森本選手が結果報告
◇東近江・竜王町
聴覚障害者のオリンピック「第二十一回夏季デフリンピック」(台湾・台北市で開催)の陸上競技男子ハンマー投げで優勝した森本真敏選手(24)=竜王町山之上=が二十五日、竜王町役場を訪れ、金メダル獲得を報告した。
壮行会で「金メダルを持って帰れるようにしたい」と宣言していた森本選手。「出発前からプレッシャーで緊張していた」というものの、強い精神力と磨きあげた高い技術で、最後の六投目に61・08メートルを記録、大会記録と自身の持つ世界ろう記録を塗り替えた。
同役場一階ロビーで開かれた報告会で、竹山秀雄町長は「森本さんの活躍は町民にとって誇りであり、金メダル獲得の偉業から喜び・感動・勇気、そして大きな元気をいただいた。最後の一投にかける集中力や決断力からも多くを学ばせてもらった」と語り、町職員約五十人とともに「金メダルおめでとう」と手話で表現した。
報告会に同席した母・満子さんと姉・真奈美さんを前に、森本選手は「家族が台湾まで応援に来てくれて、とても力になった」と感謝し、台湾の新聞で優勝が大々的に報道されたことから街に出るとサイン攻めにあったエピソードも明かした。
世界王者として追われる立場となった森本選手の次なる目標は、四年後、憧れの室伏広治選手が金メダルを獲得した同じ場所で開かれるアテネでのデフリンピックで、金メダルを取ること。
光り輝く金メダルを首にかけ「半年ぶりに61メートルを越え、今年か来年には、63メートル(自己ベスト=日本ろう記録63・25メートル)を越えられると確信できる結果だった。これからも自己記録を更新していきたい」と、笑顔の奥に自信をのぞかせた。







