛ばす。

 泥試合の様相になっている甲賀市長選だが、それはまた奥村と岩永裕貴の“天下分け目の戦い”でもあるのだ。


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藤沢文学の「山桜」

=滋賀シネマで26日まで=


◆大津・大津市◆

 いまも人気を集める藤沢周平の文学を映画化した「山桜」は二十六日まで、大津市の滋賀会館シネマホールでロードショーが行われている。不幸な結婚生活に耐える主人公・野江が、武士・弥一郎と出会い、回り道をしながらも、やがて小さな光を見つけるまでを、藤沢周平が愛した庄内の季節の移り変わりとともに描いていく。入場料は一般千七百円、学生千四百円、会員千二百円。問い合わせは、同シネマホール(077―522―6232)まで。


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26日投開票の甲賀市長選、終盤戦へ

中嶋 脱・政党色で幅広い支持狙う
田中 民主と連合滋賀バックに猛追


◆甲賀・甲賀市◆

 二十六日投開票の甲賀市長選挙は終盤戦に入り、「合併効果を進める」として再選を目指す無所属現職、中嶋武嗣候補(60)と、「まちづくりの見直し」を訴える無所属新人で前市建設部長、田中喜克候補(58)=民主・社民推薦=が、行財政改革などを争点にデッドヒートを展開している。                      【高山周治】

 中嶋候補は、新市間もない前回選挙で、保守系の市議約五十人や地元選出の自民系県議、旧四町の町長で組織を固め、さらに自民の衆院議員、岩永峯一氏にバックアップを仰ぐ万全の体制で臨んだ。

 打って変わって今回は、合併後の議員定数削減(八十二人→三十人)で保守系市議は二十一人に減ったことや、岩永氏の体調不良が危機感に火をつけた。

 このため、組織を市議中心の地元密着型で固め、「市長は一党に属さない」として政党推薦を受けずに政党色を薄め、幅広い層からの支持を狙う。

 総括の服部治男市議は「夏から始めた支援者へのあいさつ回りに加え、九月末から市内各町で開催した決起集会、企業訪問(百社以上)などきめ細かく動いた」と鼻息が荒い。

 選挙戦では、各町に拠点を設け、JA時代から人脈のある土山・甲賀・信楽町を固め、新興住宅の多い水口・甲南町での浸透に全力を上げる。二十四日にあいこうか市民ホールで決起集会を行い、組織を引き締める。

 一方、田中候補の陣営は、この十九日の出陣式をはじめ、告示前の事務所開き(九月四日)、決起大会(同月五日)にはいずれも、民主の奥村展三衆院議員ら国会議員が駆け付け、政党色を色濃く打ち出してきた。

 総括の友廣勇市議は「衆院選を控え、市長選は民主にとって関ヶ原の戦いなので必死だ。当初、田中氏の知名度は低かったが、新聞折り込みや、あいさつ回りの徹底で、告示前には現職と並んだ」と意気込む。

 選対本部の幹部には、友廣氏をはじめ市議三人と市議OBが座り、さらに民主系の西川勝彦県議も相談役として支援。少ない市議の人数を補うため、県下の民主と連合滋賀の応援部隊が大挙して入り、フル回転している。

 大票田の水口町と新興住宅の多い甲南、甲賀町に拠点を設置して、票を掘り起こしている。昼間は街頭演説のほかサークルなどの小集会に飛び込み、夜間は国会議員が応援弁士の個人演説会を一日三回開き、支持を訴えている。


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茗荷さん、北川さんの

2人展「つながれ時間」

元パリコレ&市民モデル
ファッションショーも
=能登川図書館で開催中=


▲北川さんの麻布のタペストリーと、茗荷さんの照明付モニュメント
◆東近江・能登川◆

 東近江市能登川図書館で、造形作家・茗荷恭介さん、染織家・北川陽子さんによる二人展「つながれ時間」が開かれている。鉄と和紙を使った光の造形と、美しい麻織物が共鳴する出会いの創造展で、豊かな表現力に観る人を驚かせている。二十六日まで。

 茗荷さんは鳥取県生まれ。東京造形大学中退後に渡米し、音楽活動家などと共に即興演奏家のコンサート企画や出版活動を展開。昭和六十三年から彦根市に移住し、醤油蔵を工房に創作活動を展開している。その作品は、鉄を中心に木や和紙などを組み合わせた「出会いと命」のモニュメント、テーブル、照明器具などで、強靱だが優しい作風は多くのファンを魅了している。

 北川さんは滋賀県生まれ。能登川地区で北川織物を営んできた父の遺志を継ぎ、伝統産業を後世に伝える活動の一環として、工場横に絣工房ファブリカを開設し、県内各地で麻織物の展示やファッションショーを開催。暮らしに身近な布として、近江上布のストールやネクタイ、タペストリーなどを提案し、湖国の色合いを表現した「びわ湖ブルー」も企画した。

 なお、茗荷さんにとって同展は、一年目の「子どもの時間」(パートナーは書道家・乾千恵さん)、二年目の「響き合う時間」(陶芸家・中野亘さん)を経て、締めくくりとなる三年目の二人展で、単に作品を並べるのではなく、イベント全体を作品として観てもらおうと、大きな一枚の麻布を輪ゴムで絞り、来館者と共に染め上げる「ワークショップ〜みんなの輪」を十一月九日に開く。

 さらに、二十五日午後二時から「トーク&ファッションショー」が開かれ、元パリコレモデルの阿部節子さん(東近江市在住)をゲストに市民モデルらが出演する。

 午前十時〜午後六時開館。月・火曜と祝日休館。問い合わせは同図書館(0748―42―7007)へ。


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25日五個荘で

3つの“わ”で仲間づくり

「ふれあい広場」


▲多彩な催しの「てんびんの里ふれあい広場2008」
◆東近江・五個荘◆

 五個荘中央公園一帯で二十五日、催し盛りだくさんの『てんびんの里ふれあい広場2008』(同実行委主催)が開かれる。

 地元企業や個人・団体協力による五個荘地区恒例の秋イベントで、今年は、三つの「わ」(和=なごむ、話=はなす、輪=きずな)をテーマに、ふれあいを楽しみ、新たな仲間づくりや人の輪を広げる。

 オープニングは午前十時。花火と共に開幕し、ちびっ子に人気の「ケロロ軍曹キャラクターショー」や、てんびん太鼓「郷音」「飛鼓」による和太鼓演奏、笑いと真剣勝負のチャンバラ劇「笑撃武芸団」のステージが行われ、子どもから大人までが楽しめる多彩な催しが用意されている。

 また会場内には、育児支援の「五個荘こどもの家どーなっつ」や「障がい児の自立支援を育む会」、元気なお年寄り像を目指す「市老人クラブ連合会五個荘ブロック」、地産地消活動を進める「新堂サンデー林業グループ」などのふれあい広場が設けられ、六十六店舗もの屋台や交流テントが並ぶ。

 さらに、朝市・各種模擬店が開店し、家族や友達、グループなどで楽しい一日が過ごせるほか、注目のジャンボ抽選会では、てんびんの里賞(液晶テレビ)、ふれあい賞(デジタルカメラ)、商工会賞(健康器具)、東近江市水道工事協同組合賞(自転車)、グリーン近江賞(近江米)などが当たる。午後二時閉会。

 問い合わせは、同実行委員会事務局の東近江市五個荘支所地域振興課(0748―48―3111)へ。

 


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PTA連協

携帯電話と教育

=考える研修開催=


◆東近江・湖東◆

 携帯電話やネットをテーマにした青少年健全育成委員会研修会(東近江市PTA連絡協議会主催)がこのほど、湖東地区で開かれ、幼稚園や小中高のPTA約百人が出席した。

 村林利也会長が「人と人との絆を深めることが子どもの成長につながる」とあいさつした後、市教委職員と東近江署員が、子どもと携帯電話の結び付きと携帯による遊びの危険性について講演した。

 参加者の意見交換では、携帯使用のルールなどについて話し合った。

 


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