高速増殖炉「もんじゅ」の問題点など学ぶ
◇大津
原発事故を考えるビデオ上映会が十日、旧大津公会堂で開かれ、高速増殖炉「もんじゅ」をはじめとする原子力発電が抱える問題を学んだ。
この取り組みは、原発銀座である福井県に接する滋賀県民として、生活者の視点で原子力発電について正しい知識を知り、地球に優しい生活を始めようと、県内市民団体の連携する「あすのわプロジェクト」の一環で開かれた。
同会では、平成七年にナトリウム漏れ火災事故を起こし、昨年の試運転再開でも炉内装置落下事故が発生し、今もなお再開のめどの立たない「もんじゅ」の問題点について学んだ。空気や水に触れると燃えたり、爆発するナトリウムを冷却剤に使って扱いにくいことや、事故が起これば放射線が北風に乗って琵琶湖を汚染すること、維持費に一日当たり約五千万円もの巨額が投資されていることが上映を通じて紹介された。
このあとの意見交換では、県の防災計画見直しについて「十年前は原発推進派の学者による策定のようになったが、今回はそうなってほしくない」「事故が起これば被害を受けるのは地元なので、原発誘致と引き換えの優遇策は考え直す時期じゃないか」「いつ事故が起こるか分からないので、県は常時、放射線を測定してほしい」などの声が出ていた。







