7~9月期の大津景況
◇大津・大津市
「景況感は底打つも極めて低い水準で推移」とする七月―九月期の企業景況調査を、大津商工会議所がこのほど発表した。
調査結果を示す指数としてDI指数(景気動向指数)を採用している。DI指数は実数値などの上昇率を示すものでなく、強気、弱気などの経営者マインドの相対的な広がりを意味する。
景況感は、過去最悪となった平成二十一年一月―三月期を底にして前期、今期と二期連続で改善したものの、DIは極めて低い水準で推移している。
昨年来、売上減少傾向が続いており、採算の悪化から資金繰りが悪化している。雇用面でも過剰感が続き、厳しい状況である。
業種別にみると、卸売業、小売業の業況はやや持ち直したが、製造業、サービス業は再び悪化し、業種ごとに違いがみられる。
【業況判断DI】前年同期比でみた業況判断DI(「好転」―「悪化」)は極めて低い水準は、極めて低い水準だ。一月―三月期のマイナス五八で底を打ったとみられ、前期がマイナス五四、今期がマイナス五一と、その後は極めて低い水準で推移している。
業種別にみると、卸売業、小売業の業況はやや持ち直したが、製造業、サービス業は再び悪化した。
【売上DI】前年同期比でみた売上DI(「増加」―「減少」)は、全産業で低迷が続いている。前々期、前期に大幅悪化したマイナス六九から今期はマイナス五九と悪化幅は縮小したが、売上の低迷が続いている。業種別にみても全ての産業で売上の減少が続いている。
【採算DI】前年同期比でみた採算(経常利益)DI(「好転」―「悪化」)は悪化幅が縮小した。前期のマイナス五五から今期マイナス四七と悪化幅が縮小している。「採算(経常利益)水準」指数(「黒字」―「赤字」)は前期マイナス三一から今期マイナス二二と赤字企業が減少した。業種別にみても、全般に悪化幅が縮小している。
【資金繰りDI】三か月前比でみた資金繰りDI(「好転」―「悪化」)は低調に推移。前期のマイナス二六から今期マイナス二三と低調に推移している。これは昨年来の業績・採算の悪化から金融調達がやや困難になっていて資金繰りが悪化しているものとみられる。業種別にみると、すべての業種で悪化が続いている。
【従業員DI】前年同期比でみた従業員DI(「不足」―「過剰」)は過剰感が和らいだ。前期のマイナス一一から今期マイナス七と過剰感が和らいでいる。業種別にみると、製造業と卸売業で過剰感が和らいでおり、小売業ではプラス一一と不足感が出てきている。





