家庭生活と仕事の両立
◇全県
県は、母子、父子家庭の子育てや生活支援につながる「ひとり親家庭等在宅就業支援事業」を七月からスタートさせた。
県内のひとり親家庭は約一万三千世帯(母子家庭約一万一千八百世帯、父子家庭約千二百世帯、平成二十一年四月現在)あり、その数は年々増加の傾向にある。特に母子家庭の年間勤労収入の平均は全世帯平均の半分にも満たないという経済的にも大変厳しい状況にある。このため、ダブルワーク、トリプルワークと仕事を掛け持ちして家計を維持している母子家庭の母も少なくない。また、母子家庭や父子家庭の親は、ひとりで子育てと家事、生計の維持を担わなければならず、家庭生活と仕事の両立を図ることが大きな課題となっている。
同事業は、このような課題の解決に向けた取り組みの一つとして、家庭と仕事の両立を図りやすい働き方である在宅就業の拡大に向けた環境整備を図ることを目的に、国の子育て支援対策臨時特例交付金(安心こども基金)を活用して、ひとり親家庭等の在宅就業を推進する。洋服のリフォーム・リメイク事業について、業務の開拓、仕事の品質管理、従事者の能力開発、従事者に対する相談支援等の一体的な取組を行うもので、事業は県が業務受託した(株)農環が実施する。
受講対象は、県内在住のひとり親(母子家庭、父子家庭の親)、寡婦、障害者で、ズボン・スカートの裾上、ジャケット脇・肩直しなど洋服のリフォーム技術の習得、リメイク技術の習得と応用訓練に取り組む。
実際に受注品をリフォームしたり、リメイク作品を作成しながら指導をし、技術力を高める開業セミナー、環境セミナー、商品販売用のホームページ作成セミナー等も行う。
訓練の場所は、服のリフォーム・リメイクスクール縫工房(栗東市)。受講料は無料で、月額一万五千円~三万円の訓練手当が支給される。無料託児も可。問い合わせは、県健康福祉部子ども・青少年局(TEL077―528―3554)へ。






