「3期連続改善するも足踏み状態」
◇大津
大津市商工会議所はこのほど、「三期連続改善するも足踏み状態」とする平成二十一年十―十二月期実績、二十二年一月―三月期見通しの景況調査報告書をまとめた。
調査結果を示す指数としてDI指数(景気動向指数)を採用している。DI指数は実数値などの上昇率を示すものでなく、強気、弱気などの経営者マインドの相対的な広がりを意味する。
それによると、景況感は、三期連続改善したが、業況判断DIはまだ低い水準で足踏み状態にある。昨年来、売上減少・採算悪化傾向が続いており、先行き不透明感から設備投資計画は低水準であり、厳しい状況が続いている。
さらに業績・採算の悪化から資金繰りが悪化している。製造業や建設業で業況が改善した一方、卸売業、小売業は悪化するなど業種による隔たりも大きい。
▽業況判断DI(前年同期比)=三期連続改善するも低水準である。「前年同期比でみた業況判断DI(全体)」(「好転」―「悪化」)は、平成二十一年一月―三月期を底にして三期連続改善したが、今期もまだマイナス四四と低い水準にある。需要が少し回復した製造業や建設業で業況が改善した一方、デフレ傾向で卸売業、小売業は悪化するなど業種による隔たりも大きい。
▽売上DI(前年同期比)=すべての産業で大幅減少が続く。「前年同期比でみた売上DI(全体)」(「増加」―「減少」)は、前期のマイナス五九から今期マイナス五七で売上の低迷が続いている。業種別にみてもすべての産業で売上の大幅減少が続いている。
▽採算DI(前年同期比)=卸売・小売業で悪化傾向が顕著である。「前年同期比でみた採算(経常利益)DI(全体)」(「好転」―「悪化」)は、前期のマイナス四七から今期マイナス五五と再び悪化幅が増加した。業種別にみると、販売価格の下落(デフレ)傾向から卸売・小売業で悪化傾向が顕著である。
▽資金繰りDI(3か月前比)=悪化が続く。「三か月前比でみた資金繰りDI(全体)」(「好転」―「悪化」)は前期のマイナス二三から今期マイナス一五と悪化傾向が続いている。中でも長期借入がやや難しくなっているのは景気の先行き不安の影響とみられる。業種別にみると、卸売業が厳しくなっている。
▽従業員DI(前年同期比)=過剰感が和らぐ。「前年同期比でみた従業員DI(全体)」(「不足」―「過剰」)は前期のマイナス七から今期マイナス四と過剰感が和らいでいる。業種別にみると、製造業は再びマイナス四〇と人員過剰感が高まったが、小売業ではプラス二〇と人員不足気味となっている。





