日野町連合青年会と蒲生西・東小が 義援金
◇東近江・日野/蒲生
自分たちにもできることがあるのではないかと、東北関東大震災の被災地また被災者に思いをはせ、募金活動など行動を起こす若者たちが増えている。人間関係の希薄化が叫ばれ、震災により戦後最大の国難に直面しているとの見方もある日本に、希望の光が差し込む。
●日野町連合青年会
日野町連合青年会は二十三日、西大路ユースクラブとともに取り組んだ募金活動で寄せられた義援金四十七万九千二百五十三円を、日野町社会福祉協議会へ手渡した。
昨年十一月に出場した全国青年大会合唱の部で、宮城県の青年団と出会った。同青年会の橋本昌明さんは「同じ青年団仲間として、何かできないかと考え、現地には行けないけれど募金ならできるので、やれることならやってみようと思った」と他のメンバーに募金活動を提案し、段ボールで募金箱を作った。
同青年会そろいのパーカーを着て、十九、二十、二十一日の三日間、西大路ユースクラブメンバーも含めて総勢十七人が平和堂日野店とニューライフ日野店前にわかれ、午前と午後の一日二回募金を呼び掛けた。
「青年団を知らない人からも『ありがとう』と声を掛けてもらい、握手までしてもらった。人の温かみを感じた」と、同青年会事務局長の篠田景古さんは現代に息づく助け合い精神をかみしめる。
日野に住む息子を頼りに避難してきた福島県の男性から「募金活動をしてもらって、すごくうれしい」と話し掛けられたという中村保文会長。「こんなに集まるとは思っていなかった。一人ひとりができることをして被災地を支えていこうとする意識が高い。一人でも多くの人を救えればという気持ちの表れだと思う」と、義援金への思いの重みを語る。
義援金を受け取った同協議会の藤澤政男会長は「いち早く若い力で立ち上がっていただき、頼もしい限り。温かい善意の気持ちを広げる力にもなった。復興は長期戦。これからも助け合いの心と支援の輪が広がるよう、力を貸してほしい」と協力を求めた。
●蒲生西・東小学校
蒲生西小学校の代表委員会は二十四日、全校児童と教員の協力を得て集めた義援金九万六千二十七円を、東近江市社会福祉協議会蒲生支所地域福祉担当の青木有美さんに手渡した。
阪神淡路大震災を知らない世代の児童が、初めて目の当たりにした東北関東大震災の惨状と自然の脅威。五年生では、被災地の現状を知り感じたことを日記に書く宿題が出された。その中には「募金活動をしたい」と記されていたり、義援金を手に登校した児童もいたという。
そこで、三~六年生の代表委員で構成する代表委員会が募金活動を計画。十七日には、給食の時間に校内テレビを使って全校児童へ協力を呼び掛けた。
六年生が卒業した後は五年生が中心となって取り組み、二十二、二十三、二十四日の三日間、午前七時五十分から八時まで児童昇降口で「募金をお願いします」と声を張り上げた。
「やりがいがあって、みんなの思いやりの心を感じた」と語る五年生の竹内亮弥くん。同じく中西優真くんも「みんな協力的で良かった。災害が大きかったけど、早く元通りになってほしい」と被災地復興を祈る。また、中田美希さんは「いろんな人が募金をしてくれた。(自分たちが)生きているだけでもすごいことで良かったと初めて感じた」と、電気・水といった資源だけでなく命の大切さにも気づいた。
職員室も回った児童ら。山口龍三校長は「子どもたちと気持ちを一つにして取り組むことができた。本当によく頑張ってくれた」と、その行動力に舌を巻いた。
蒲生東小学校の児童会も一週間かけて義援金を募り、東近江市社会福祉協議会に十三万七千七十六円を寄付した。
日野町連合青年会と蒲生西・東小学校の義援金は、滋賀県共同募金会を通じて被災地へ届けられる。







