バリアフリー化や個室での生活 地域支援への活動も充実
◇東近江
社会福祉法人・蒲生野会の障害者支援施設あかね(東近江市小脇町)で二十一日、大規模修繕事業の竣工式が寮生とその家族、施設関係者、来賓ら合わせて約百人が出席して行われ、安全で住みやすくなった施設の完成を祝った。
築二十二年を過ぎた施設建物は、老朽化が進んだうえ、トイレの段差や深い浴槽の危険、プライバシーのない大部屋での居住、大人数の利用で狭い食堂など、年々高齢化していく利用者にとって安全面の上でも生活しずらい施設になっていたことから昨年三月、三億一千百五十万円を投じて改修工事に着手。一年かけて、利用者がグループ分けした少人数で生活できるスペースを四か所作り、利用者それぞれに個室を設けてプライバシー保護や自活に結びつく環境を整えた。また、生活の場と仕事の場を別棟に設けて寮生活に変化が保たれるように配慮した。
施設の改修により、入所定員が四十人に減ったが児童、成人とも十人程度の短期入所の受け入れができるようになるなど地域支援が充実した。また、ケアホームやグループホームの開設や就労支援事業にも取り組み、障害者が地域社会で安心して暮らしていける環境づくりを支援していく。
続いて地域の独居老人や障害者のために弁当をつくる厨房施設の改修や管理棟の増築を計画している。
午前十時半から行われた竣工式であいさつに立った井上為・蒲生野会理事長は「利用者の高齢化で、難しくなっていた生活支援が、今回の改修でできるようになった。これには地元地域や関係者の協力、職員ががんばって来たお陰だと感謝したい。期待される施設運営に一生懸命取り組んでいきたい」と喜びを噛みしめた。






