県内で事故24件が発生
◇全県
ヤマトプロテック株式会社(本社=東京都港区)は、特定期間に製造された同社のエアゾール式簡易消火具の不具合により、変形・液漏れ・亀裂・破裂といった製品事故が発生していることから、自主回収を実施している。
自主回収の対象商品は、同社の「エアゾール式簡易消火具(ヤマトボーイKT・FMボーイk)」で、平成十三年十一月から同十四年七月までに製造されたもの。品質保証期間は三年三カ月。製造本数は約十八万四千本。
平成十七年六月から製品事故が数件発生し、それ以降増加している。人身事故の例は、破裂に驚いた女性が転倒して冷蔵庫に頭部をぶつけてけがや破片が顔にあたりけが、飛び散った消火薬剤が目に入り洗浄、破裂したときの音で耳鳴り、破裂に驚いた男性がキッチンの角に胸部をぶつけろっ骨を骨折、女性が破裂した時の音で耳鳴りと飛散した容器の破片で右手に切創りなど。
製品事故件数(今年六月二十日現在)は三千二百二十二件(うちけがを伴う人身事故は九件)で、滋賀県内でも二十四件発生している。
事故原因について、同社は充填薬剤に対する内面塗膜の耐薬剤性が良くなかったところに設置環境(高温になる場所など)などの条件が重なり、充填薬剤による容器への腐食が始まり、この腐食反応で発生した水素ガスにより徐々に容器内圧が高くなり、製品事故に至ったものと推測。
これまでに新聞社告・折込チラシ・戸別配布チラシ・自社ホームページを通じて自主回収に努め、今年六月二十日現在で六万七百五十六本、率にして三三%を回収した。
生命にかかわる重大事故は発生していないが、時間の経過に伴い事故が増加する懸念があり、過去の事故発生傾向から気温が上昇する夏場に事故が多発しているという。
未だ回収に至っていない不具合品の破裂による不慮の事故を未然に防ぐため、台所のシンクの下やガスコンロの側、引き出しの中、物置、掃除用具入れ、出窓の上など意外な場所への置き忘れのほか、缶の膨らみや亀裂、液漏れといった兆候に注意するよう呼び掛けている。
相談窓口は、ヤマトプロテック株式会社お客様相談窓口(フリーダイヤル0120―801―084)。受付時間は月曜~金曜日午前九時から午後五時まで。






