平和祈念館拠点に核廃絶や戦争体験の継承へ
◇全県
「こがあな いびせえ(怖い)こたあ、ほかの誰にもあっちゃあいけん」。この六日、広島市で行われた平和記念式典で秋葉忠利市長は被爆者の声を広島の方言を使って平和宣言を読み上げた。この式典には、原爆を投下した米国のルース駐日大使や、潘基文・国連事務総長も初参列した。
このように核廃絶に向けた国際気運が高まる中、今年も六十五回目の終戦記念日「八月十五日」がやってくる。 (財)県遺族会(松井尚之会長)では十三日、「第二十九回慰霊と平和祈願リレー行進」を繰り広げる。
午前九時から県庁前で南史朗・県健康福祉部次長に「戦後は、はや六十五年が過ぎたが、わが国は平和と自由の恩恵を享受し、発展を遂げることが出来た。これは、先の大戦で命を国に捧げた全国二百五十万、県下三万余の戦没者の尊い礎(いしずえ)の上に築かれていることを忘れてはならない」と訴えるとともに、「後世に 戦争の体験や戦争の悲惨な思いを継承する平和祈念館が、平成二十三年度に、東近江市に設置されることとなり、お礼を申し上げる」とする慰霊と世界恒久平和への要望書を手渡す。
その後、草津市役所(手交式午前十時三十分~十時五十分)…栗東市役所(十一時二十分~十一時四十分)…守山平和の像前(午後零時十五分~零時三十五分)…野洲市役所(一時四十五分~二時五分)…近江八幡市役所(二時三十分~二時五十分)…東近江市の八日市文芸会館(三時三十分~四時)などで要望 書を手渡した後、彦根市の県護国神社に五時ごろ到着の予定。約千人の参加が見込まれている。
また、県護国神社では十三日から十五日の三日間、境内で「第三十四回みたま祭り」が営まれる。今日の平和の礎になった県下の戦没者三万余人を慰霊する。海外戦跡遺骨収集写真展や戦跡巡拝記録映画上映も予定されている。







