世界最高の豪華キャストで公演
◇大津
今年も感動のステージをラインアップするびわ湖ホール(大津市)だが、中でも注目されるのが、今秋予定されている創立二百五十年の歴史を誇るイタリアの名門歌劇場「ボロー二ャ歌劇場」びわ湖公演だ。
二〇一一年はイタリアの国家統一からちょうど百五十年を迎える記念すべき年である。九月十日、十一日の公演では、そのような年にふさわしい二つの名作を、百年に一人のテノール歌手といわれるフローレス、欧米で大ブレイク中のスーパー・スターのカウフマンをはじめとする豪華キャストで届ける。
初日の世界一ポピュラーな「カルメン」は、世界で一番ユニークな演出で楽しませてくれる。今、話題沸騰中のアンドレイ・ジャガルスによるカラフルでポップな舞台は、「カルメン」でお馴染みの一九世紀初頭のスペイン・セヴィリアから一転して第二次世界大戦後のカストロ政権下のキューバへ飛ぶ。
キャストには、世界各地の主な歌劇場で引っ張りだこの存在のテノール、ヨナス・カウフマンがドン・ホセを演じる。そしてカルメンには映画女優出身で彗星のごとくオペラ界に登場したグルジアの名花ニーノ・スルグラーゼがキュートで魅力あるカルメンを披露する。またカルメンを虜(とりこ)にするエスカミーリョは、ブロードウェイで名声を確立しながらもオペラ界でも熱い注目を浴びているパウロ・ショットが演じる。
二日目の「清教徒」は、上演が難しい男性最高音が登場するオペラで、本場イタリアでめったに上演されることのない名作。百年に一度のテノールといわれるフアン・ディエゴ・フローレスと、ヒロインにはリッカルド・ムーディの秘蔵っ子としてデビューし、今や押しも押されぬスターの階段を登る歌姫デジレ・ランカトーレが共演。観客を一七世紀英国の物語へ、美しい装置の新演出で誘う。
問い合わせはびわ湖ホール(077-523-7136)。公式ホームページhttp://www.biwako-hall.or.jp/










