反対住民 合併阻止あきらめない リコール投票前の町長辞職もあり?
◇全県
近江八幡市と安土町の合併に関する廃置分合議案が十六日開かれた県議会で賛成多数で可決された。
冨士谷英正近江八幡市長は「近江八幡市と安土町の首長、議会の意思を尊重いただき、深く感謝申し上げたい。今後は、合併期日の来年三月二十一日に向け、準備を進めたい」、また、津村孝司安土町長は「両市町の思いをお汲み取りいただき、心から御礼申し上げます。今回の合併については、町内で賛否が分かれ、町外からも大きな注目を集め、町長としてその責任を痛感している。『合併してよかった』と町民に思っていただけるよう、また、新市誕生に万全の態勢で臨めるよう、粉骨砕身の覚悟で準備に取り組む」と、コメントを発表した。
十七日には県庁知事室で、嘉田由紀子知事から冨士谷、津村両市町長に、来年三月二十一から近江八幡市と安土町を廃止し、両市町区域に近江八幡市を新たに設置する廃置分合処分の指令書が交付された。今後、総務大臣への届出を経て、国の関係行政機関への通知、総務省官報告示により合併が正式決定(効力発生)する。
一方安土町では、住民の意思を問うことなく合併を進めたとして津村町長解職の是非を問う住民投票が八月三日告示、二十三日投開票で行われる。
合併の是非を問う住民投票、町長リコールの請求活動を進めて来た住民グループ「急ぐな合併、守ろう安土みんなの会」の大林宏代表は、「予想された結果。手続き上は問題が無いかもしれないが、住民が置き去りにされた。嘉田知事と県議会にはリコールの結果が出るまで議案審議を待ってもらいたかったが、うらぎられた。リコールで圧倒的多数で勝って、民意を示したい。そして町長選でも勝って、町議会解散も視野に合併しない議決を目指す」と、町長解職の思いをますます奮い立たせ、最後まで合併阻止をあきらめない決意を示した。
ただ、住民投票告示を前に津村町長が自ら辞職し、いきなり町長選挙に打って出るのではという見方もある。住民投票の結果はやってみないと分からないが、賛成多数で解職させられて町長選挙に臨むより、住民投票を避けた方が得策というのだ。そうなると、町長選挙は八月三十日、衆院総選挙とのダブル選挙になる可能性もある。






