蒲生地区で「あかね福祉大会」
◇東近江・蒲生
“生き生き!あかね友愛の輪”をテーマにした「第三回あかね福祉大会」(あかね福祉大会実行委員会主催)が一日、あかね文化ホール大ホールで開かれた。
オープニングを飾ったのは、ふたば保育園の五歳児四十九人。大人顔負けの華やかな舞台発表に、参加者約四百人は釘付けとなり、子どもたちから元気をもらった。
続く事例発表で、人形劇グループ・森のどんぐりさん(岩瀬幸子さん、反田順子さん)と横山町自治会(山田いつ子福祉委員)が、人との出会いの中で学び、活動の原動力を見い出してきた経験談を披露した。
参加者一人ひとりが福祉のまちづくりを目指して行動に移すヒントを、奥田良子・勝彦さんの夫婦デュオ“ESPERANZA(エスペランサ)”が「愛という名の奇跡」と題したトーク&コンサートに散りばめた。
フルート奏者の良子さんは、二十一歳のとき難病指定されているクローン病を発病し、医師から「一生治らないが、死ぬことはない」と宣告された。病に負けじと頑張るほど、体はボロボロに。夢を追い掛ける気力もなくなり、自分の殻に閉じこもる毎日を送った。
生きる意味さえ見失いかけたが「自分の力で生きていかなくてはいけない」と自らを奮い立たせ、再び歩み出した頃、一流ベーシスト・勝彦さんとの再会を果たす。
人生で最も大切な出会い、そして結婚を意識するようになり、勇気を出して病気のことを伝えた。「なんでもっと早く言わへんかったん。だから僕がそばにいなあかんのとちがう」との一言が、良子さんに生きる喜びと社会へ出ていく勇気を与えた。
今では夫婦で全国各地を巡り、年間約百ステージをこなす。トークの合間に美しい音色を響かせながら、良子さんは「病気をしなければ、私はこんなに幸せではなかったかもしれない。私の周りにはたくさんの思いやりと支えてくれる人がいる。みなさんも困っている人がいたら『私がついているよ』と声を掛けてほしい」と訴えた。
なお、今大会で感謝状が贈られた団体は次の通り。
長峰福祉委員会、大塚町福祉委員会、田井町福祉委員会、桜川西町自治会、障がい児童クラブスマイルクラブ






