平成25年度まで 守山・金森・丹堂川 石積み護岸や植栽、遊歩道を整備
◇湖南・守山市
ホタルの乱舞する水辺空間をもっと身近に―。守山市は平成二十二年度から、「水辺遊歩道ネットワーク事業」を中心市街地を流れる守山川、金森川、丹堂川で本格的に着手する。この事業は、コンクリート三面張りの構造から、同市の名物・ゲンジボタルをはじめとする生物が生息しやすい川に改修する。さらに官民協働で維持管理し、自然環境と共生するまちづくりへの取り組みを進めるもの。
守山市の中心市街地を潤す河川は比較的流れが穏やかで、かつ分流・合流が入り組んでおり、ゲンジボタルが多く飛び交う姿を見ることができる。
同事業で改修するのは、丹堂川と金森川については、JR守山駅西口側の「銀座通り」と「ほたる通り」の間の二百―二百四十メートル。守山川については、中山道辺りから琵琶湖方面へ百―二百メートルを予定している。
水辺のイメージは、コンクリート三面張りで無機質な空間を、自然石間にホタルが土まゆをつくりやすい石積み護岸に改修し、川辺には植栽し自然の姿に近づける。さらに沿道に水辺に降りられる階段や休息場所を整備し、水辺に親しみやすい空間を演出する。
着工までのスケジュールは、行政と住民が遊歩道や河川整備について意見交換した後、実施設計を行う。着工時期は、金森川=平成二十二―二十三年度、丹堂川=二十三―二十四年度、守山川=二十四―二十五年度。
同市都市再生推進課は「一か所でも多く、ホタルが自生できる場所をつくり、潤いのあるまちづくりにつなげたい」と期待する。
守山市のゲンジボタル 古くからゲンジボタルの群生地として知られ、戦後は農薬や家庭排水による水質悪化や水源減少で絶滅。昭和五十六年から人工放流が始まり、現在では下水道や低農薬農業の普及、住民の働きかけで復活した。









