23日の県政報告会で出馬表明の可能性も 宿命のライバル、林氏と火花散らすか
◇全県
与党の民主党、野党の自民党の二大政党に対し、第三の極として注目を集めているのが「みんなの党」(渡辺喜美代表)―。七月の参院選滋賀選挙区(改選数一)に、同党が公認候補として県議(無所属、二期)である蔦田恵子氏(48)の擁立に動いていることがわかった。渡辺代表から、再三にわたり出馬の要請を受けている蔦田氏は本紙取材に対し「(出馬の可能性は)一〇%」と揺れ動く心境を語った。同氏は二十三日に大津市内で開く県政報告会で、なんらかの態度表明を行うものとみられる。【石川政実】
この七月の参院選滋賀選挙区には、民主党から現職の林久美子参院議員(37)、自民党から新人で公認会計士の武村展英氏(38)、共産党から新人で党県委員会書記長の川内卓氏(54)が出馬の予定だ。この中に割って入ろうと、みんなの党が、白羽の矢を立てたのが蔦田氏だった。
同氏は、平成元年から十四年間、アナウンサーとしてびわ湖放送でニュース番組や政治、経済、環境、女性問題などをテーマとした特別番組などを担当したことで、全県的な知名度を誇る。十五年に県議会議員に初当選、十九年に県議会議員に再当選した。しかし、蔦田氏が県議会の自民党会派に入ろうとしても、その人気をやっかむ勢力があり、無所属議員として不遇をかこつことになる。
そんな自民党県連も七月の知事選に向け、最近になって蔦田氏に出馬要請する動きを見せたが、時遅しだった。先手を打って、出馬要請を行ったのは、みんなの党だった。
ちなみに、現職の林氏とは、びわ湖放送時代から、アナウンサー(ニュースキャスター)としてライバル関係にあり、蔦田氏が出馬すれば激しい火花を散らすことになる。現在、蔦田氏は、支持者と最終協議をしている段階で、早ければ二十三日の県政報告会で、出馬表明する可能性もある。その場合、参院選や知事選の有力候補でもあった同氏を取り込めなかった自民党県連幹部の責任が厳しく問われそうだ。
(注)みんなの党 渡辺喜美、江田憲司両衆議院議員が中心となって、堺屋太一氏、江口克彦氏、福岡政行氏らの参加も得て、昨年二月に発足した国民運動体「日本の夜明け」を前身として、衆議院解散後の同年八月に結成された。結党の精神は「脱官僚」「地域主権」。







