40組 里山の自然にふれる 竹食器作りや手づくり紙芝居も
◇東近江・近江八幡市
長かったゴールデンウィークも終了。近江八幡市の八幡山では「親子タケノコ掘り大会」が開かれ、身近な自然の中で里山の良さ、大切さにふれることができるイベントが開かれた。
市内の退職者男性らでつくる「おやじ連」の一グループで、八幡山の美化、環境整備のボランティア活動を続けている「八幡山の景観を良くする会(八景会)」が開催。今年で四回目を数えるが、毎年、参加募集するとすぐに定員いっぱいになる人気イベントでもある。
今回も四十組約百五十人の親子や地元ボーイスカウトのカブスカウトらが参加。八景会の活動、タケノコを掘る時のマナー、ゴミもいっしょに収拾、などについて説明を受けたあと、四つのグループに別れて八幡山公園裏の竹林に入った。
よく整備された竹林には、土の中からひょっこりと頭を出したタケノコがいっぱい。子どもたちが見つけて掘り始めるが、なかなか掘り起こすまではいかない。お父さん、お母さん、八景会のメンバーも手伝ってようやく掘り起こすと、「やったー」「これ、でっかい」などの歓声が、竹林のあちらこちらで沸き起こった。取れたタケノコは麻袋に入れたが、あまりにたくさん取れて「重くて持てない」「きょうから毎日タケノコ料理や」と、お母さんたちは苦笑い。約一時間での大収穫に、初めて参加の家族も大満足のようだった。
公園にもどった参加者は、八景会が用意した竹を使って、昼食用の竹容器と箸(はし)作りに取り組んだ。ノコギリで太い竹を切り、ナタで半分に割って皿に、また細めの竹はお椀(わん)に、そして、細く割った竹を小刀で削って箸にした。また、八景会のメンバーに竹とんぼの作り方を教えてもらう子どもたちや保護者の姿もあった。
自分でつくった食器に入れてもらって食べた、取れたてのタケノコ入り焼そばや豚汁はまた格別で、皆口々に「おいしい」「おいしい」を連発した。
このあと、ボーイスカウトによるゲームや、おやじ連から生まれた水彩画愛好グループ「水曜サロン」のメンバーによる第三作目の手づくり紙芝居「近江八幡と豊臣秀次」の公園に建つ秀次像の下での初上演で、参加者同士の交流や八幡の歴史を学ぶ楽しいひとときを過ごした。
参加者は、「こんなにたくさんタケノコが取れると思わなかった」「竹の食器も大切に使います」「とても楽しかった、来年も参加したい」など、弾んだ声に笑顔もいっぱいだった。






