「食博覧会・大阪」に向けて製作中
◇東近江・日野町
日野町大窪にある日枝神社の春祭りで奉納される“ホイノボリ”が、四年に一度開かれる日本最大の食の祭典「09食博覧会・大阪」(四月三十日~五月十日、インテックス大阪)の会場に飾られることになった。現在、地元住民らは、春祭り用と食博覧会用のホイノボリ製作に追われている。
通称“南山王さん”で親しまれている日枝神社の春祭りは、毎年四月四日に五穀豊穣などを祈願して行われており、日野町の市街地中央を走る大通りから南側の二十二町がホイノボリを奉納する。
ホイノボリとは、長さ約三・五メートルのホイと呼ばれる竹ひごに、ピンクや白の和紙花を三十個前後ずつのり付けし、竹の心棒に計四十八本のホイを傘を広げたように固定したもの。
春風にそよぐ姿は満開のサクラが咲き乱れているような美しさを放ち、ホイノボリの下で宴会する地元住民の花見気分を盛り上げ、アマチュアカメラマンの絶好の被写体になっている。
今回、「宴」を基本テーマにした食博覧会(主催=食博覧会実行委員会、財団法人大阪21世紀協会、社団法人大阪外食産業協会)では、食を知り楽しむために食べて味わい体感できる七つの館を設け、五十万人以上の来場を見込んでいる。
その中の「宴もてなし館」(花の舞台、裏千家呈茶席、領事夫人のもてなしの茶席、和菓子・洋菓子コンクール、ORAメッセージ展示で構成)の会場をホイノボリが彩る予定で、華道家・假屋崎省吾さんによる花舞台とも競演する。
会場に飾るホイノボリは、二十二町のうち十三町(内池・双六・河原田・下清雲・下大将軍・今井・仕出・杉野神・金英・南大窪・上岡本・中岡本・下岡本)が製作、提供する。
一本のホイノボリを作るのに、千個以上の和紙花が必要となる。全二十五戸の中岡本町では、各戸で花作りを分担。今年は二倍の労力を要するものの「南山王宮や日野町の歴史文化を宣伝するのにいい機会だ」(正野武司さん談)と食博覧会を華やかに彩るホイノボリをイメージしながら、町民が力を合わせて製作に励んでいる。







