前月比で大口倒産少なく
◇全県
民間調査機関・帝国データバンク滋賀支店は、四月中の県内の企業倒産をまとめた。
それによると、負債額一千万円以上の法的手続きよる倒産は十三件、負債総額七億二、八〇〇万円で、一件あたり負債額は五、六〇〇万円となった。
前月比でみると、件数は前月より八・三%増加した一方、負債総額は九三・一%減少した。
前月の三月は、件数で六件増加した上、負債額としては十億円を超える大口倒産が二件発生したことで、件数・負債ともに大きく増加した。
これに対し四月は、件数で一件増加したものの、十億円を超える大口倒産の発生がなく、負債総額は大きく減少した。前年同月比では、件数で三〇・〇%増加した上、負債総額も一三五・六%増を示した。
前年同月は、前々年比で件数が四一・二%減少した上、負債総額についても前々年の百億円を超える大型倒産からの反動減によって九八・三%減となった。
これに対し四月は、三件増加した上、負債十億円を超える大型倒産こそなかったものの一件あたり負債が増加したことから総額が増加した。
倒産の主要因をみると、「市況の悪化にともなう販売不振や受注の減少、業界不振」など景気変動要因によるものが十一件で、前年同月比で三件増、構成比については四・六ポイント増加した。
また、前月にはなかった経営計画の失敗による倒産が二件となった。依然として景況感の悪化による倒産が多発する傾向に変わりはない。一方で、前年同月にその他要因による倒産が二件発生していたが、四月の発生はなかった。
資本金別では、「個人経営」が七件、「資本金一千万円未満の法人」は一件だった。
「資本金一千万円以上五千万円未満」は五件、前年同月比では、件数で四件増、構成比は二八・五ポイント増加した。また、「資本金五千万円以上一億円未満」および「資本金一億円超」ともに前年同月同様になかった。
負債額別では、「五千万円未満」が八件だった。前年同月比では、件数で一件増、構成比で八・五ポイント減となった。また、「五千万円以上一億円未満」が二件となり、前年同月比では件数で一件減、構成比では十四・六ポイント減少した。さらに前年同月になかった「一億円以上五億円未満」が三件発生した。なお「五億円以上十億円未満」の大口倒産および「十億円以上」となる大型倒産の発生は前年同月同様になく、小口倒産が多発する格好となっている。






