能登川博物館で平和祈念展
◇東近江・能登川
悲惨な戦争体験を残された貴重な記録資料とともに伝え、改めて恒久平和を祈る「平和祈念展2009」(県、東近江市、同市教委、市平和祈念展等開催実行委主催)が能登川博物館で始まった。七月十九日まで。入場無料。
八月十五日の終戦記念日を前に、なぜ戦争が起きたのか、国民がどのような被害を負ったのかを史実に基づいて問い直し、歴史認識の風化によりその多くの犠牲が決して無駄にならないよう毎年県内各地で開かれている展示で、今年は「学ぼう湖国の戦争のこと~みんなで語り継いでいくために~」をテーマに、地域の人々や子どもたちが体験した戦争を伝える三百二十点の資料が展示されている。
中でも、昭和二十年七月二十五日の早朝、ラジオ体操の帰りに機銃掃射で亡くなった東近江市石谷町の兄弟や、八日市飛行場近くに落とされた爆弾によって死傷した御園小学校の姉弟など、罪のない子どもたちが被害に遭った空襲体験地図は見る者の胸を締め付ける。
また、民間飛行場の草分け的な存在だった八日市飛行場が軍飛行場に変貌していった過程や、特攻隊員の寄宿先であった八紘荘の暮らしを再現した資料をはじめ、信楽焼で作られた地雷、手榴弾、戦地から届いた手紙などが展示されている。
さらに、こうした戦争体験を後世に伝え、平和な社会の大切さを訴える市内戦没者の個人史や絵本作家西村繁男原画展、市内中高生が制作した平和作品も展示されている。
期間中、体験しながら学べる三つのワークショップも開催される。事前申し込みが必要。無料。会場はいずれも能登川図書館集会ホール。日程などは次の通り。
▽心(くくる)沖縄三線コンサート=七月四日午後六時半~七時半。定員百人。申し込みは能登川図書館(TEL0748―42―7007)。
▽紙芝居をつくろう=七月十一日午後一時~二時。小中学生を対象に「平和」をテーマにした紙芝居を創作する。定員二十人。申し込みは県健康福祉政策課(TEL077―528―3514)。
▽西村繁男講演会「絵本と平和あれこれ」=七月十二日午後二時~三時半。定員百人。申し込みは能登川図書館(TEL0748―42―7007)。







