同級生や地域住民約200人が声援
◇東近江・日野町
頑張れば夢は叶う―。カナダ・バンクーバー冬季五輪スキーフリースタイル女子モーグル競技日本代表に内定している日野町大窪出身の伊藤みき選手(22)=中京大学四回生=が二十七日、日野公民館での「壮行会」(主催=日野町、日野町体育協会、伊藤三姉妹を応援する会)に集まった約二百人とともに輝かしい新年を予感させる素敵な時間を過ごした。
ワールドカップ転戦中のわずかな時間をやりくりして帰郷したみき選手。中学校時代の同級生である瀧本真奈さんと村田直美さん、安田有仁子さん司会進行のもと、壮行会では、曳山囃子方交流会による生演奏に合わせて入場し、小中学校時代の同級生や地域住民ら約二百人が待つ場内を目にした途端、みきスマイルが弾けた。
藤澤直広町長や杉浦和人議長に続き、伊藤三姉妹を応援する会の門坂剛会長が「勝ち負けではなく、自分自身の滑りにこだわり、楽しくかつ悔いの残らない大会にしてほしい。町民が一致団結して伊藤選手にパワーを送り続ける」と激励、伊藤選手の地元・双六町の岡賢一町代も「目標に向かってまい進するみきちゃんの笑顔にすごく元気付けられる。みきちゃんスマイルで世界を相手に頑張ってほしい」と熱いエールを送った。
母校の日野小学校児童会から金色の千羽鶴などを受け取り、応援の輪の広がりを実感したみき選手は「この応援が励みになり、また頑張れる。日野町に戻ってくると、温かく安心した気持ちになる」と感謝し、「けがも自分にとっては必然的なことで、乗り越えたからこそ充実した日々が送れ、いい状態で少しずつ準備ができている」と現況を報告した。
故郷をこよなく愛するみき選手らしく、近江日野商人を例に出しながら「大きな業績よりも小さな一つひとつの店を束ね、世間の信頼を得て成功した近江日野商人のように、私も小さな一歩を積み重ねて、それを大きな成果につなげられるような選手になりたい。そして、最高の滑りで最高のガッツポーズを決め、日野町にいいお土産を持って帰れるように頑張ります」と、四年前よりも強い決意をにじませた。
母・敦子さんは「あづさ、さつきの二人にも夢の実現に向かい、最後まで頑張ってほしいと思っている。冬季五輪が終了しても、まだまだ競技生活は続く。常に感謝の心を忘れず、ふるさと近江日野商人の精神で、素直に謙虚に取り組んでほしい」と語り、祖母・福永久さんと妹・さつき選手とともにみき選手の晴れ舞台を見守った。
会場には、現地応援ツアー参加者に託される横断幕にメッセージを書き込むコーナーも設けられ、百人以上が「コブを楽しんできてください」や「はばたけ高く美しくバンクーバーに最高の笑顔を」など思いを寄せた。
来年一月四日に日本を発つみき選手は、北米での五連戦をポイントに置きながら、究極の自己表現の場に照準を合わせていく。








