江戸―昭和始めの民具
◇湖南・栗東
江戸時代から昭和始めごろまで使われた民具の「からくり」を紹介する収蔵品展、「くらしの中のからくり」が栗東歴史民俗博物館で開かれている。七月十八日まで。
同展では、現代の暮らしにも通じる昔のからくりに目を向け、その起源を知ってもらおうと企画された。
会場には、<1>水とからくり<2>農具の中のからくり<3>生活の中のからくり<4>生業の中のからくりーのテーマに沿って約五十点を展示している。
この中で、水田に水を取り込むのに使われた「竜骨車」は江戸時代前期、中国から伝来したベルトコンベアー式の揚水機だ。湖や沼など水の豊富な地域で使われ、滋賀県や東海地方でしか残っていない貴重なもの。ハンドルを回せば、ベルトコンベアーのようにつながれた箱状の竜骨板が回り、水を低い所から高い所へ送る仕組みになっている。
職場体験で訪れていた栗東西中の二年生は「複雑な動きをするからくりを作る昔の人はよく考えている」と興味深そうだった。







