滋賀報知が抽選ペア10組へ招待券
◇湖南・守山市
守山市水保町の佐川美術館は、「追悼展 平山郁夫|平和の祈りー」を八月一日まで開催している。同館は、日本画家・平山氏の作品を国内最大級の規模で所蔵することで知られる。
追悼展では、画業の集大成といえる「大唐西域画」を中心に、同氏が見つめ続けてきたシルクロード各地の風物、そして決して戦場の光景を描かなかった同氏がとくべつな思いで制作した代表作「平和の祈りーサラエボ戦跡」を公開し、作品に込められた「平和の祈り」をひも解き、在りし日をしのぶ。
「大唐西域画」は、西遊記のモデルとなった中国唐時代の僧、玄奘三蔵がインドへ仏典を求めた旅が再現されている。長安の朝の情景から始まり、夜の情景である「ナーランダの月 インド」で締めくくられている。
また、「平和の祈りーサラエボ戦跡」は、同氏が、民族紛争のあったボスニア・ヘルツェゴビナ共和国の首都・サラエボへ、国連親善大使として訪問した際に取材したもの。戦場跡でスケッチをしていると、いつの間にか意外に明るい表情をもった子どもらが集まってきたという。
広島で被爆体験のある同氏は「サラエボは、画家としての私に、どんな境遇や環境であろうと、平和を祈る作品を描き続けなければ、と改めて覚悟させた」と振り返っている。
平山氏は昭和五年六月十五日、広島県瀬戸田町(現尾道市)生まれ。東京美術学校(現東京芸術大学)で前田青邨に師事。広島での被爆体験と後遺症に苦しみながらも、平和の祈りや仏教伝来の道をライフワークとした制作活動を展開。文化遺産保護の積極的な取り組みは国内外から高い評価を受けた。平成二十一年十二月二日、七十九歳で永眠。
同展の入場は、一般千円、高大生六百円、小中生三百円。問い合わせは同館(077-585-7800)まで。
なお、滋賀報知新聞社大津本社は読者プレゼントとして、同展の入場券を抽選でペア十組に進呈します。希望者は二十五日までに〒520-0044大津市京町四丁目5-23、滋賀報知新聞社大津本社へ。







