愛荘町 こころばえの会が展開
◇湖東・愛荘町
旧愛知郡役所庁舎の保存・活用を訴える「こころばえの会」(中原道雄代表、十人)は十一日、ハーティーセンター秦荘で開かれた愛荘町成人式の会場前で、啓発チラシを配布するとともに、署名活動を展開した。
まちじゅうミュージアム構想の文化交流拠点として、現存する旧愛知郡役所庁舎の存続を求める市民団体「こころばえの会」は、昨年六月に立ち上げられ、これまで保存・活用への資金集めや署名活動などに取り組んできた。
昨年十二月には、村西俊雄町長に保存活用に向けた要望書ほか、同町長野の蔵元・藤居本家で開いたチャリティー展の収益金とワンコイン募金を合わせ百万円を寄付するとともに、約五千五百人の署名を手渡した。
旧愛知川郡役所の存続問題については、合併前の旧愛知川町時代から建物調査や保存のあり方が話し合われ、同町も調査費百四十万円を計上するなどして、本格的な検討作業に着手している。
大正十一年に愛知郡役所として建築され、今も現存する庁舎は、和洋折衷を取り入れた当時の建築様式を伝え、近代遺産としての文化財価値が認められる。
一方、物件所有者のJA東びわこは、これを取り壊した上で、将来展開する事業用地としての活用を見込み、早期解決を迫るなど、存続が危ぶまれている。
中原代表は「愛知川に郡役所があったことすら知らない人が多い。新成人など若者への署名活動など、あらゆる機会を見付けてアピールしていきたい」と話している。






