少年野球が縁結ぶ(3)
◇東近江
福岡市少年軟式野球連盟所属の「城少レッドスターズ」(中尾正典代表)は先月二十五日、東近江市軟式野球連盟学童部所属の「玉緒レッドスターズ」(武久健三代表)を訪問し、長年温めてきた交流を現実させた。玉緒コミュニティーセンターで催された歓迎・交流会では、両チームの子供や指導者、保護者が一体となって初の対面を喜び、ゲームなどを楽しんだ。翌二十六日は、待ちに待った交流試合のほか、お別れ会で「甲子園で会おう」と再会を誓うなど、多くの思い出を胸いっぱい詰め、福岡へ旅立った。
互角勝負の交流試合
城少レッドスターズ(福岡)と玉緒レッドスターズ(東近江)の交流戦は、午前九時から長山公園グラウンドで、昼食を挟み二試合が行われた。同じようなチームカラーで、一点を争う互角のゲームを展開し、一勝一敗の試合結果となった。
交流戦一試合目は、二回と四、五回に一点ずつ小刻みに得点を重ねた城少に対し、四回に一点を返し追う玉緒は最終回、二アウト満塁と詰め寄ったが届かず、結局3対1で城少に敗れた。一方、二試合目は打撃戦を展開し、序盤に六点を挙げた城少を追い掛け、三回以降毎回得点の玉緒が6対7の一点差で勝利を収めた。
昼食では、JAグリーン近江から提供を受けた近江米をベースに、玉緒レッド保護者が用意したカレーライスに舌鼓を打ち、おいしい、おいしいと、お変わりする城少メンバーらに人気を博した。かき氷に群がる子供たちの姿から、グラウンドでの熱戦、熱気が伝わる。
お別れ会で再会誓う
交流試合を終えて、グラウンド脇に建てられたテントで、お別れ会が催された。テーブルに並べられたジュースやお菓子を食べながら、お互いの学校生活やチームのこと、野球への夢などを話し合い、同じチームの仲間と感じさせる表情を示し、打ち解ける姿は周囲を和ませた。
中尾代表の「子供らを東近江市に連れてきて良かった。お世話になりました」との感謝を受け、武久代表は「子供の友情が深まるよう末永く交流したい。今度は私たちが訪問する番」と、城少レッドの訪問を喜んだ。
子供たちは、交流での思い出や今後の抱負などを一枚の紙に書き、各チームのキャプテンに手渡し、両チームのキャプテンがまとめて交換した。お別れ会は、和やかな雰囲気に包まれ、別れを惜しむ中で幕を閉じた。
バスに乗り込んだ城少レッドの選手たちは、大きな声で「甲子園で再会しよう」と、玉緒レッドの選手に呼び掛け、窓から手を振る姿を目に焼き付けながら、長山グラウンドを後にし、福岡への帰路に着いた。両チームにとって、長い夏休みの中で、思い出に残る有意義な二日間だった。










