大津歴史博物館でも8日から開催 近江伝来の神像、日吉社の歴史
◇大津
大津市歴史博物館は十月八日から、三館連携特別展「神仏います近江 日吉の神と祭」を開催する。十一月二十三日まで。
同展は、ミホミュージアム(甲賀市信楽町)の信楽会場と、県立近代美術館(大津市)の瀬田会場で連携して開催するもので、大津市歴史博物館は大津会場の展示になる。
大津会場は「日吉の神と祭」をテーマに、近江の寺社の中でも延暦寺の守護神として崇敬を受け、神仏が融合した独特の世界をつくった日吉の神々にスポットを当てる。
とくに同社の山王祭(さんのうさい)は、日吉の神々が里に幸いをもたらすべく一か月半にわたって行われ、滋賀県を代表する春祭りとして知られている。
展示では、神像と祭の二部構成で、一部では近江に伝来する神像、二部は山王祭を通して日吉社の歴史をひも解く。
具体的には第一部では、神社の本殿奥に鎮座するため、普段は目にすることの出来ない近江の神社の「神像(しんぞう)」約百体と、垂迩美術(すいじゃくびじゅつ)の代表的作例であり、延暦寺と日吉社の神仏習合の象徴である「日吉山王曼茶羅(ひえさんのうまんだら)」を約三十幅展示する。
第二部では、湖国三大祭である「山王祭」について、神輿(しんよ)や「日吉山王祭礼図屏風(ひえさんのうさいれいずびょうぶ)」などによって勇壮な祭の様子を紹介する。
また、延暦寺の僧兵の強訴(ごうそ)で知られる日吉社の神輿(重要文化財)二基がエントランスホールに出陳され、間近に見ることができる。
なお、関連講座として▽十月二十二日午後二時=「山王祭の魅力」(和田光生学芸員)▽十月二十九日午後二時=「神像の姿について」(長坂一郎東北芸術工科大学教授)▽十一月五日午後二時=公開討論会「山王祭について語る」(嵯峨井建下鴨神社禰宜、山口幸次氏、和田光生学芸員)を開く。
企画展の観覧料は一般千円、高校大学生五百円、小中生無料。問い合わせは大津市歴史博物館(TEL077―521―2100)まで。







