あす講演会 愛荘町立歴史文化博物館
◇湖東・愛荘/秦荘
愛荘町松尾寺の町立歴史文化博物館(金剛輪寺参道沿い)で、開館十五周年を記念した春の特別展「十二の善神―金剛輪寺の十二神将像―」が開かれている。=写真=
現在、金剛輪寺の本堂では、約八百年前の鎌倉初期に描かれた「絹本著色(けんぽんちゃくしょく)金剛界八十一尊曼荼羅(まんだら)図」(国の重要文化財、東京・根津美術館所蔵)を復元模写した曼荼羅図を一般公開している。
これに合わせて同博物館は、金剛輪寺が所蔵する鎌倉時代の彫刻「木造薬師如来坐像」と、その守護にあたった善神「木造十二神将像」のほか、同寺に伝わる未公開の仏像(八躯)の写真パネルを展示し、今回の曼荼羅図が完成するまでを描いたビデオ(十六分間)を放映している。
薬師如来坐像は、一木造り約二十センチの大きさで、表面には漆の上に金箔が施され、写実的な衣紋や体のバランスに目を見張るものがある。これらの特徴から鎌倉時代中期の作品とみられる。
一方、十二神将像は、いずれも四十センチ前後の高さだが、構造や彩色、切り金などの技法・作風・表現からして、鎌倉前期から中期に多くみられる作品の中でも、造形的に優れた仏像と賞される。
特別展は今月末までだが、十七日午後一時半から大津市歴史博物館学芸員の寺島典人氏のギャラリートーク「金剛輪寺の十二神将像」が企画展示室で開かれる。無料だが入館料は必要。申し込みなど詳しくは同博物館(TEL0749―37―4500)へ。










